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2017年5月の31件の記事

2017年5月31日 (水)

東京スカイツリー 当日券売り場~エレベーター

七年ぶりに俺たちは、ここ東京スカイツリーにやってきたぜ
といっても当時はまだスカイツリーは成長のさなかだったぜ



待ち合わせの場所「北エントランスのドアの所」には30分も早く着いてしまったぜ。
幹事だから、今のうちに情報収集するぜ

・今日、富士山は見えない(眺望可不可の掲示板がある)
・当日券は買ったらそのまますぐ展望台へ上らなければならない(順路なので)

当日券入り口に立っているお姉さんに現在の待ち時間を尋ねると「10分くらいですね」ということだったぜ
事前の下調べ通り、土曜の午前中は空いているみたいだぜ(甘かったが)


エントランスの外は日が差している
暑いから日陰のベンチに腰掛けていたら、今日の参加者(大人4、小学生1、幼児1)が時間厳守で集まってきたぜ
早速、当日券売り場に並ぶ
その時にいま一度、件のお姉さんに確認すると「15分くらいです」ということだったぜ


並んでいるうちに、ここ4階エントランスでは「展望デッキ(2,060円)」のチケットしか買えないことがわかったぜ
東京タワーと同じ売り方だが、面倒だからいっぺんにまとめ売りして欲しいとメンバーは異口同音に言ったぜ(この時は)


俺たちの番が来た
どこかの格安ステーキ店みたいに「テーブル毎のご精算をお願いします」なんてことはなくて、お財布が違う人ごとに買えたぜ
料金が発生するのは4歳からで、一人はタダだったぜ


チケットを買うと、そのままエレベーターへの順路に流れる
その途中に手荷物検査があったぜ
けっこうな人が集まるなソフトターゲットであり、関東に地上デジタル放送を届けるという重要施設でもあるから、そこは当然だぜ

だけど荷物を開けてるのに、さらっとしか見てない気がしたぜ
まぁベビーカーを押してる団体だからかな

エレベーターは4基あって、直前まで来るとそれぞれに仕分けられる
乗る前にはそれぞれのエレベーターに施された「江戸切子」の趣向について、男性係員から説明があったぜ
それぞれ季節の設定が異なり、俺たちが乗ったのは「夏」のエレベーター
東芝ってのが造ったんだぜ


エレベーターの中にガイドさんは乗っていないぜ
上昇し始める
「外、見えないんだ?」
「あ、思った」
俺たちの会話に他の団体もうなずいていたぜ

途中で耳がきーんとなったのでつばをのみこんでいたら「50秒」で着いたぜ
「はやっ」
と他団体の誰かが言ったけど、俺たちはスルーしたぜ
だって、説明で言ってたじゃん

つづく

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2017年5月30日 (火)

いつまでもそこにあると思うな飲食店 いつまでもありそうな東京スカイツリー

僕はかつて、東京スカイツリーに共感を重ねようとしていた。
それは僕が東京に来てから構想が発表され、建設が始まり、日々育って行ったからだ。
かつて、関門橋の橋脚が日々高くなり、やがて下関と門司にワイヤーが渡り、道路が両岸から伸びていく。
そこに寄せていた気持ちを、思い出せるのではないかと思ったからだ。


確かに少しずつ高くなっていく時はその感覚があった。
だが嵐の中の開業日、仕事を休んで足を運んだのが最後になった。

東京スカイツリーはあまりに高くて、東京のあちこちからその姿を見ることができる。
2年で半数がなくなるという飲食店とは違い、地上デジタル放送がなくなることはないだろうから、ずっとそこにあるという安心感がある。


それでも「久しぶりにどこかに散歩に行こうぜ」と仲間に声をかけると、真っ先に出てきたのも東京スカイツリーだった。


「旅の栞」は幹事の僕がつくる。
まず、東京スカイツリーのウェブサイトをしらべる。
展望台チケットは「当日券」と「日時指定券」がある。

「当日券」は曜日・時間帯により、混んでいると待ち時間が発生する。
「日時指定券」は混んでいても、並ばずに上れるが当日券よりも割高。

今回の参加者は6人であり、当日誰かの都合が悪くなった場合、チケットが無駄になるのと、当日が悪天候の場合、上っても何も見えないという難点がある。
仲間に諮ったところ全会一致で「当日券」となった。


「旅の栞」
10時 待ち合わせ
4階「北エントランス」ドアの所

展望デッキ
天望回廊

ソラマチで自由時間(50分程度?)

昼食
中華「五十番」

三囲神社

「言問団子」
墨田区向島5-5-22

15時頃解散


下は3歳児から上は60代
いろいろな意味で「無理のない行程」となった。

下調べといえば王貞治の親戚が経営する「五十番」が今もやっているか?くらい。
飲食店は「2年で半数がなくなる」と言われる。
「Google先生」に尋ねると「今はやっている」らしいと教えてくれた。
ただし、確証ではないので電話番号を控えておいて、当日事前に電話を入れてみることにした。

後になってみればこの「当日」がよかったのか、悪かったのか・・

つづく

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2017年5月29日 (月)

Rev.from DVL 解散から2ヶ月

Rev.from DVLが解散して2ヶ月が過ぎた。
橋本環奈を別格として、今後の活動が発表されたのは数名に留まっている。

個々のダンス、ボーカル能力は、今すぐ他のグループに入っても十分通用するだろう。
では、すぐに他のアイドルグループに入れるかというと、我がことのように悩んでしまう。
そうカンタンなものではない。


ラストライブ39曲3時間半
夢のような時間だった
現実なのに走馬灯
穏やかで、優しい気持ちがそこにあった


隣りのおじさんがずいぶん押してきた
前の人の「桜の枝」が邪魔で見づらかった
でも、腹が立たなかった^_^

ライブ終盤は足腰の痛みに慣れ、カラダは麻痺状態になった
それでも「目の前の一分に集中しよう」と何度も自らに活を入れた


U-NEXTが配信している「Rev.from DVLラストライブ@赤坂BLITZ」では終演後の配信向け挨拶に秋山美穂の姿がない。
袖に消えた後、脇腹を押さえるような仕草をしていたので、体調不良を押してのステージだったのかも知れない。

秋山美穂はメジャーデビューお披露目会見で目標を問われ「アジアツアー」「紅白歌合戦出場」を掲げていた。
Rev.from DVLがその後築いた完成度からして、それは目標どころか、通過点と呼べる程度のものだった。
しかし、いずれも道半ばにして「全員卒業」となった。


10人のメンバーの健康と活躍を祈る
そして、引き続き個々の活動を応援したい


Rev.from DVL LAST LIVE
「全員卒業メンバー」

今井瞳
鷲尾美紀
秋山美穂
四宮なぎさ
力石奈波
橋本幸奈
藤本麗依菜
古澤早希
池松愛理
橋本環奈


ゆっきー、はよ活動せんと、びんたしに行くばい

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2017年5月28日 (日)

Rev.from DVLラストライブTシャツ

Rev.from DVLラストライブは、もうここでしか買えないだろう。
この読みは実際に正しく、後日ヤフオクを見たが、グッズの出品は皆無だった。

僕はコレクターなので「ここでしか買えない」に滅法弱い
すぐさま「この日の記念が何か欲しいという気持ち」が製造された。
つい今し方までは、どこにもなかったものだ。
欲しいから買いたいのではなく、買いたいから欲しさを作り出す。
コレクターの消費行動は、こういう建て付けになっている。
どら、ちょっと見ていくか

生写真を大人買いしていく人、多数
写真は飾れないし・・
だいたい、そういう歳じゃない

ハンガーにTシャツが掛かっている
お、これはアンコールでメンバーが着ていたやつだ
これがいい。色はどれにするか
ここはやはり、今日のイメージカラー「桜色」だろう

ピンクのMを1枚
「あぁすみません、Mは終わったんですよぉLならあるんですけど」
Lかぁ、このシャツはLという感じじゃないよなぁ
「ネイビーはMがありますよ」

ネイビーという言葉に惹かれた
紺色と言われたら、反応しなかったかも知れない
帰宅して開封すると、バックプリントもあった
これまでに歌ってきた曲目が印字されている
ちょっと恥ずかしいけど、字が小さいからまぁいいか

ちなみにネイビーは、ステージでは鷲尾、池松、四宮の三人が着ていた。



REV解散後のメンバー動向

3月31日
博多で正真正銘のラストライブ
ゆっきーがMCで「アイドル活動を続ける」と宣言

4月に入り、四宮なぎさの劇団四季ミュージカル「夢から覚めた愛」舞台出演が発表された。
(6月、東京浜松町自由劇場)

四宮は昨年のうちにオーディションを受けていた。
メンバーが「解散が決まってから今日のライブまで時間がなかった」と語っていることから、去年の時点で解散を見越した活動をしていたとは思えない。
橋本環奈がそうだったように、在籍しながらのソロ活動としての受験だったのだろう。

4月5日
スマホアプリ「irevyou」が終了した

そして、ラストライブから2ヶ月が過ぎようとしている。

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2017年5月27日 (土)

ラストライブはU-NEXTで完全配信

全員が話し終えると、いよいよ本日のラスト
39曲め「NEVER SAY GOODBYE」

この曲を再生すると、胸が押しつぶされそうで2ヶ月近く聴かないようにした。
寂しさで開きかけた心の隙間に塩を塗るような歌詞
この切ない一行一行の歌詞を、こんなに気丈に歌うなんて

「解散決定からこの日まで準備期間がなかった」
はずなのに、こんな的確な曲を用意するのは反則じゃないのか

それぞれが着替えてきた、思い思いの衣装
橋本環奈がステージ衣装である以外は
「天地下に買い物に行く」
「親不孝に呑みに行く」
そんなちょっと力を入れたよそ行きに着るくらいの洋服
この曲のMVとラストライブで使われたこの衣装
個々に選択を任せたのか
プロデューサーの方針なのか
いつか誰かに聞いてみたい

