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2017年1月21日 (土)

エアウィーブが無料でアプリを配る理由

これまで「睡眠の質」を高める取組をなおざりにしていたのは「眠れない」「夜中に目が覚める」といった悩みがないこと。
そして、好奇心をくすぐるような、斬新なメソッドがこの世に存在しなかったからだ。
それに「聞くだけで自律神経が整う」CDブックシリーズで、ある程度効果が出ていると実感できたこともある。
結局は「長く寝るに越したことはない」という量的な課題しか見てこなかった。



だが、技術革新により、今そこ「質」の改善に踏み込む時が来た。
その技術革新とは、睡眠の質を記録して評価する技術の登場だ。
具体的には、スマホアプリで実現される。

ある日、新聞の全面広告で「airweave sleep analysis」が紹介されていた。
「airweave エアウィーブ」は睡眠の質を高める、ベッドに敷く高反発マットレス。2007年一般発売。

浅田真央、錦織圭、高梨沙羅、石川佳純、宮里美香などのトップアスリートが愛用しており、JR九州の「ななつ星in九州」のスウィート車両、鹿児島県「天空の森」米国のアスリート養成施設「IMG」の寮全室で採用されている。

それだけの実績があるのだから、自分も使ってみたいと思った。
だが、研究の結果、ネックになったのは「折りたたみベッド」で使えるか?ということだ。

ベッドを2つに折りたたんだ場合、エアウィーブが逆U字型にベッドをまたぎ、その上に掛け布団がかぶさる。
エアウィーブは3つ折収納のため、2か所が折れ曲がるが、真ん中は折れ曲がらない。
素材の弾力が強いので(2つ折した)ベッドに沿って曲がらない。
掛け布団の重みがかかることで、真ん中に負荷がかかり、中の素材が曲がってしまう可能性がある。
一見、問題がないように見えても、耐用年数が短くなる可能性が高いため、購入は見送ってきた。

新聞広告によると、このアプリ「airweave sleep analysis」は、エアウィーブを買っていない人でも無料で使えるという。
なんと、太っ腹な会社なのだろうと思うが、もちろん、そこには狙いがある。

アプリ使用をきっかけにして「睡眠の質」を改善しようという意識が芽生えれば、それが寝具の検討につながる。その選択肢として「枕」や「マットレス」がある。
まさに僕がそうであるように。


早速「airweave sleep analysis」をダウンロードして使ってみた。
(iPhone版のみ アンドロイド版なし)
使い方は簡単。
枕元にiPhoneを置いておくだけで、睡眠の質と量を計測する。
「睡眠の質センサー」?は電気を大食いするのか、電源に接続しないと使用できない。
寝床の近くにコンセントがないので、モバイルバッテリーにつないだところ、正常に使うことができた。


◆記録・診断項目
睡眠時間
覚醒回数
寝付きの良さ
睡眠効率
眠りの深さ
これらが正五角形のグラフで表示される。
グラフが最大の正五角形になれば、理想的な睡眠と言うことになる。

いったい、どのような技術を駆使すれば、こういったデータが取れるのか不思議だ。iPhoneには「寝息感知センサー」でもついているのだろうか。

データが測定できるということは「ビフォー」「アフター」の2点間を比較できるということだ。
「枕を変える」「マットレスを変える」「ぐっすり眠れるCDをかけて寝る」
こうした何らかの取組をした場合、その前後でデータをとっておけば、効果を目で見ることができる。

もちろん、体調などにより誤差があるし、そんなに単純じゃない。
このお調子者でも、それくらい理解ってる
だが、そこを訝っていては、せっかくの機会を見逃してしまうだろう。
ここは、自分の好奇心を信じ、乗っかってみたい。

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