「行列ができないラーメン店の作り方」最後の条件
外には行列ができている飲食店
店の前には椅子が4つあるが、そこから先は近隣の歩道に行列が伸びており、誰もが立って待っている。
「行列が三度の飯より好き」という人もいるかも知れないが、店側がそれに甘えている構図も透けて見える。
表では客が立って待っているというのに、店内には空席が点在している。
厨房の様子はわからないが、調理が間に合っていないのかと推察する。
ただ、席は空いているのだから客を外で待たせる必要はないはずだ。
店の外では時折ホール係が出てきて「車道寄りに並んでください」と並び方まで指導している。
店によっては「歩道寄りに2列で並んでください」などと看板まで作っている。
そこには、行列を是としている姿勢が垣間見える。
飲食店で行列ができることは仕方ない
だってお客が来るんだから
「行列ができるラーメン店」の店主はそう言うかも知れない。
だが、そうだろうか。
名古屋の有名店「矢場とん」は矢場町に本店があり、ここ20年で名古屋市内に複数店舗を拡充した。
そして2004年3月には「東京銀座店」をオープンしている。
この時の店主の弁はこうだ(要旨概略)
「名古屋の店に東京から食べに来たお客さんが並び、地元の人が食べられなくなっている(敬遠している)そこで東京の人は東京で食べてもらえるよう東京に店をつくった」
「二年で五割が閉める」と言われる飲食店業界で、店を増やすことは容易ではない。
だが、客の側から見れば、比較的近くに店があり、罰ゲームのような行列をせずに食べられることはありがたい。
僕の場合、行列していた店にはもう行かないし、どうしても行きたければ比較的空いている開店直後に行く。
「行列ができないラーメン店の作り方」最後の条件はこうだ。
【3】「行列のできないラーメン店」をつくる最強の方法
1.まずいラーメンを作る
2.店員が客に私語を注意する、食べ方を指導する
こちらが客なのに、頭にバンダナを巻き黒いTシャツで決めた兄ちゃんから怒られたら腹立つ(別にバンダナとTシャツに腹が立っているのではない)
美味しくて人気があるけど「行列ができない」ラーメン店を作りたい方は【1】【2】をご検討いただきたい。
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