全員が右から左、手前から奥、2階席
それぞれの方向に手を振る
そして環奈を最後に袖に消え、見えなくなった


後日、配信されたU-NEXTの映像では、この続きが放送された。
秋山美穂はお腹を押さえているように見える
後に映像で振り返ると悲しさが募る3時間半
だが、その瞬間の率直な感想は・・

長かった、疲れた、終わった



「4月U-NEXT Rev.from DVLラストライブ@赤坂BLITZ 独占配信決定!」
そんなフライヤーが配布された。
U-NEXTは映画ドラマを主力とする有料動画配信サービス
DVD作品(映画、テレビドラマ、アニメ)が大半

コンテンツには「見放題」と「ポイント」がある。
「見放題」は月額1,990円+税で見られる。
「ポイント」は月額料金とは別に課金。
毎月1000ポイント付与されるので、それを超えた分は月額料金に加えて課金される。
追加料金なしで家族会員を3人追加できる。
4人で使った場合1人当たりは500円となり、動画世代の家族が多い場合、手頃な価格になる。

「Rev.from DVLラストライブ@赤坂BLITZ」の配信は4月29日(祝)から始まった。
収録時間は228分(3時間48分)
ライブの模様はノーカット
(アンコールまでの暗黒の間が少しカットされている)
それに開演前、終演後の舞台裏の模様が加わる
複数カメラのスイッチングで、入念な編集が施されていて、見応えがある。
恐らくライブコンテンツとしてDVDメディアで発売されるのだろう。


赤坂BLITZを出ると、外は咲き始めた桜の春
帳は降りたが、ほのかに暖かい
これから呑みに行く仲間がいる人たちは、ビールが美味いだろう。

出口のすぐそばに物販テーブルが設えてある。
思いのほか、人が並んでいない
これならば、待たずに買えそうだな・・

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2017年5月26日 (金)

発電怪人シードラゴンと目が合った日、気づいたこと

月曜の夜、僕はズボンを洗っていた

遡ること半日
朝目が覚めた時、なにか違和感があった
「こんな日は気をつけろ」
もう1人の僕が言う
でも、いったい何に気をつければいいだろう?

起き上がるとシードラゴンと目が合った
正確に言うと、シードラゴン一世、二世、三世と目が合った

■シードラゴンとは?
仮面ライダー76話で、地獄大使の指揮の下、新1号と戦った3匹編成の「発電怪人」
初めから同種が3匹編成で登場したのは、ショッカー怪人ではシードラゴンだけ。
初めは3匹とも同じ仕様だったが、Ⅰ世が早々にライダーに敗れたため、首領が改造を指示。すぐさま左手の装具が変更された。

■コレクターグッズ
2007年冬、H.G.C.O.R.E EX 仮面ライダーで商品化された。
左手のアタッチメントがそれぞれ違うⅠ世Ⅱ世Ⅲ世がある。
全7種でシードラゴンⅡ世Ⅲ世が異種となるため、全9種をシークレットボックス食玩方式で販売。
ガシャポンHGシリーズ仕様のショッカー怪人が、カプセル販売機以外で発売されるのは、この時発売されたシードラゴン、ハエトリバチが最初で最後となっている。

コレクターショーケースに佇んでいる、左手の装具が違う三体のシードラゴンと朝から目が合うなんて、初めてのことだ。

電気?
感電でもするのか?

しかし、脳は次々に新しい情報を処理している。
家を出ると「電気に気をつけなければならない」ことはすぐに忘れた。
正確に言うならば、靴の紐を結んでいる時点で既に忘れていた。

そして、最寄り駅を下りて考える
「今日は何を食べようか」
選択肢は3種類のコンビニ。よし、今日はローソンだ
そう思ってローソンに向かう路地へ舵を切ったその時だ

びちゃっ

何かが僕にぶつかる音がした
この間、空から金槌が降ってきたこともあったので大抵のことには驚かない。
それは白い液体状のもの
一瞬でそれがカラスの糞だとわかった

空を見上げると、そこには電線が張り巡らされていた。
これか・・

そういえば最近、下ばかり見て歩いていた気がする。
空に電線があることも忘れていた。

シャツとズボンはその日のうちに洗濯をした。
ただし、革製のベルトはダメージを受けて使えなくなった。
もうずいぶん長く使っており、革のあちこちが剥がれている。
周囲の人は「motoさんはずいぶん年季が入ったベルトを使っているな」と思っていたかも知れない。

ベルトも新しいものに買い換えよう

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2017年5月25日 (木)

橋本環奈がさらに公演時間を長くする・・

力石奈波
「卒業の相談をしたこともあった」
つづけられたのは皆さんのおかげ、ただ感謝の言葉だけを綴る
彼女に贈られるファンの声は、他の誰よりも暖かくなる


秋山美穂
いつも寝起きかと思うようなけだるい表情だが、今日は特に元気がない
体調が悪いのだろうか
「芸能の仕事からは離れる」
初耳だった。人にはそれぞれの夢、道がある
そうわかっているけれど、惜しい


さっきから、挨拶し終えたメンバーがそのまま袖に消えていくのが気になっている。
え゛そんな、呆気ないお別れなの?
「みんなで手をつないで笑顔で挨拶」みたいなおわりじゃないの?

するといつのまにか現在のリーダー今井瞳は着替えてきている。
そうか、順番に着替えて、最後の曲に備えているのか
リーダーらしく、Rev.を代表したコメントでまとめた


やはり、既に着替え終えた環奈
「1人1人にメッセージを送りたい」と自分のコーナーに持ち込む(笑)
さすが神様、仏様、環奈様

「泣かせに来てる?」
メンバーに警戒感が走る
といいながら、泣きながら1人1人にコメントを述べる環奈

長くなりそうだな・・
時計は21:30を回っている
既に開演から3時間を過ぎた。
「長ければ3時間もあるかな?」という予想は外れた
まさか、それ以上になるとは。

ファンの中には「2時間で終了」と踏んで「後オフ」の店を予約していた人もいるらしいが、この「3時間半コース」を読めた人は、あまり居なかったと思う。
一応、平日だし(この日は水曜日)
そろそろ帰りたい
とは思わないが、実際に終電が迫ったのだろう。
新幹線などで遠方から来ている人にとってここがリミットだ
最前列にいたファンが、名残惜しそうに退場していった。
その空いた隙間を、みんなが少しずつ詰めて、さっきよりさらにステージが近くなった。

喋っている環奈とメッセージを受け取っているRev.メン。
あとのメンバーには微妙な空気が流れている(ように見える)
環奈のメッセージは裏ネタありで真っ正直
キレイにまとめないところがいい
「千年に1人の美少女」という誤ったイメージ(笑)を抱いている人が、本性を知れば、そこでまた一つ「好き」のステージが上がると思う。

「9割はおもしろくないけど、1割おもしろい時がある」
環奈のゆっきー評はいつも辛い
これまでは、近いのか、遠いのかわからなかった
それでいい それがいい
べたべたした予定調和はこの異才2人に似合わない。
(実はプライベートでも遊んでいるとここで明かしていた)

しゃべり終えた環奈
「喋りすぎ?」と口に手を当てて照れた
それよりも、秋山美穂が倒れるんじゃないかと、そっちが心配だ。

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2017年5月24日 (水)

熱しやすく醒めやすい体質のゆっきーにつっこむ

いよいよ、Rev.from DVLとの別れの時が来た。
38曲を歌い終えたメンバーがヨコ一列に並ぶ。
1人1人最後の言葉を語り始める。

かつてのリーダー、現在のスキルリーダー鷲尾から
「私はリーダーの資格がないんですけど」
横一列に並んだメンバーが「違う違う」と首を振り「全然そんなことない」と手刀を切る

鷲尾美紀の言葉を聞いて初めて、Rev.from DVLの高品質なダンスが彼女に支えられていたのだと気づく。
これだけの人数がいて、妥協なくやってこれたのは、彼女の献身、そして「嫌われる勇気」があったからなのだ。
魂レベルの高い彼女の汗が神々しい。


語り終えるとステージ中央のEXITから消えていく。
え、そんなに簡単に行っちゃうの?
でも続いて次のメンバーが語り始める。


四宮なぎさ
自分の夢は舞台に立つことだと語る。
ここでは言及しなかったが、後日「劇団四季」の公演に出演することをツィッターでオープンにした。


話す前から泣いている古澤早希
映像で見るのと生で見るのとでは、最も印象が違うのが彼女だ。
(このあたりから秋山美穂の様子が落ち着かない)


池松愛理
話し始めると、感極まって涙が流れる
メジャーデビュー後に唯一加入した池松愛理
Rev.メンバーは小学校から知っていたという情報は意外だった。


ゆっきー
「Rev.は私のすべてでした」
悲し可笑しい、ゆっきーのことば

レブのこともっと知名度上げたいと思ってる
イベントがなくてこの一年間、怖かった
ファンのみんなが忘れるっちゃないかいな

それはRev.を想うファンも考えていたことだ。
でも、橋本環奈の映画出演がひと区切りついたら、再び、いや今度こそ予算をかけて、本格的に「Rev.の進撃」が始まる。
なんとはなしに、そう期待していた。
だが、ものごとは簡単じゃない
心の中で考えているだけでは、前に進む力にはなり得ないのだ。

「熱しやすく醒めやすい体質」
体質?
本人に聞こえるとは思わず、突っ込んでしまった
体質?性質?ことばを探すゆっきー
いやぁ、すまんかった

涙無しには聞けない、ゆっきーの実直な告白
彼女のこれからを応援したい


藤本麗依菜
美少女なのに三枚目、なのに二次元好き
彼女の言葉には、根の優しさがあふれ出る
突然「私って情緒不安定」とか言い出して、爆笑を誘う
そのアンバランスが持ち味
今後の活動に言及がないが、このまま一般世間に戻るのは惜しい

