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2017年2月17日 (金)

Rev.from DVL解散

日本には解散という言葉がある。
解散とは、ある条件で集まっている集合体があり、何らかの理由で、ある日を境に袂を分かつことを言う。
別れなので、一般的には悲しいものだ。
だが、私たちの身の回りでそれほど機会が多くはない。


衆議院の解散
大の大人が万歳をして(表面上)喜び、メディアは気色ばみ、政治家に取り巻いて食べている人は、鉢巻きを締める。
そこに悲壮感はあっても、もの悲しさはない。


年金基金の解散
会員からお金を集めて運用していたが、運用に失敗して「ごめんなさい」してしまう。
老後資金として、疑いもなく当てにしていた人たちは、途方に暮れる。
悲しいというような生やさしいものではなく、悲愴である。


世間の大多数の人にとっては、一生関係のない「解散」
ただ唯一、そこにシンパシーを感じるのが音楽団体(以下グループ)の解散である。

フレディ・マーキュリーが死んで、事実上の解散となったQUEENのようなケースでは、悲しくてしかたないが、それはもう確定したことで、仕方がないと受け容れるしかない。

応援する者にとって受け容れがたいのは、全員が存命で、病気・怪我などのやむを得ない事情でもなく、ファンの知り得ないところで決定される「解散」である。

そのグループのライブに通い、音楽や映像で日々の暮らしを癒やし、その勇姿の上に、自らの日常にはない華々しさを投影して来た。
それが、ある日を境にその活動が止まってしまう。

呆然とする
途方に暮れる
涙にくれる

その対応は、その人がどれだけの比重でそのグループに共感していたかによって、様々だ。



2月6日
いつものメールマガジンが届く

(以下引用)
本日よりRev.from DVL ベストアルバム『NEVER SAY GOODBYE ~arigatou~』WEB盤の予約受付が開始となりました!
記念に残る特典付きのスペシャルセットや、購入者限定イベントなど、この機会をお見逃しなく!
(引用おわり)

何も事情を知らない僕は、次の一行に目を見張る。

『NEVER SAY GOODBYE ~arigatou~』WEB盤 TYPE-A(DNME-0026) 10枚セット ¥30,000

「10枚セット?」「3万円?」

昨今、アイドルグループのWeb盤アルバムでは、1枚ごとに添付される「特典券」を複数集めると「写真撮影」や「握手」といった、アイドルと直接ふれ合える恩典に預かれるという。

でもそれは「ふれ合いたい」ファンが勝手に買うものであり、通念でいえばアルバムは1枚買えば十分。
「音楽は盗み邦題」(佐野元春談)という時代においては、1枚買うだけでも立派なファンの証。
それを売る側自ら「10枚セット」を謳うとは・・

何かが間違っているんじゃないか?
誰に言うでもなく、憂鬱な気持ちになり、すぐに忘れた。

そしてその知らせは、その3日後に寄せられた。

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