今日は利確日
今日は株の投資家にとって、1年間を通して重要な日「利確日」です。
権利確定日、略して利確日。
ただし、事実上の利確日です。
ただし、事実上の利確日です。
なんの権利が確定するかというと主に「配当」です。
配当とはなにかというと、企業から株主への利息と言えます。
業績などの事情により、企業は1株あたりの配当を決めて公表しています。
1株10円のところもあれば100円もある。
通常、日本の株式は100株単位で買うことになっていますので、配当100円の株を100株持っている株主は10,000円の「配当」がもらえることになります。
その配当をもらえる権利が確定する日が「利確日」です。
概ね、配当をもらう権利が確定するのは決算日。
つまり、事業年度の最終日です。
従って、証券取引上の「権利確定日」は3月の最終取引日。
2017年の場合、3月31日です。
ところが、ルール上権利確定日に株を買っても、権利はもらえません。
その流れは次のようになっています。
■権利取り日(2017年は3月28日)
権利確定日の3営業日前
「この日に購入しておかなくては権利を得られない日」を「権利取り日」と言います。
↓ ↓
■権利落ち日(2017年は3月29日)
権利取り日の翌営業日
「権利取り日」に買った株を「権利落ち日」に売ったとしても、権利を失うことはありません。
↓ ↓
■権利確定日
権利をもらえる権限が確定する日。
名目上はこの日が「利確日」なのですが、実際には権利取り日に買っていれば「権利落ち日」に売ってしまって「権利確定日」に、その株を持っていなくても「権利確定」するのです。
ややこしいですね。
従って、冒頭で今日が「事実上の利確日」と言ったわけです。
従って、冒頭で今日が「事実上の利確日」と言ったわけです。
配当狙いの投資家により「権利取り日」に株価は上がる傾向にあります。
そして「権利落ち日」には下がる傾向にあります。
どれだけ下がるかというと、その会社(株)の配当金額相当が目安と言われています。
例えば、配当が10円の会社ならば、権利落ち日に株価が10円下がるということです。
株投資をしていない方も、自分の会社が上場しているならば、今日明日と株価の動きをチェックしてみてください。
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