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2017年5月23日 (火)

アンコールはラストライブのTシャツ

これが今日ラストの曲です。私たちから皆さんへ贈ります
「I Love U」

歌い終えて一斉に挨拶をすると
1人ずつ、ステージ中央から楽屋へ続く道を引き上げていく
ゆっきー独特の裏声を使う「ばいばーい」が心に残った

しばらく静寂が訪れる
アンコールの拍手は起こらない
皆が疲れ切っているからではない
予め、メンバーコールでアンコールすることが、ファン有志から周知されていたからだ

「サイリウム持ってない方いませんか?」
まだ、ここでもピンクのサイリウム配布が行われている

ずいぶん間が空いている
これだけ、アンコールしないライブも珍しい

「え、今日ってアンコールないと?」
Rev.メンは楽屋でそんな風にやきもきしているんじゃないか?
そんな焦りが出始めた頃

「**さん、早くお願いします」
ファン有志から声がかかる。
**さんによる口上が始まる
皆が一斉に配布されたピンクのサイリウムを点灯
メンバーコールのアンコール
10人全員を呼び終え、コールが
Rev.from D!V!L!
に変わると、さほど時をおかずメンバーが再登場してきた。

「時間が押しているから早くいけ」
とタイムキーパーが言ったのかも知れない。


アンコール
37 宝物

メンバー全員がラストライブのTシャツを着ている。
このTシャツは終演後、赤坂BLITZ外に机を出して売られていた。


38 君を見つけたあの日から僕の想いは一つだけ
環奈
「皆さん最後、思い切り声出して行きましょう」

おー
ここはもうリミッターを外す時だ

リボンがバズーカで打ち上げられた
屋根から振ってくるリボンに手をかざして3本をつかむ
しばらく部屋に飾っておこう
リボンはシルバーの無地でツアー名などは印字されていなかった

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2017年5月22日 (月)

カラ鉄の機械に勝った「採点不能」

次のお題は、二人で参戦した佐野元春30周年ライブ「ALL FLOWERS IN TIME」から1曲ずつ
LIVE DAMにはこの公演から5曲の音源映像が入っている。
このカラオケが秀逸なのは、佐野元春の歌だけがカラオケで、演奏は当日のThe Hobo King Bandのものということだ。

先行の僕は「約束の橋」
この歌は、カラオケ人生で歌った回数が最も多い
80点
(・。・)メガテン
おい、責任者を出せ!と言いたくなる

仲野君は「ガラスのジェネレーション」
91点
いやいやいやいや(心で4回)
彼には悪いけど、それはないと思う

音符を外しているし、キーも合っていない
だが「カラ鉄」採点アルゴリズムは、そんなのお構いなしである。

もうこのあたりで、点数を競うとか、高得点を出したいという気持ちは失せている。
それならば、縛りなしで歌いたい唄だ!

 

「Born to be free」X JAPAN
なんと、結果は
「採点不能」

この後歌った「紅月」BABYMETAL「ヒカリノアトリエ」Mr.children「未来予想図Ⅱ」Dreams come trueの3曲も同じく「採点不能」だった。
一方の仲野君に「採点不能」は一度もなし。

「高い声は、ここの機械じゃ識別できないんですよ。ある意味"機械に勝った"んじゃないですか?」
仲野君がフォローしてくれる。彼の推論に、僕も完全に同意する。

一方、仲野君は、大半の曲で80点以上をマーク
低い声で抑揚なく(失礼)歌う方が「カラ鉄」の採点には合っているようだ。

それじゃ一番自信のある曲をいこう
僕は渾身の一曲「SOME DAY」佐野元春
これでダメなら、この機械では一生、点は出ない

65点
(沈黙5秒)
間奏ではない。沈黙である。

結局、僕の最高点は最初に歌った「空も飛べるはず」の81点。

お帰りにフロントデスクで発行してもらう「★★結果発表★★」レシートで、トップ10のうち9曲は仲野君の曲が占めた。

唯一、僕が8位に食い込んだのが「逢いにきんしゃい」Rev. from DVL
3月のラストライブの余韻を持ち込んだつもりだったが、キーが高すぎてまるで歌えなかった。
「泥酔したおじさんのラップ」みたいな出來だったこの曲が「87点」

後日、確認したところによると「カラ鉄はUGA、WAVE、DAM、JOYと1部屋で複数メーカーが歌えるのが売りで、よそ(他社チェーン)がやっている精密採点はない。一店もない」ということだった。

この二週間後、ちょっとはましに「逢いにきんしゃい」を歌ったところ「67点」だったことを申し添えたい...

カラオケに一緒に行きたくない人

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2017年5月21日 (日)

カラ鉄で高得点が出る演歌

今日は「オール採点歌合戦」
1コーナーごとにお題を決めて、点数を競っていく。
端末で「採点オン」をタップすると、あとはもう一度タップして「採点オフ」にしない限り、ずっと採点してくれる。

まず始めはネットで検索して「高得点が出やすい曲」
僕は「空も飛べるはず」スピッツ
81点

え゛そんなもの?
テレビのカラオケ番組では90点台の後半を見慣れているので、こんな低い点は初めて見た。
まぁいい、ここから上げていけばいい
だが、その楽観は完全な思い違いだった。

仲野君は「栄光の男」サザン
これは91点
え゛そんなに?
本人には言わないが、お世辞にも完璧とは言えない内容。
しばし絶句してしまうと、それが彼にも伝わったのか、気まずい空気が漂う。



次のお題は、高得点が出やすいと聞いたことがある「演歌」
名古屋に居た頃、営業仲間に「男なら演歌を歌え」と言われて歌って以来、20年振りの演歌だ。
他には知らないので、20年前にも歌った「熱き心に(日活映像)」小林旭
意外とキーが高い。はじめは座っていたが、立ち上がる。
演歌には腹筋が必要だ。
だが、まずまずの内容だ。これならば、90点はいくだろう
69点

え゛何それ?
これで69ならば、あと30はどうやったら上がるの?
意味不明だ。

仲野君は「舟唄」八代亜紀
彼も演歌はこれしか知らないという。
途中の歌詞をでたらめに変えて、ユーモアたっぷりに歌い上げた。
97点

\^^)オイオイ
いったい、どういう基準で採点してんだよ
これが、この日の最高点。
どうやら、僕らはテレビでやっているような「採点」とは、まったく違う世界へ迷い込んだようだ。


よしこうなったら、佐野元春勝負だ

つづく

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2017年5月20日 (土)

CoCo壱番屋 オレは今、何が食べたい?

創業者の宗次徳二社長は恐らく「全47都道府県制覇」というキーワードに執着があるのだろう。

■CoCo壱番屋の歴史

2001年
5月末、730店舗(FSココイチ含む)

2003年
あんかけスパゲッティ専門店「パスタ・デ・ココ」1号店オープン
8月末、878店舗(直営312 FC561 ハワイ5)

2004年
12月、1000店舗達成

2008年
7月、カレーラーメン専門店「麺屋ここいち」の展開開始

2009年
6月、エースコックのカップ麺「CoCo壱番屋カレーラーメン」発売

2013年
12月、三重県の店舗で、鹿肉を使う「CoCoだけシカ食べられないカレー」を期間限定提供

2016年1月
廃棄依頼した「ビーフカツ」が不正に転売される事案が報道された

2017年
第1号店出店から39周年
特別なイベントは行っていない


最近、疲労回復には鶏の胸肉がいいと知ったから、鶏もいいな
仲野君は「じゃ僕はこれで」とすぐに決断した。
出鼻をくじかれた
すぐにきめるのはためらわれ、写真のついたメニューを開く
昨日の段階では久々のカツカレーだなときめていた。
ちょうど、この日は昼休みがつぶれたため、朝から何も食べていない
(朝食は20年来摂っていない)
オレは今、何が食べたいんだ?
カラダはなにを欲しているんだ?
ここはやはり「初志貫徹じゃないか?」
心の声が聞こえた

すみません
店員さんを呼ぶ
ロースカツカレー(トンカツ)
辛さは2辛
ご飯の量は普通
それからトッピングで・・・
ゆで卵はありませんか?
「ありますよ」
じゃそれも


CoCo壱番屋のカレーはごはんの量、具、カレールー、辛さを自由に組み合わせられる。
辛さは「1辛(いちから)」「2辛(にから)」と数字が上がるほど辛くなる。
通常のカレー(店舗では普通の辛さと言う)でも辛めなので、辛いのが苦手な人は「1辛」程度に留めるのが望ましい。

中本の辛さ入門メニュー「味噌タンタン麺」の辛さに相当するのは、CoCo壱番屋の「3辛」あたりと推察する。
CoCo壱番屋で「5辛」以上が食べられれば、かなりの体力があると言ってよい。

つづく

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2017年5月19日 (金)

カラオケ店で飯が食えるか

黄色い看板「CoCo壱番屋」が見えてきたと言うことは、どうやら僕らは定例の歌合戦に来ているらしい。

歌合戦の前は、なにか腹に入れていく。
カラオケ店で頼むという手もあるのだろうが、美味しいものが適正な価格で食べられそうなイメージがない。
そして、歌うのに忙しくて食べている場合ではない。

かつて、友達が主催した呑み会がカラオケ店で行われたことがあった。
歌好きな僕としてはカラオケ店が「一次会」に選ばれている時点で「いい幹事(感じ)だなぁ」と思っていたのだが、いきなりコース料理が運ばれてきて驚いた。
そして、誰もが延々と食べ続けている。誰も歌おうとしない。
一時間が過ぎ、ようやく幹事が「じゃそろそろいきますか」と歌を促した頃には僕はすっかり「いい感じ」が醒めてしまっていた。

テーブルの高さ、料理の内容、元々カラオケ用に設えた什器群
どれをとってもカラオケ店で食事会を開くというのは無理がある。
今後、そういう時代が来るとしたら、それは本来食事のできる店で「後からカラオケ設備もそっと入れました。防音はばっちりです」という趣向を入れたものになるだろう。


入り口には「ささみカツカレー」の暖簾がかかっている。
そうか、今の一押しはチキンなのか
ありがとう39周年
そうか、そんなになるか



CoCo壱番屋(ここいちばんや)はカレーライスの全国チェーン。
本社は愛知県一宮市にある。


1978年1月
1号店オープン
(確かに2017年で39周年だ)

1982年
7月1日、会社設立

1994年
47全都道府県出店を達成

チェーン店は経営効率を考慮して地域ごとに集中出店するのがセオリーだ。
セブンイレブンが全都道府県出店が完了したのは・・
と言いたいところだが、セブンイレブンはまだ沖縄に出店していない。
CoCo壱番屋より4年早い1974年、豊洲に一号店を出し、2017年3月末現在19,423店をもつセブンイレブンは未だ「47全都道府県出店」していない。
配送、相乗効果などを考慮しており、四国や大阪府に出店したのも近年のことである。

CoCo壱番屋は、創業者である宗次徳二社長の意向により、わずか300店の時点で全都道府県出店を達成した。

つづく

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2017年5月18日 (木)

カラ鉄「3時間1,500円」のクーポン

僕らの紅白歌合戦から3ヶ月
定期戦の時期がやってきた。

なにかおもしろい趣向はないかな?

