手元にペースメーカー
10:30スタート
スタートラインまでは20mほどしかない。
スタートラインをまたぐところで「ForeAthlete 735XTJ」をスタートさせる。
735XTJのデビュー戦である。
今回のレースでは「4画面表示」と「バーチャルパートナー(以下VP)」を使う。
VPはインストールするアプリではなく、735XTJに標準で付いている機能。
■バーチャルパートナー設定方法
▼電源オン
▼タイマーキー
ラン表示に変わる
▼Vキー
▼アクティビティ設定
▼トレーニングページ
▼バーチャルパートナーオフ
表示がバーチャルパートナーオンに変わる
▼Vキー
▼ペース
▼∧Vキーで「分」「秒」を設定
ここで仮に6分20秒と設定した場合[start]から現在地までのペースが計算されて、画面下に表示される。
画面上には「6分20秒ペースのVPに対して何秒遅れているか、速いか」が表示される。
中央にはVPと自分の絵が表示される。
+10秒、-15秒のように±が表示されないため、一瞥した時に速いのか遅いのかがわかりづらい難点があるが、レースにおいては夢のような機能だ。
マラソンでは「4時間ペース」「4時間30分ペース」といったペースメーカーが走る大会があるが、大概は30分刻み。
(長野マラソンは15分刻みだった)
間隔の刻みが大きいので、なかなかお目にかかることがない。
1度だけ「長野マラソン」でペースメーカーを見つけた時は、ずるずる落ちそうになっていた終盤をペースメーカーに付くことで、じり貧レースにならずに済んだ。
735XTJのVPを使えば、手元にペースメーカーが居ることになる。
それを頼りに自らを叱咤できる。
2014年の長野マラソン以来「後ろから来たランナーに足を踏まれる」恐怖症のため、後方に位置を取り、ゆっくりと河川敷コースへと出て行く。
他のランナーたちは一斉に飛ばしていき、置き去りにされる。
いつもの光景だ。
前半を抑えて走り、前半より後半のタイムを速くする「ネガティブスプリット」は2012年頃からマラソン専門書で語られ始めた。
今では日本陸連ですら「ネガティブスプリットで走るランナーを育成する」方針を打ち出しているというご時世だが、市民ランナーはあまり本を読まないらしい。
最後方から、1人1人捕らえて抜いていくレースになるな・・
この時は、そう独りごちていた。
どうせならば、本当に最後尾からというのも一興と、後ろを振り返ると、はるか後方に青シャツのおじさんが1人いるだけだった。
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