富岡八幡宮を外したら、東京は超高速コースになれる
雷門を右折すると前方やや左に東京スカイツリーが見える。
東京に住んでいると、割とどこからでも見えるのでありがたみに欠ける。
雷門に比べると、撮影で立ち止まるランナーは少ない。
すぐにまた右折して元来た道に戻る。
前回2009年に走った時にも感じたことだが、ここは「一服感」を感じる。
雷門周辺で狭くなっていたコースが急に広くなること、あるいは建物で日が遮られているのか。
いよいよ新コースの難関と捉えている「富岡参り」が始まる。
なぜ、そう思うかというと、直前ニッテレの特番でそのように伝えていたからだ。
しかし、特段「心臓破りの坂」があるわけでもない。
小さい橋を4つ渡るため、往復で8度。
細かいアップダウンが繰り返される。
それだけのことだ。
しかし、そこが難所としてクローズアップされるほど、それ以外が超楽勝コース(メディアは超高速コースと言っている)ということなのだ。
「これくらいたいしたことないね」
ケニアから来た優勝候補がテレビの中で言う。
そりゃそうだろう。だが、僕ら素人ランナーにとっては、細かいアップダウンは要注意だ。
とにかく16km過ぎからはじまり、25km手前まで。
ここを「しのぎきる」ことが、今日の最大のテーマ。
ここさえ乗り切れば、あとはなんとかなる。
気温が上がってきており、日差しを感じている。
今日は5年ぶりにサングラスを止めて、ふつうのメガネで走っている。
沿道の皆さんと目と目を合わせ、心を通わせるためだ。
その分、日差しから受けるダメージは増える。
16kmを過ぎた。
いよいよ、新コース(第2部)最大の難所へと左折していく。
ここから富岡八幡宮まで片道4.5km、往復9km
主催者がウェブサイトに置いているコースムービーで見ると、画面が上下するのがわかる。
何度か川を越えるためアップダウンが連続する。
この日、キプサングが2時間3分58秒で走り「東京は高速コースに生まれ変わった」らしいが、ここ「富岡参り」を外したらそれこそベルリンマラソンに匹敵する「超高速コース」になれると思う。
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