仲野君と僕は「ただ交互に歌うだけのカラオケ」に飽きていたのかも知れない。
その会話は前回歌合戦の店を出た後にあった。


カラオケの鉄人(以下カラ鉄)では、会計時にカウンターで「★★結果発表★★」というレシートをくれる。
これは、その日歌った曲目が歌った順番に掲載されるものと理解していた。
僕のように、後から文章を書くものにとっては、とてもありがたいサービスだ。

カラ鉄以外の店で歌合戦をやった時は、歌う度にiPhone5にメモを取らなければならない。
目の前の「対戦相手」は、後にこの模様が文章になることは知らないので「なんでmotoさんは頻繁にメールを打つのだろう」と思っていたかも知れない。


前回のこと。
フロントカウンターでもらった「★★結果発表★★」のレシートを見て「優勝」「2位」「3位」という項目が目に入った。
そうか、このレシートは本来、採点結果ランキングを出力するためのものだったのか。

次回は「オール採点歌合戦」にしない?
「いいですね、おもしろい!」
仲野君もすぐに乗った。

ただ、採点するだけじゃつまらないから、たとえば高得点が出やすい歌、出にくい歌を選ぶ。たとえば僕らが歌うことのない演歌は最低1曲課題にするとかね。

「いいですね。レギュレーション、次回までに考えましょう」


それから3ヶ月、カラ鉄「3時間1,500円」のクーポンがグルーポンから周知された。
このクーポンは「1人」「3時間」「飲み放題」という格安チケット。
飲み放題の中には「生ビール」などのアルコールも含まれる。
実際には、3時間でせいぜい2~3杯しか呑まないが、はまって呑んだらそれだけでもかなり安いプランかも知れない(つまみは別料金となるが)

これを2人で行く時は2枚、3人で行く時は3枚買う。
カラ鉄側としてみれば、同じ部屋を2人に貸せば3,000円。3人に貸せば4,500円の収入と言うことになる。
カラオケボックスの料金体系は不思議だ。


カラ鉄「3時間1,500円」は年中売られているわけではなく、3ヶ月に1度のペースで発売される。
クーポンは利用できる期間が決まっており、繁忙期を外して設定しているようである。

通常のカラオケ店の場合「室料30%オフ」といったクーポンを利用したとして、3時間で2ドリンクとると、1人3,000円程度はかかる。
それが1,500円で済むカラ鉄「3時間1,500円」は、一度使ってしまうと、そこから離れられない魅力(魔力)がある。

つづく

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2017年5月17日 (水)

月4回は喫茶店に行きたい

motoさん、おはよう

電車をおりてホームの階段を慎重に降りる。
下り階段恐怖症なので、通るのはいつも左端
手すりにぽんぽんとリズムよく手を当て、いつでもカラダを支える術があることを確認している。

背後から、声をかけられて、思わず手すりを握りしめた。
声の主は田岡さんだ。

田岡さんと仕事では直接絡みはない。
以前、僕が講師を務める研修を受けたことが縁で知り合った。

とてもわかりやすいね
研修はこーでなくちゃ

いつもならば、研修を終えた受講者たちは「ありがとうございました~」と形式的な挨拶を残して、そそくさと立ち去っていく。

だが、田岡さんは講師テーブルまで来て、そう感想を述べてくれた。
その視線の先には(説明が下手な)誰かがいたようだが、それには興味がないので謝辞を述べるに留めた。


それ以来、廊下ですれ違う度に田岡さんは手を上げて「おつかれさま!」と声をかけてくれる。
頬に浮かんだ笑みに、こちらもついにっこりする。
それは「砂漠の中のオアシス」のようなものだ。

世知辛く、ぎすぎすした人間関係に辟易している皆さんならば、この表現の意味がわかってくれると思う。


向かう場所が同じなので、並んで歩く
共通の話題には事欠かない。
5分ほど歩いて、目的地が見えた頃
「じゃ僕はちょっとお茶飲んで行くので」
と田岡さんが路地に消えた。


お茶?
盲点だった
これから一日が始まろうというタイミング
時間は20分程度
そこにお茶、つまり喫茶店という選択肢があるのか。

外回りをしていた頃は、アポイントの合間にノートパソコンを持ってお茶に行くことがあった。
今は、一日の中に喫茶店が入り込むスペースがない。
「喫茶店」をすっかり忘れていた。



一時期、真剣に喫茶店を探したことがある。
それは「行きつけの喫茶店」
一度も行かないうちから「行きつけ」もあったものではないが、実際に探していたのは「行きつけの喫茶店」

でも、見つからなかった。
チェーン店のカフェはそこいらにあるが、僕が探しているのはそれじゃない。


僕には喫茶店が必要だ。
移り住んだ先々の町で探している。
誰かと行くのではなく、1人で行く喫茶店。
ここ数年、時おり訪れていた店はあったが、去年なくなってしまった。

月に4回は喫茶店に行きたい
いや、最初は無理せず、2回くらいにしておくか
そろそろまた、探し出そう

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2017年5月16日 (火)

もういくのか「逢いにきんしゃい」

Rev.from DVLのダンスフォーメーションは一糸乱れない。
工程の少ないダンスグループならば珍しくないが、Rev.の場合、めまぐるしく動く。
その秘密の一端は橋本環奈が明かした「1、2、3だけじゃなく0.5もある」にあったのだが、根本的な理由はエンディングのMCで垣間見ることができた。



「次の曲は 逢いにきんしゃい です」
おー
え~
2種類の歓声が交錯した
前者は「待ってました~」
後者は「もうやっちゃうの?これってラストじゃないの?」
僕は後者だった

「逢いにきんしゃい、いくばーいのかけ声もお願いします」
お約束の掛け合いを呼びかけて、曲が始まる
やっぱり今日も「いくばーい」なのか

もういけんばい
行ったって、Rev.はおらんやん
博多には里帰りで行くけどね


後日「カラ鉄」でこの曲を歌ってみたところ、あまりにキーが高すぎて1オクターブ下を「おじさん唱法」してしまったが、それがその日の最高得点だった(笑)
ファンになって以来、ある時は自宅で、ある時は「東京マラソン」を走りながら、もっとも慣れ親しんだ曲。
カラ鉄で歌詞を見ながら聴くと新たな発見があった。


間髪を入れず「50years」へなだれ込む
黒い縦ストライプの衣装が爽やかだ
曲の歌詞と相まって、惜別感が漂い始める
こんな悲しい曲をこんなに早く聴くことになるなんて
解散が発表された2ヶ月前までは、考えたこともなかった
まぁ考えていれば、CDを「大人買い」したり、東京の「ファンミ」にも足を運んだかも知れないが・・
ろくな親孝行もしないまま親を失った子どものような感傷が去来する


「恋のMonster.」
モダンバレエの基礎をもつ四宮なぎさのバレエターンが冴える。
ここぞという所のソロを務めることが多かった四宮は、6月から劇団四季の公演に参加することが決まっている。


"環奈様"が聴衆に問いかける。
「今まで何曲やってきたと思ってんの?」
メンバーが声を揃えて「35曲!」

そりゃすごいな、時間といい曲数といいサザンの「おいしい葡萄の旅」を超えてるじゃん
桑田佳祐はこんなに踊らないからな
まぁ歳もずいぶん違うけど

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2017年5月15日 (月)

藤本麗依菜が振る危険なネタ

MCの合間、楽屋に戻っていたメンバーが、次の曲に合わせたレザージャケットで登場
長身の秋山美穂は特にこの衣装が似合う

藤本麗依菜が曲を紹介する
「私たちの6枚目のシングル 屋上のスキマ 白いソラ」
橋本環奈のソロで始まるこの曲
「通常音程」ハスキーボイスが冴える

ここから、メジャーデビュー後の曲をたたみかけていく
ラストスパートに入ったようだ


「REAL -リアル-」
環奈だけが赤い衣装をまとっている
この曲が出たあたりで「メンバー並列」から「環奈絶対センター」に押し方を変えたのである
環奈自身もそれが自信なのか、使命感なのか、根っからの性分なのか、てらいもなくそのポジションを務めている。

観客の反応が上がってきた
それは公演がラストスパートに入ったからではなく、ここに来ているファンに「メジャーデビュー後のファン」が多く、知っている曲が続いているからだろう。
二日後のラストライブ、地元博多の反応はまた、違ったものになるのではないか。


「Dream Stars」
アイドル色を脱して、ここから大人のダンスグループへと脱皮していく方向性を感じさせる曲
これでいいんだ
こうしていくんだ
でも、なぜここで止めるんだ


体力の限界を超えて、このあたりで気が遠くなりそうだった
ふと時計を見る
全体を3時間としても、まだまだあるな・・


環奈を中心に据えた2016年唯一のシングル「VAMPIRE」
スクリーンに投影されたMusic Videoは、とにかく従来とは異次元の予算がかかっているように見える
ここに来て宣伝費が投入されたのか


目の前、ステージ下のスペースをカメラが移動していく
このライブを複数のカメラが押さえている
ここから旅立つ10人が将来、大きく飛躍した時
このラストライブ映像は「伝説のライブ」と称されることだろう


「前のシングルからVAMPIREまで1年の間が空きました。
この間にはなにがあったと思います?」
藤本麗依菜が危険なネタを振る

言っていいの?
僕を含めた複数のファンが応える

その答えは池松愛理が明かすのだが、この日一番緊張した一瞬だった。

メンバーが交代してMCがつづく
ここで環奈がフォーメーションに番号が付いている裏話
「1、2、3だけじゃなく0.5もある」

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2017年5月14日 (日)

母が居なくなって初めての母の日に母を想う

5月14日(日)は「母の日」
普段は照れくさくて伝えられていない気持ちを伝えてみては?

