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2017年3月31日 (金)

Rev.from DVLラストライブ 赤坂BLITZ ピンクのサイリウム

ライブの開演時間が近づくにつれて緊張感が増してきた。
観客の僕がこんなに緊張してどうするんだろう。

誰かの引退、あるいはグループの解散に立ち会ったことはない。
日常においても、数多くの送別会に出たけれどそれとは違う。

苦行ではないのだけれど、ライブが終わっているだろう21時頃の自分に憧れる気持ちが少しある。
ただ楽しみなだけの行事ならば、こんな気持ちにはならないものだ。
ちなみにこの時の予測と現実は違っていた。



赤坂の駅に下りるのはずいぶん久しぶりで、佐野元春がここでライブを行った時以来だ。
ホームからは「赤坂BLITZ」の順路を示す標識が、絶え間なく続いている。
現地までは110m、これならば迷う方が難しい。


地下鉄の改札から上がったところにあるカフェに見覚えがある。
確かここで元春仲間と待ち合わせてお茶を飲んだ。
誰かと参戦するライブは気が緩んでいる。
人は気心の知れた誰かがそばにいる時無防備になり、独りの時は警戒のロープを張る。
だが、今こうして緊張しているのは、ぼっち参戦のせいだけではなさそうだ。

地上に上がり、赤坂BLITZが見えたところで、もやもやした心に踏ん切りが付いた。
ここまで来たら楽しむしかない
彼女らが笑っていてくれたら・・
湿っぽいのはやだな



小さいカウンターが設置されていて、プレミアムチケットの「記念グッズ」交換が行われている。
誰も並んでいないので、早めにもらっておく。

段ボールから取り出された記念グッズはトートバッグ。
メンバーの円陣を表すラストライブのロゴがあしらわれている。
その中に NEVER SAY GOODBYE-arigatou- Rev.from DVL と刺繍されたリストバンドが入っていた。

ライブの中でメンバーが「解散が決まってから今日のライブまで、そんなに(準備の)時間はなかった」と語っていたが、準備期間が短い中、精一杯のグッズというところだ。


「サイリウムをお配りしています」
ファンの有志らしき人たちが、ピンク色のサイリウムを配っている。
「アンコールまでは折らないでください。アンコールで場内をピンク色に染めたいと思います」
なにも応援グッズを持っていないので、ありがたくいただく。

この有志たちはプレミアム・ゾーンに陣取っていた。
恐らくファンクラブを通して意気投合した人達なのだろう。
年代的に僕よりも二回りほど若い。

つづく

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