不思議な動きをするマラソンの心拍数
250人の最後尾を走っている。
これが小学校のマラソン大会だったら、かっこ悪くて洒落にならない。
だが、今の僕は違う。
徐々にペースを上げて、君たちを追い抜くから待っていなさい。
そう余裕をかましつつ、まずは目の前の一分に集中していく。
2km過ぎ
「これくらいは、ムリじゃないよね」
そう心臓と相談していると、上げようと思っていなくても、少しずつペースが上がってくる。
お、いいんじゃね?
レース序盤の嬉しい瞬間だ。
そこに、落ちてきた推定20台の女性を捕らえる。
別に彼女にしてみれば、落ちたつもりはなく、ずっとそのペースだったのかも知れない。
この時点でそのペースでは、ここから先の道のりは厳しいな
一瞬そう思うが、人のことを思いやっている立場でもない。
なにせ現在「ブービー」を走っているのが事実だから。
3km過ぎには、先の青シャツのおじさんを捉える。
後ろにぴたりと付かれるのは嫌なので、左右に3mほど離れたコースを取り、少しだけペースを上げる。
どたどたと鳴っていた足音は、次第に遠ざかっていった。
こういうのをマラソンでは「余計な力を使う」という。
従ってレース本番ではやらない。
4kmほどでカラダが暖まって来たようで、自然と速度がレースペースに乗った。
これは悪くない。
カラダが暖まる=ATペースの心拍数に上がると言うことだ。
心拍数については、まだよくわからない。
練習では140までしか上がらないことが多いが、レースではいきなり150くらいまで上がってくる。
初めて心拍計をレースで使った長野マラソンでは、その上がり過ぎた数値を見て慌ててしまった。
現時点の認識としては「無理をせずに150くらいまで上がってくるのは悪いことではない。すぐに上がってこないのがいいのか悪いのかはわからない」である。
「WRJ新春ランニング感謝祭」ではエイドは1カ所の両側に設置される。
2往復のレースなので、レース中に立ち寄ることができるエイドは4箇所ということになる。
いつものレースは「グリップ給水ボトル」に「マイスペシャルドリンク」を入れてくるが、今日はいつも練習で使っている300mlのペットボトル。
それに「WINZONE ENERGYxENERGY」をOS-1で割ったドリンクを入れてきた。
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