衣料品メーカーから届いたメルマガにあった「母の日」というキーワードに脳が反応した

この実世界に「母」という存在がいなくなってから迎える初めての「母の日」
直接言葉や品物でなにかを伝える相手はもう居ない。


試しに自分のメールソフトを「母の日」で検索してみた
出てきたのは数年前、親戚と交わした「母の日」にまつまるやりとり。
そして、今年届いた「母の日」ギフトを訴求するメルマガが3通

過去に届いた「母の日」メルマガが大量にヒットすると想定していたのだが、1通もなし。
恐らく「母の日」という件名を見た途端、中も見ず削除したのだと思う。
別にメルマガを削除したのが悪いとは思わないが、それくらいに「母の日」というキーワードに反応する気持ちがなかったことはわかる。



さだまさしが以前「生さだ」で「親孝行したい時には親はなしと言うけれど、親孝行は生きている時にするのではなく、親が元気な時にするものだ」と語っていた。

会話ができない状態になってから、語りかけても、あまり多くは伝わらない。
寝たきりになってからでは、美味しいものを食べたり、散歩に連れ出すことさえままならない。
いつか一度、僕がマラソンを走る姿を見せたかった。
だから「佐世保ハウステンボスマラソン」を企画して、実現に向けて動いたのだが、それは夢となった。



「親孝行したい時には親はなし」
誰に言われたかは忘れた、いつのまにか心に刻まれた言葉
恐らく、この言葉が言われ始めた時代は、脇目も振らずに一生懸命働いて、ある程度の年齢になり、心にゆとりが持てるようになった時、親はもう他界していた。という慚愧の念を言ったのだと思う。

現代の「親孝行事情」は少し違っているだろう

自分がどうだったのかは、よくわからない。
なにせ親元を離れてから数十年が経っている
反省をしようと思えば、いくらでもできる
だが、カンタンに反省で総括できるほど単純じゃない
そんなことをしたら、過去の僕が怒るだろう

今さら反省しても、もう母はいない
だから「意味がない」のかというと、それは違う

母はもう居ない
実世界には。
でも、僕は生きて母を想う

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2017年5月13日 (土)

1人だけ汗が引かない 鷲尾美紀

今井瞳、鷲尾美紀、秋山美穂、四宮なぎさの「お姉さん組」4人が残り、上着をシルバースパンコールのベストに衣装を替えて「外環状線」
途中から6人が合流

ここで、客席の後ろを振り返ってみた
プレミアムエリアの僕らが入場した時は、まだ人が入っていないためとても狭く感じたが、今は奥行きを感じる。
はじめは座席がある二階席を見上げて「あそこがよかったなぁ」と思っていたが、今はもうそうは思わない。
ここで見られたからこそ、より感情を前に出すことができる
さすがに踊りはしないけれど



「夢見るだけより」
「今日で最後なんですよ。もっと声出していきましょう」
環奈がおらぶ
内心ぐらぐらこいとっちゃなか?
ばって、あんたん言うとおりたい
疲れとる場合やないよね

「もっとここにいたい。絶対Rev.のこと忘れないでよ」
ゆっきーが泣き顔だ


「Angel Voice~天使の約束~」
間奏にタップダンスが入る
博多と言えばタップだ
(希少意見だと思うが)
東急にあった「タップキッズ」(その後中州に移転)
1980年代、博多にはタップをこよなく愛する人々が確かにいた



28曲め「STEP by STEP!」
汗が出尽くしたのか、赤坂BLITZが強い空調を入れたのか
ほとんどのメンバーの額から汗が消えている
涼しいとまでは言わないが、落ち着いた表情だ
それが、時間を追うごとに解散が近づいていく「達観」に見える
ただ1人、スキルリーダーの鷲尾美紀だけが顔中に汗を浮かべている
(体質か)


MC
鷲尾美紀
「7曲つづけて聴いていただきました」
「皆さん、元気ですねぇ」
という自分が疲れていると言いたそうに見えた

藤本麗依菜
「水分補給とかして休憩してください」
ここで500円と引換にもらった水を補給
立錐の余地もないライブハウスではトイレに行くことができない
(できなくはないが、トイレに行ったらもう、元の場所には戻れない)
水分摂取は控えていたが、ここに来て足腰は限界に近い
水を回しておかないとカラダがやばそうだ


「逢いにきんしゃい」のMusic Video(MV)撮影裏話を聞く
帰宅後にそのMVを見ると、興味深く見ることができた

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2017年5月12日 (金)

四宮なぎさ 動きながらの歌唱力は抜群

再び10人で「愛しい剣」
ゆっきーの独り芝居が冴える
スクールメイツ(ふるっ)を彷彿させるような伝統的なチームダンス
こういう曲は近くからではなく、二階席あたりから俯瞰して見たい


5人が残り、四宮なぎさがソロボーカルを務める「ママのニューバック」
間奏ではタップも踏んだ
なぎさの動きながらの歌唱力は抜群
モダンバレエの基礎の上に、長年のダンストレーニングが乗っている
橋本環奈がバックダンサーに徹しているのがいい



「アップルパイ」
環奈、なぎさの2人だけが残り、珍しくマイクスタンドを2本並べて歌う
後方スクリーンでは、メジャーデビュー前、この曲を歌っていた懐かしい映像が映し出された。
環奈はこの曲がRev.デビューだったという。


橋本環奈がよく練習しているのに驚く
過去1年、レッスンにとれる時間は最も限られていたはずで、ユニットの出番を減らすのが「流れ」かと思うが、それは彼女の負けん気が許さないのだろう。
努力の人、橋本環奈の面目躍如だ。



「拝啓オヤジ様」
2001年頃の曲で、Rev.from DVLとして初めて作られた曲
メジャーデビュー後のファンである僕だけでなく、多くの聴衆は初めて聴く曲
こんな古い曲まで引っ張り出して披露するとは・・
オールドファンにとっては嬉しいだろうが、長くやっていなかった曲のダンスを一定のレベルまで戻すのは大変な努力だったろう



ゆっきー、麗依菜、ちかなな、古澤早希「ちっちゃい組」4人によるRev.from DVLのダンスについてMC
「Rev.のフォーメーションはどこのグループにも負けないと思う」
ゆっきーが自負を語る
その通りだ


「ちっちゃい組」が着替えの時間を稼ぎ、つづいて「お姉さん組」そこに環奈を加えた5人による「wanna be」
ここからは、黒いスパンコールの衣装
さっきまでの明るいアイドル調とは様相が一変。大人のダンスチームに早変わりだ


23曲めは「ちっちゃい組」も同じ衣装に着替えて加わり10人で「one to 99」
初めて聴く曲だ
環奈の「表情の表現力」
アイドルでこれをやる違和感がスゴイ


かつて工藤静香(キムタクの奥さん)がダンスしながら歌う姿を初めて見た時の違和感を記憶している。
日頃の笑顔とまったく異なる人間性をダンスにぶつける姿は、心臓を鷲掴みするほどかっこよく、危うくファンクラブに入りそうになった

環奈がダンスチームで歌い踊る姿が、日の目を見ることはもうないかも知れない。
それはとても、もったいないことだ。



続けて10人で「束の間の幸福論」
オールドナンバーとメジャーデビュー後のシングルを交互に配してくる
客席がダレないような配慮なのだろう

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2017年5月11日 (木)

力石奈波「10曲つづけて聴いてもらいました」

「恋色パッション」
「声ちっちゃくなってますけど~」
苦笑いの環奈がつっこむ
ラストライブだというのに、観客の反応はいま一つ

ステージ下にいる僕らには、ライブハウス全体の空気はわからない。
ステージ上から映像と歓声を俯瞰している橋本環奈からすれば、今日はまだ「熱狂」という域には達していない。
思い描いていたイメージと現実に誤差がある。
さっきから、何度か煽っているが、観客がついてこない。
それでも、腐らずに目の前の一分にベストを尽くす彼女はプロである。


「愛がーる」
「近さ」にはずいぶん脳が慣れてきた
こんなにステージに近いところでライブを見たのは、J-WALKを「最前列中央」に座った(本当に座っていた)時以来だ。

しかし「低さ」にはまだ違和感がある。
ライブハウス特有の形状ゆえだが、こんな低いところから、ステージを見上げたのは初めてだ。
しかもステージ上のRev.メンは短いスカートで足を出している。
できるだけ、腰から上を見るように視線を上げなければならない。
そうしないと、いけない人になってしまいそうだ


