個人情報のガードマン 600回使えるケシポン
日本年金機構が「ねんきん定期便」を送り始めたのは2009年。
これには、重要な情報がてんこ盛りだ。
宛名面には住所、氏名、中面には年金番号や金額。
とてもそのままでは捨てられない。
かといって年に1度は届くので、全部とっておく必要もない。
15年間、個人情報対策に孤軍奮闘してきた「個人情報はさみ」で対処するには、あまりにも切り刻む場所が多い。
そろそろ、ロケット第二弾が必要だ。
そこで購入したのが、個人家庭向けに販売されている簡易シュレッダー。
元値は2,600円だったが、1,200円程度で買えた。
見ためは横幅の広い(手動)鉛筆削りのよう。
A4サイズの紙が縦方向に差し込むことができる。
横についているハンドルを回すと、刃が紙を噛みこんで、紙がくずになって下のくず受けに溜まる。
結論から言うと、1ヶ月もせずに押し入れに仕舞い込んだ。
滅多に使わない器具が、いつも目の前にあるのが目障りだからというのもある。
だが、決定的な理由は「あまり切れない」ことである。
電動シュレッダーの暴力的な切れ味に慣れている身には、あまりに切れ味が悪い。
早晩、刃がぼろぼろになって、さらに切れ味は落ちるだろう。
そう思うと刃を温存するために、紙全体から「個人情報」部分を切り取ってから投入するという下ごしらえが必要になった。
これでは「個人情報はさみ」と、あまり手間が変わらない。
くずを捨てる手間はないが、その代わり、切れ味が悪いストレスはいかんともし難い。
結局「個人情報はさみ」がエースの座に戻った。
それから2年
ロケット第三弾を試す日が来た。
「個人情報はさみ」が苦手とする、メール便のタックシールから「住所」「氏名」だけを処理するグッズの投入である。
それがプラスの「ケシポンミニ」
ヨドバシドットコムで買うと398円だった。
消し幅15mmなので、住所氏名を消すには十分。
ちょっと広すぎてインクがもったいない。
インクは30m分。カートリッジ交換式でカートリッジは304円。
発売は「ねんきん定期便」が始まった翌年の2010年。
それ以降、順調に種類を増やしている。
2011年8月
ローラーケシポンワイド発売
2012年10月
大きな文字用ローラーケシポン発売
2012年2月
ローラーケシポンmini発売
2013年12月
ローラーケシポン限定デザイン北欧テイスト発売
2014年4月
ローラーケシポン限定デザイン英国テイスト発売
2015年11月
ローラーケシポン数量限定ディズニーコレクション発売
商品には「あなたの小さなガードマン」と謳われている。
確かに一転がしするだけで、下の字がまったく判読できなくなる。
ランニングコストがなければ、エースの座は間違いなし。
1つの情報が5cmとすれば、カートリッジ1個304円で600回処理できる。
(1回0.5円)
ずいぶん長く使えそうである。
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