ATOK2017 誤変換30%削減は本当か?
節分の夜、ATOK2017が届いた。
搬送の外箱には赤字で「早配厳禁」
満を持して、佐川急便の倉庫で眠っていたようだ。
商品パッケージの箱には「誤変換30%削減(ATOK2016との比較)」とある。
わずか1年で30%削減を謳うとは、ずいぶん自信満々だ。
今回のバージョンではいったい、どのような驚きがあるだろうか。
期待感が膨らむ。
インストールはシリアルナンバーなどを手入力するだけで、あとは機械任せ。
1度再起動すると、つづいて辞書の引き継ぎを行う。
かなりの語数を登録しているのだが、処理は一瞬で終了。
続いて、クラウドサービス「ATOK Sync アドバンス」の申込みダイアログが現れる。
そこには「ATOK Sync アドバンスの利用には、インターネットディスクの申込みが必要です」とあり、その下には「12ヶ月間50MBの無償領域を申し込む」のチェックボックスがある。
ここにチェックを入れなければ先に進めない。
では13ヶ月目はどうなるのかというのはわからない。
既にクレジットカード情報は相手の手にあるため、ある日突然請求が立つのでは?
そんなことを想像すると、怖くて申し込めやしない。
この会社らしいやり方だ。
初めに、この日のために直前まで使用していた「ATOK2013」で起きた誤変換を書き留めておいた。
ATOK2017がどれだけ改善されているかの試金石だ。
ATOK2017がどれだけ改善されているかの試金石だ。
【 凡例 】上段:ATOK2013での誤変換 下段:ATOK2017での初変換
【1】夕飯は機能の残り物(昨日の)
↓ ↓
夕飯は昨日の残り物
おぉ、一発で正しく変換した!
【2】今回気づいた字組織の問題(自組織)
↓ ↓
今回気づいた時組織の問題
これはダメだ。「自組織」という変換は存在しない。
【3】雨風呂(アメブロ)
↓ ↓
アメブロ
これは正解。アメブロ社員の皆さんは安堵していることだろう。
今「安堵」を入力した時「アンドしている」が第一候補だった。
少し不安がよぎる。
【4】交野に降りた (肩の荷下りた)
↓ ↓
交野に降りた
ダメだ。「かたのに」で変換すると第一候補は「交野に」次に「肩のに」
交野は大阪市の北東にある人口7.7万人の都市・・
そんなことを「Google先生」から学んでしまった。
「肩の荷」は候補には一切出てこない。
1度「かたの=肩の」「に=荷」で区切って変換すると、次からは「肩の荷」と出るようになるが、それでは驚きがない。
ちなみに「おどろきがない」→「驚きが内」と変換されるATOKの癖は治っていなかった。
4問中、2問不正解
それも「ATOK2013」との比較である。
パッケージに謳われていた「ATOK2016と比べて誤変換30%削減」が眉唾に思えてきた。
つづく
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