ここまで10曲続けたところで、ようやく今日2度めのMC

力石奈波
「10曲つづけて聴いてもらいました・・って初めて言いました」
それはそうだろう。BABYMETALじゃないんだから

ゆっきー
「皆さ~ん疲れてないですかぁ」
いや、十分疲れてます


Rev.メンは思っていたよりMCが上手い
You Tubeでみた過去映像では、次に誰が話すのかを譲り合って間が空くことがあったが、今日は絶妙の掛け合い。
しかも人数が多い
2人の掛け合いならば、息を合わせるのは比較的容易だろうが、5人や10人で切れ目なく話している。
このラストライブへの準備では、MCもレッスンしたのだろうか


「ファンミで私が恋してズッキューンを歌いました」というリーダー美紀に「それっていろいろな意味でやばいよね」と突っ込んだのは藤本麗依菜か
あとで録画を見て怒られなければいいが・・


ユニットゾーンが終わり「懐かしソング」コーナーへ
10人全員が揃う
「JUMP&STOMP」

カルピスティーンズCMのユニットを思わせる水色の衣装
(CMとは水色と白が逆転した配色)
ゆっきーによると「ダンスの基礎がめちゃくちゃ入っていて」「過酷」らしい


続いて、5人が残って「らりるれろLOVE」
この曲の振り付けが一番好きだ
「心臓が爆発寸前」の振りはバランスを取るのが難かしそうだ
体幹が強くなければ、あれはできない

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2017年5月10日 (水)

子供服で登場したゆっきー 橋本幸奈

「Rev.from DVLラストライブ@赤坂BLITZ」
駆けつけ5曲の後、MCを入れてからユニットゾーンに入っている。
その3曲め、橋本幸奈が「子供服」(笑)で登場だ

そうかユニットというのは、メンバーの数人で歌うことを言うのか
はじめに「ネクスト」ちゃん達が出てきたから、これから小中学生のメンバーが続々登場(してRev.メンが一息入れるの)かと思っていた。


橋本幸奈の持ち歌「Pure My Darling」
待ってました!ゆっきーのソロ曲
「皆さん、私のこと好きですか~」
臆面もなく言うのがゆっきーの真骨頂
これからたくさんの活躍の場が訪れることを祈る
特異なキャラクター、歌、ダンス、トーク
彼女の持つ総合力は芸能界全体をみても、頭ひとつ抜けている
あとは運と縁次第だ。


「What a surprise!」
「Melody ~未来への一歩~」

珍しく大人びた白いドレスで統一したメンバーによるユニットメドレーが続く


「恋してズッキューン!」
ユニットメンバーが交代
橋本環奈、橋本幸奈の橋本姉妹?そろい踏み
今日も2人の「変顔」が冴える
ここまで変な顔をして歌うアイドルは、現在の日本にはいない


同じメンバーで「ドッキドキ☆告白ダッシュ」
「まだまだ盛り上がっていけるよね~?」
と煽るゆっきーの顔が険しい
険しさの理由は「(ファンの盛り上がりが)これくらいじゃ、まだまだ足りない」という気持ちなのだろう
それはそうだ。

長い時間軸で
Rev.from DVLに居た者にとってみれば、十数年積み上げてきたものが、一瞬で崩れてしまう瞬間

3曲目あたりからメンバーの額に浮き始めた汗は、もはや那珂川のように流れている。
3月末とはいえまだ外は寒い
その場に立ち尽くしている僕ら観客は暑くも寒くもない
彼女らはあれだけ激しく動き続けている
鍛えている彼女らでもやっぱり暑いのは暑いのだ



環奈、ゆっきー、麗依菜の3人だけが残って「スマイル・ジャンプ」
橋本環奈「まだまだ声出してくださ~い」
ステージから見て、反応が物足りないのだ

プレミアムエリアからは客席全体の様子がつかみにくいが、確かにテンションが下がっている。
みんな疲れ始めているのだ。
そして、ネットで情報が出ていた「3時間超え」が信憑性を帯びてきて、体力の調整に入っていたのかも知れない。

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2017年5月 9日 (火)

「9割の人が目がかなりよくなったと実感!」数値化開始

4月末のある日、かなり自信満々な広告に焦点が合った。
それは確か朝刊の割といい場所に掲載されていた。

「1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真」

かつて、見ているうちに3D画像が見える本を買ったことがある。
買ってから一週間ほどして、3D映像が浮かび上がった時は、自分が特殊能力を身につけたような高揚感に包まれたが、友達に話すと「それは、どういうことにつながるんですか?」と言われて、絶句してしまった。
その本は、すぐにブックオフに売った。


加齢により近くのものが見えなくなって久しい。
だからと言って「もっと視力を上げたい」という欲求はない。
車の運転用、テレビ観賞用、パソコン用
2年前、大きな手術を受けて以来、いくつかの度数の違うめがねを使い分けるようになったからだ。

でも写真を「1日1分見るだけ」ってのはいいな
本だから、居間に置いておけば、他の家族も手軽に見ることができるし
買ってみるか

すぐに贔屓の書店に取り置きを頼み、翌日買って来た。
Amazonで注文しても、翌日手にできることに変わりはないのだが、いくつかの違いがある。

書店は店を訪れたついでに、他におもしろい本がないか棚を流すことができる。
個人書店に限らず、中規模書店も次々に店を閉めており、今では通勤ルートで書店がない。
「たまには本屋に行きたい」のである。

一方、Amazonの場合、薄い本ならばポスト投函して行ってくれるが、箱に入れられてしまうと不在票>再配達となる。
再配達を待つ間、風呂にも入れないし、パンツ一丁になることもできない(ならないけど)

「9割の人が目がかなりよくなったと実感!」
黄色い帯には自信満々の言葉が書かれている。
「細かい字を見るのが億劫でなくなった(50代女性)」という「驚きの声」も紹介されている。

9割の人が実感したのが事実としても、自分が残り1割になるかもしれない。
他人の実感など、3割でも5割でもいい。
自分が実感できるかどうかだ。


まず、終わりまで通して読んで(見て)みて流れをつかむ。
キャッチコピーは「1日1分見るだけ」だが、その「見る」ことに一定のルールがあることがわかった。

ただ、1分間ぼーっと見るだけではない
写真ごとに「見方」が決まっていて、それに従わなければならない。
初日は「面倒だな」と感じたが、二日めからは「どれどれ今日のルールは?」と難なくこなしている。

iPhone5のストップウォッチで1分を計り、写真を見る。
1分はあっという間に過ぎる。
実にカンタンだ。
これで「目がかなりよくなったと実感!」できる9割の方に入れたら、この投資は高くない。


始めてから3日めが終わった時、違和感を感じた。
スマホの文字が以前より見づらいのだ。
いいか、悪いかはわからないが、この実感は数値化しなければならない。

そうだ、ずいぶん前に買った「見るだけで目が良くなる」的な本に付いていた視力測定表が確かあったはず。
書類棚を探すと「health」のバインダーに入っていた。


写真は28種類
1クールが終わるのは4週間後
その頃「ビフォー」「アフター」をお知らせしたい。

つづく

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2017年5月 8日 (月)

僕らが「リアル店舗」に求めていること

【1】DVD(メディア)は箱の中に入っているのか?

箱を振ると「からから」と音がする。
何かが1つだけ入っている様子だが、それが説明書なのか、DVDなのかはわからない。

【2】「ダウンロード版」だった場合、インストールするパソコン台数の規約は?

スズキさんの調べによると、メーカーであるCORELのウェブサイトには「製品によって規約が違う」ということが書かれているらしい。
つまり、購入してから読む規約で初めて「同時使用しない場合2台までOK」であるとか「パソコンを買い換えた場合の対処」がわかるということだ。
(結論を先に言うと、箱の中に規約書はなかった)


「買う前にわからないと困りますよね」
スズキさんの親身な言葉が嬉しい。

僕らがリアルな店舗に求めているのは、こういうことなのだと思った。
正確な事実はあるところにはあるし、ないところにはない。それはネット店もリアル店も同じだ。
ただ、リアルな店でしかわからないものはある。
それはデザイン性がある品においての「色み」「質感」といったものだ。

そして、リアルな店においてより多く味わえるものが「買い物の楽しさ」「モノを買った満足感」だ。

「(在庫は)そこに並んでいるだけです」
「商品以外のことはちょっと(わかりません)」

そんな対応はがっかりだ。
僕らは心のどこかで、店員さんが「売らんかな」ではなく、こちらの側に立って考えてくれることを求めているのだろう。


スズキさんと僕の共同作業に結論は出そうにない。
それは調べている相手が「正確な事実」を用意していないからだ。

これは買うしかないですね。ありがとうございました。
「ダメだったら返していいですか」
なんてことは言わない。
それを口にしたら、ここまで築いた信頼を損ねてしまう。

(30分後)

帰宅して運命の開封 ^^;)
箱を逆さにすると紙袋に入った1枚のDVDがぽとりと落ちた。


ここからは、これから「WinDVD Ultimate 12」を買う人のために、作業記録を記しておこう。

(1)はじめに箱から「WinDVD Ultimate 12【シリアル番号】取得」の「紙」をとり出す。
まだ「DVD」はセットしない。

(2)「紙」に書いてあるURLにアクセスして所定事項を記入して、シリアル番号を取得

(3)パソコンに「DVD」をセット
autorunを実行すると、あとはガイドに従い「肯定的選択」するだけでインストールが完了した。

後日「録画したテレビ番組を親戚に見せる」という課題は、無事クリアされた。

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2017年5月 7日 (日)

パッケージ版にメディアが入っているのかわからないWinDVD Ultimate 12

お目当ての再生ソフトがないと言われては仕方ない。
とりあえず、親戚の家で映写する選択肢を増やすために「DVD-R」の「CPRM対応」ディスクを買い求める。
プラケースは要らないので、スピンドルにメディアがはまっているタイプにする。
1枚60円程度

そのままレジに向かうのも味気ないな
たまにしか来ない家電店だ
何かおもしろいモノがないか、棚を流していこう
そうして通りかかった「ソフトウェア売り場」には、堂々と「WinDVD」が並んでいた。

あるじゃん
「詳しい人」にもいろいろあって「技術」「商品」「店内」それぞれ専門が異なるのだ。

売られていたのは「WinDVD12」と「WinDVD Ultimate 12」
後者は千円高いが、ネット動画ダウンローダー「チューブとニコニコ、録り放題4搭載」とある。
これは、遊べそうだな
そんなイメージが浮かび、高い方をカートに入れて[レジに進む]
といっても、ここでは歩くのだが


お金を払おうとして箱をカウンターに置いた時、ふと気になることがあった。
そういえば、この箱、どこにも「DVD版」といった記載がないな
昨今のソフトウェア販売はメディア同梱、いわゆる「パッケージ版」と、モノが入っていなくて認証キーを記した紙が入っているだけの「ダウンロード版」に分かれる。
この品はどちらなのだろう?

