中島らもがバーでウーロン茶を飲んでいる
週末になると、僕は創刊号を捨てる
「Touch」1986年11月4日
小学館 150円
週刊
当時「FF」と呼ばれていたFocus、FDIDAYの写真週刊誌ブームに後発で参戦した雑誌のひとつ。
表紙に記載されたメイン記事
・松田聖子の赤ちゃん。正輝の「抱っこ」
・浩宮さまがあこがれの「女性」柏原芳恵とご対面
神田正輝が抱っこしているのは沙也加で、母の松田聖子は「私のオッパイを強く吸ってくれるとき、母親の実感がわきます」とコメントしている。
ほかには森田健作(現千葉県知事)の結婚式などが掲載されており、雑誌が比較的穏健な方法でも書店に棚を確保できた平穏な時代を象徴している。
「週刊アスキー」1997年6月2日
アスキー 350円
メイン特集は「弱者のためのインターネット」
1997年は日本でインターネットが一斉に普及した年。
ブラウザー「モザイク」でごく一部のユーザーが使い始めた1995年、インターネットを扱うのは「インターネットマガジン」のような専門誌だけだった。
1997年は一般大衆、といっても先駆者的な層が「インターネットってどんなもの?」という関心を寄せ始めていた。
中島らも(1952-2004 当時45歳)が深夜のバーで収録したインタビューで、ウーロン茶を飲んでいるのが心に刺さった。
中島らも
音楽、演劇もこなす作家。うつ病、躁病に詳しい。故人
1952年
兵庫県尼崎市生まれ
1992年
「今夜、すべてのバーで」で吉川英治文学新人賞受賞
1994年
「ガダラの豚」で日本推理作家協会賞長編部門受賞
2002年
10月、自らのうつ病、躁病の経験を書いたエッセイ「心が雨漏りする日には」青春出版社 発表
2004年
7月26日、階段で転落し脳挫傷、外傷性脳内血腫により逝去 享年52歳
8月、光文社文庫「蒐集家」に遺作「DECO-CHIN」が収録された
「心が雨漏りする日には」では、生まれ変わるなら飼い猫になりたい。
飼い猫のようになんの心配もなく無防備に生きたい・・と書いていた。
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