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2017年6月12日 (月)

金槌が二階から降ってきた

バス停へ急ぐ
このバスに遅れると集合時間に間に合わない

今日はアラブ会の「鉄道オフ」
この企画は2年前の初夏、僕が提案した「青梅昭島国立~1日で3本の0系を視察する!」で始まった。
その秋には「いすみ鉄道と小湊鐵道で往く房総半島半周の旅」をアラブさんが企画。

今回はその第三回でサオリさんの企画となる。
題して「鉄道オフ2017春 南武支線・鶴見線に乗って 都会の中の秘境駅 海芝浦駅への小さな旅」
回を追う毎に、火曜サスペンスのようにタイトルが長くなっていく。
エクセルの関数(=len)で計算したら42文字あった。
この分で行くと次回は50文字を突破しそうだ。



土曜日だからクリーニング屋が開いている
その前を通ると湯気の香りが来た
とても懐かしくなる
衣服から水が抜ける匂い
これは家庭の匂いなのかな
そういえば、母は家でアイロンかけてたよね
昔は母がアイロンをかけるのが当たり前だったから


その二軒先で木造の家を建てている
まだ九時前というのに大工さんの朝は早い
前、ここは何だったかな。
思い出せない
ゼンリンの社員でもない限り、どこに何があるかを把握している人は少ない
確か、古い家があったような・・

ぼつっ

肩口に何かが当たって、下に落ちた
猫やカラスのような生態ではなく、静態のモノ
なんだ?
足下に転がっているものを拾い上げてみる

金槌(かなづち)だ
それが落ちてきた方向を見上げると、角刈りのおじさんが「あ、ごめん」と言った。

改めて金槌を見やる。
柄の部分が30cm、ハンマーが12cmくらいか
おじさんはむこう向きだったので、腰に巻いた道具入れから落ちたのだろう。

しばし、固まる

もしこれが頭に当たっていたら
今日はたまたまヘルメットを被っていないので(いつもだが)頭が割れて流血していたかも知れない。
まぁ死にはしなかっただろうが、それでも打ち所が悪いってこともある。

どうしたもんじゃろのぅ

しばし、とと姉ちゃんになって考える
再び角刈りのおじさんを見上げると、何事もなかったかのように淡々と働いている。
慌てて降りて来て「怪我はなかったかい?」と声を掛けるつもりは微塵もなさそうだ。
下手に謝って、ことが大きくなってはいけないと踏んだように見受けた。

これは一大事なのか?

いや、僕は怪我をしていない。
でも油断は禁物。帰宅して風呂に入ったら、肩に痣ができているかも知れない。
とも思ったが、バスの時間が迫っていることを思い出した。

金槌を投げ返すようなことはしない。
(投げたらまた、落ちてくるし)
そっと地面に置いて、先を急ぐことにした。

(後日通りかかると、建築現場全体が青い網で覆われていた。一応業務改善はしたらしい)

つづく

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