そもそも、僕はリアル店舗に「パッケージ版」を買いに来たのだ。
ここで「ダウンロード版」を買うのだったら、ここまで来た甲斐がない。
価格面から言っても、ネットで「ダウンロード版」を買った方が1000円ほど安い。


するとレジのおばちゃん、今度はソフトウェアの「詳しい人」スズキさんをインカムで呼んでくれた。
その動きには迷いがなかった
以前ならば「買うの、買わないの?後ろに客が並んでるでしょ?」と「プレッシャーの間」を置かれたものだ。
実際、さっきまで空いていたレジカウンターには、いつのまにか長い列ができていた。

そして、ここから呼ばれて飛び出たスズキさんと僕による共同作業が始まった。
スズキさんはお店のパソコン
僕は自分のiPhone5
それぞれ、検索技能を駆使して課題をしらべる。

しらべるポイントは次の2つだ。

【1】DVD(メディア)は箱の中に入っているのか?

【2】メディアが入っていなかった場合、すなわち「ダウンロード版」だった場合、インストールするパソコン台数の規約は?

つづく

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2017年5月 6日 (土)

独りで見る映画 「湯を沸かすほどの熱い愛」

中村君からのメールに「湯を沸かすほどの熱い愛」で久しぶりに「涙活」したと書いてあった。
家族がいない時に1人で見たので、鼻水垂らして見たのだという。

「涙活」という言葉があるのか、世の中の事情は知らないが、今流行の・・というより言い古されて腐りそうな「号泣」と書かれていたら、そこでメールを燃えないゴミ箱に入れていただろう。

上映館はとても限られていて見逃したので、GWに借りるのを楽しみにしていたという。
キャストは宮沢りえ、オダギリジョー、杉咲花
最初の2人はよく知っているが、最後の1人がわからない。

中村君はこう書いている
(以下引用)
娘役の杉咲花というまだ19歳の女優が素晴らしい。
ぐっさんと回鍋肉を取りあうクックドゥのCMに出てる女の子ですから、分かると思います。
(引用おわり)

さっぱりわからん
クックドゥのCMを他人も見ているという決めつけがよくわからない。
ただ、中村君の勧める映画は、僕にとってハズレがない。
去年勧められた「シン・ゴジラ」もばっちりはまった。
(蒲田くんまで集めてしまった)



しかし、近くにはTSUTAYAがない。
借りに行ったら返すのも面倒だ。
TSUTAYA DISCASでは、いつ届くかわからない。

いや、待て
そうだ「U-NEXT」で見よう

U-NEXTは先日の「Rev.from DVLラストライブ@赤坂BLITZ」の独占配信を見るために加入している。
毎月1,000ポイントがもらえるので、追加料金なしで見られるはずだ。
(新作は540円)

メールを読み終えてすぐに見始める。
視聴期限は一週間と表示された。
この間ならば、何度でも見ることができるし、途中で止めておいて、後で続きをみることもできる。
テレビ(Fire TV)でもパソコンでも見られるのがいい。
(スマホでも見られる)


きりのいいところまで見ようと、見始めたが一気に2時間見てしまった。
宮沢りえの娘役を務める「杉咲花」はどこかで見たことがある。
いや、かなり愛着すらある
でも、どこで見たのか思い出せない

映画を見終えて「Google先生」に尋ねたらNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の末娘役だった。
そりゃほぼ毎日、半年も見ていたのだから、愛着も湧こうというものだ。
この子は地力がある。まっすぐ進んでいきそうだ。


中村君のススメは今回も当たり
確かにこれは、独りで見る映画だ

U-NEXTのキャッチコピーには「驚きのラストに涙が止まらない!」とある。
いや、そこは涙の場面じゃないし・・

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2017年5月 5日 (金)

可愛い子には5km走らせよ

関東平野一円が快晴に恵まれた日
僕はボランティアで皇居に来ていた。
清掃ではない。
皇居は2005年頃から、ランナーのメッカとなっている。
メッカでわかりづらいならば、ランナーの熱田神宮だ(余計わからんか)

皇居は江戸城があった場所であり、その外周はお濠が取り囲む。
その外側には一般道路が走っており、歩道もある。
この歩道が「ランナーのメッカ」なのである。

1周5km。途中には1つも信号がない。
それはそうだ。中から出てくるのは皇室関係者であり、滅多に出入りしないし、その時には信号など必要ないくらい、警備体制が敷かれる。
ここを左回りに走るのがお約束。
道幅が狭いので「逆走」すると、ランナー同士の衝突事故が起きかねない。


この日、一番の楽しみは「親子5km」
親1人、子1人が同じナンバーカードをつけて一緒に走る。
「リレー」ではない。

だいたいの場合、走る親だけでなくもう一方の親も会場に来る。
(見学の)母親が一眼レフを構えて、父親と娘を撮ろうとしているので、カメラマンを申し出る。
皇居をバックにした1枚。少し迷ったが全身を入れる。
被写界深度が深いので、うまく背景がぼけてくれるだろう。
Canon製はピントの合わせ方がよくわからないので自信がない。
二枚撮って、確認してもらう。
「ばっちりです」


見学の親はスタート地点で待機
かと思ったら、そのうち数名は「伴走」してくる。
その方がきっと楽しい。
携帯で電話してきて「今どこよ?」と確認してくるお母さん。
きっと暇を持て余している。


はじめの1kmは平坦
ここでお調子ものの子どもたちは、一気にスタミナを使い切ってしまう。
ベテランのマラソンランナーならば「入りはゆっくり」を心得ているが、子供らにその冷静さを求めるのは無理だ。

そして1km過ぎから2kmまで地獄の上りが始まる。
ここで、子ども達は一気に減速する。
なかには泣きじゃくる子あり。
お父さんがだっこしてしまう場合もある。
そうなると「親子5km」ではない。
「親5km(子ども付き)」だ。


一気に上った分、そこから先は「お楽しみの下り」
3kmあたりで一気に下り、千鳥ヶ淵を左折すると、右手に国会議事堂、最高裁、桜田門(「相棒」で毎回映る警視庁)左手にお濠の水辺を見下ろしながら快適な2km


泣きじゃくっている子どものふくらはぎに冷却スプレーをかけてあげる
「冷たい」
気づくと泣き止んでいる。
よかった

ここからは「下り」だから気持ちいいよ
すると女の子「がんばる」と言って走り出した
お母さんにっこり。
走るお母さんはキレイだ。


「親子ラン」は5kmくらいがいい
幼気な子どもに5kmも走らせるのは過酷だが、だからこそ、そこにドラマがある。
そこらの大人に「5km」は走れない。
だから、皆がびっくりしてくれるはずだ。

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2017年5月 4日 (木)

NIKE AIR WOVEN PREMIUM 造りが大きい

翌朝、ナイキ原宿の開店と同時に電話を入れる。
ダメ元で在庫を確認するためだ。
ネットでは即日完売でも、店頭には若干残っていることがある。

僕は「ネット未発達時代のコレクター」
当時は「(定価の)店頭にないものが、通販(プレ値)にある」時代。
従って現代の「店頭にあって、通販にない」というのは不思議な感覚である。


「今ならば、まだ在庫がありますよ。ただ、お取り置きはできないんです」
電話口で、女子店員が優しく話す


仕方ない、それならば
「昼休み原宿」だ

夏休みの宿題ではない。
昼休みに原宿まで往復するのである。

(1時間後)


店に着くと、すぐ「27.0」を出してもらう
いつもならば「27.5」と2つを履き比べて決めるのだが、この靴は「1cm刻み」で発売されており「27.5」がない。
恐らく「27.0」で間違いないだろう
と思ったら、これがとんでもなかった。

「27.0」ぶかぶか
歩く度にかかとが抜ける

慌てて「26.0」を持ってきてもらう。
だが「26.0」ぴちぴち
今度は、足入れが厳しい。
なんとか足を押し込んだが、甲がきつい
この靴で飛行機に乗ったら、ファーストクラスでも気分が悪くなるだろう(乗らないけど)
「26.5」が欲しいところだが、元々ないのだから仕方ない。


甲がきついのを耐えるか
かかとが抜けるのを気にしないか

「フィットしないものはやめた方がいいですよ」
しきりにかかとが抜けるのを気にする僕に
とても実直な印象を与える女子店員が、ここは毅然と言ってくれた。
ナイキ原宿の女子店員は、過不足なく助言をしてくれるのがいい。

僕も同意見だ。
靴は部屋でくつろぐためではなく、歩くためのものだ。
いくら甲がゆったりしているからと言っても、かかとが抜けては歩けない。
スリッパじゃないんだから

