また1つテクノストレスが減る
佐藤 一郎 様
いつもお世話になります。
総務部の鈴木です。
このようにして、メールは始まる。
毎日毎日、来る日も来る日も
このスタイルは変わらない。
それは仕事に「電子メール」が登場してから20年の歳月を経て、日本社会の中で徐々にできあがっていったものだからだ。
いくつかの「お約束」がある中で、すべてのメールにおいて必ず登場するものがある。
佐藤 様
佐藤部長
プロジェクト各位
これら「宛名」である。
中でもメールは個人宛てに出すものが大半であり「**様」の尊称で書き始めるメールが圧倒的に多い。
1日に10通出せば10回
100通出せば100回である
この書き始めの1行を書くだけでも、それなりの時間がかかる。
「さとう」と入力して変換
「いちろう」と入力して変換
「さま」と入力して変換
すべての変換が第一候補だったとしてもキー押下は「18」
標準的なビジネスマンが10秒で押下できるキー数と同じ。
つまり人は、宛名に10秒をかけているということだ。
さて10秒かけて入力した宛名だが、ただ入力しただけでは表示はこのようになる。
佐藤一郎様
これでは名前と尊称がくっついていて、いかにもなおざりな印象がある。
そこで姓と名前、名前と尊称の間ににスペースを入れる。
佐藤 一郎 様
繰り返し入力する語句はすべて単語登録しており、名前は姓と名の間にスペースを入れて登録している。
したがって「さとう」で変換すれば「佐藤 一郎」が候補表示される。
「様」の前に置くスペースも登録しており「 様」を「さま」という読みで単語登録してから5年になる。
ところが、これもストレスに感じるようになってきた。
現在使っているATOKでは「さま」と入力すると「様」が候補として上位に来ることがあり、スペースキーを1回押下する手間が生じる。
次は「様」と「 様」どちらが出るのだろう?
これが1日に100回「**様」宛のメールを出す場合、100回のストレスになる。
そこで、運用を変えることにした。
「sm」という読みで「 様」が出るように登録。
「さま」で「 様」が出る登録はそのまま残す。
「さとう」と入力して変換
「sm」と入力して変換
これでまた、少しだけテクノストレス(古い)が軽減される。
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