レジに行く前に、薄手の靴下も選んでもらう。
これで少しでも甲の窮屈さを緩和しようという算段だ。
件の女子店員が、倉庫から選んで持ってきてくれた。


この靴が何よりいいのは、ベロがない構造なので脱ぎ履きが容易であること。
それだけならば、ナイキフリーやフライニットにもそういう製品があるが、それらはデザインが平凡。
ここ数年、まったく進化していない。
その点「NIKE AIR WOVEN PREMIUM」は圧倒的に洒落ている。



「ウーブン」は最近のナイキシューズではよく出てくるキーワード。
なんだろう?ウーブン
「ACG」みたいにカテゴリーの名前なのかな
どこかで聞いた覚えがある
でも思い出せない

ウーブン woven は weave「編む」の過去分詞で「編まれている」という意味になる。
靴のアッパーは概ね、一枚ものの素材を立体裁断して縫製される。
アッパーの一部分に「編んである」部分がある靴をウーブンと呼ぶらしい。

ここまで書いてきてようやく思い出した。
2006年頃、デコを応援していた頃「FCバルセロナウーブンウォームアップ」といった製品群を愛用していた。
確かに編んであったよな、服だから

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2017年5月 3日 (水)

ウーブン 蒸籠のようなナイキの靴

こんな靴履けるのか?
ある日僕は、ナイキ原宿で出会った靴に驚愕した

その靴は例えるならば、香港の飲茶レストランで小籠包が出てくる時の蒸籠(せいろ)のよう。
記憶が確かならば2色の竹で編まれているようなアッパーだった。

手に取って見る。
デザインかと思ったら、実際に「編まれている」
タテヨコ方向に力を加えてみると、編み目に隙間ができる。
どっひゃー、これすぐダメになっちゃうんじゃないの?


靴コレクターの世界に入って20年
いまだ「1軒の店で一度に2足」の靴を買ったことはない。
(ヤフオクでは1日に3足買ったことはあるが)
その日は別の靴を買いに来ていたので、度肝を抜かれた靴はそのまま棚に戻した。


しばらく経つとその靴が気になり始めた。
そろそろ、新しい靴を探そうかなと思った時、いつも「蒸籠」の靴が目に浮かぶ。
しかし、さすがに「ナイキ 蒸籠」で検索しても出てこない。
「ナイキ 竹で編んだような靴」
「ナイキ 格子状の靴」
いろいろやってみたが「Google先生」は応えてくれない。


その後、ナイキ原宿を訪れた時には、一応棚を隅から隅までチェックするのだが「蒸籠」の靴は見つかるはずもない。
なぜならば「復刻」や「2Season連続展開」という一部の例外を除き、ナイキは同じ靴を再販売、あるいは追加販売しないからだ。


逃した魚は大きい

夏が近づき、涼しくて履き心地のいい普段履きが欲しいと思っても「蒸籠」の靴はどこにも売っていない。
他の靴メーカーについては、探すまでもない。
このような新機軸が打てるのはナイキだけだ。
リーボックやプーマなどで、希に目ん玉が飛び出しそうな靴が出ることはあるが、続かない。

機構、デザインともにナイキの企画力、デザイン力は他社に太い一線を画している。
どれくらい引き離しているかというと、セントラルリーグで1位と6位が20ゲーム差だったとして、1位のナイキチームが2位に10ゲーム差をつけているくらいだ。


「蒸籠」の靴を見てから3年
つい先日、僕の目はネットのバナーに釘付けになった。
そこに「蒸籠」の靴が表示されていたのだ。

Google AdSenseを始めとした現代のネット広告は、ユーザーが最近ネットでチェックした商品そのもの、あるいは類似商品をバナー広告に表示させる。
僕の場合、ブラウザーでインターネットを見ていると、記事の回りは「靴だらけ」になる。

その日、表示された「蒸籠」の靴は、かつてナイキ原宿で見た2色の落ち着いたものではなく、とてもカラフルで篠原ともえが履きそうな靴だった。

その表示が消えないうちに、あわててクリックする。
商品名は「NIKE AIR WOVEN PREMIUM」

■型番:898028-001
■価格:17,280円

すぐに「27.0」の在庫を見ようと思ったが、既に「品切れ」
ただし、ナイキには珍しく「5月中旬再入荷」とあった。

「Google先生」に尋ねると、この靴は2017年4月21日に復刻版として発売。
オリジナルは2000年に出ていたらしいが、その当時は「靴から離れた人生」を送っていたので、まったく気づかなかった。
いや、もしかすると目にしていたのかも知れないが、脳は反応しなかった。
それぞれの時代には、その時の「気分」というものがあるのだ。

つづく

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2017年5月 2日 (火)

「詳しい人」を呼んでくれるようになった大手家電店

WindowsVista機の「WinDVD」でも、テレビ番組録画のダビングDVDを見ることはできなかった(前話)

そこで、過去にダビングした手持ちのDVDを次々に試したところ、再生できるものとできないものに分かれた。
しかし、その法則性がわからない。

ダビングする際の「VR方式」「ビデオ方式」の違いか?
あるいはファナライズの「する」「しない」なのか?
ディスク面を見ただけでは、それらの情報はわからない。


これまでならば「そこまでしてパソコンで見ることはない」といって、問題を先送りにしてきたのだが、今日は「録画したテレビ番組を親戚に見せる」というミッションが課せられている。
期限は一週間。


ここは「CPRMに対応した有料版の再生ソフト」に踏み込むしかない。
ネット上で探すと「WinDVD」の「パッケージ版」「ダウンロード版」がすぐに見つかった。
ダウンロード版であれば、今すぐインストールして試すことができる。
だが、インストールの安心感から言って、パッケージ版が望ましい。
ただ「パッケージ版」は1日後には届くものの、荷物を受け取るのが面倒だ。
よし、メディア(ダビング用DVD)の補充がてら、大手家電店に行こう。

(30分後)

近年、大手チェーンの傘下に入ったこの店は、店員の「熱心さ」が格段に増した。
「専門知識」はというと、受けた質問内容によって「詳しい人」を呼んでくれるようになった。
これまでならば「ちょっと、そこまではわかりませんねぇ」とお茶を濁していた部分だ。

DIGAで録画した番組をDVDにダビングして、パソコンで見たいのですが、何かを買ったら見られますか?

質問はこんな調子で始める。
あまりに素人だと、いきなりなめた口調になる店員がいるし、あまりに玄人だと店員が警戒する。
質問は「詳しいのだか、詳しくないのだか、よくわからない」くらいがちょうどいい。

呼ばれて飛び出た「テレビ録画」に詳しいサトウさん、自信を持って言い放った。

「ダビングしたDVDはパソコンに入れればふつうに見られますよ。CPRM対応ではないメディアにはは、そもそもダビングができませんから」

そこで、こちらの窮状を話すと「確認してきます」と言って事務所に消えた。
こうしたところも、最近の家電店の特徴だ。
なかには(その店で買ったわけでもない)録画機の型番まで確認して調べてくれる人もいる。

数分後、戻ってきたサトウさん
「やはり、パソコンで見られないということは録画方法やメディアではなく、パソコン側の問題ですね。うちでは再生ソフトは扱っていないんですよ」

つづく(次回は5月7日)

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2017年5月 1日 (月)

「録画したテレビ番組を親戚に見せる」という課題

テレビ番組録画のダビングDVDをパソコンで見る

その日、僕は久しぶりにパソコン難民だった。
初めてのパソコンを買ってから27年。
初めの頃はわからないことばかりで、その都度「詳しい人」に弟子入りして学んでいた。
2000年代に入ると、あまりパソコンで困ることもなくなっていた。
周りに「詳しい人」が増えたのもあるが、自分自身がその「詳しい人」となっていたのだ。
2010年代に入ると「Google先生」の実力が格段に上がり、わからないことの大半は先生が教えてくれるようになった。

その課題はこの1年くらい解決できていない。
何度か頼りにしている「Google先生」に頼ってみたが、どうやら手に余る様子。
「詳しい人」に聞きたいところだが、周りにはそういう人がいない。
そもそも、詳しい人なんて、市井にはそれほどいないものだ。


「録画したテレビ番組を親戚に見せる」
その日、僕にこんなミッションが与えられた。
親戚の家には「DVDレコーダー」がない。つまりDVDディスクを持ち込んでも映写する機械が存在しない。

取り得る唯一の方法は、DVDスーパードライブが搭載された手持ちのノートパソコンを持参して、13インチの画面で見せることだ。



まず始めに、Panasonic DIGAからダビングする。
その際に使用するメディアは「CPRM対応」でなくてはならない。
「CPRM対応」ではないメディアでは、ダビングそのものができないのだ(大手家電店員談)
手持ち在庫があったDVD-RAMのディスクにダビングする。
同じPanasonic同士ということもあり、ここでつまずくことはない。

ハイビジョン画質では収まらなかったので、通常画質ダビングをセット。
1時間番組の1倍速ダビングなので、1時間後にはダビングしたDVD-RAMができあがった。
DIGAで再生すると問題なく再生できた。
DIGAの録画リストではダビング可能回数が1回減って「9」と表示されている。
ここまでは順調だった。


つづいて、DVD-RAMをパソコンにセットする。
しかし、案の定というか「このファイルは再生できません」というエラーが返った。
それが、この1年解決できないまま放置していた課題だ。
Windows10パソコン(マウスコンピューター)に買い換えて以来、このパソコンでは一度もDIGAでダビングしたディスクが再生できたことがない。

「Google先生」は、恐らくそれは「CPRMに対応した有料版の再生ソフト」がパソコンに入っていないからだという。


そこで、先日サポートが終焉したWindowsVista機を立ち上げる。
(ネット回線を取り外したスタンドアロン機)
こちらには、DVD等再生ソフト「WinDVD」が標準で入っている。
この機械で再生できるならば、新たに「WinDVD」を買えば解決という算段が立つ。

Vistaゆえ起動に大変な時間がかかったあと、
先ほどダビングしたDVD-RAMを投入。
しかし「WinDVD」が反応してくれない。

つづく

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