なかなか発売されない「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」
asicsのマラソンシューズを支えてきた三村仁司は定年退職後、岐阜に工房「ミムラボ」を構え、adidasと契約した。
そこで、コレクター時代にも経験がない「初adidas」を買うことにする。
三村仁司の手によるモデルは「日本人を速くする」と銘打った「アディゼロタクミ戦」
その翌年には、三村本人が計測してオーダーメイドする「三村プレミアム」を作ったが、スタート前に不届き者により靴を踏まれてしまい、完治まで1年というひどい血豆ができてしまった。
せっかくの三村の手による靴。次のシーズンでリベンジしたかったのだが、練習を含めて500kmでリアソールがすり減ってしまい、泣く泣く処分。
翌年からは「マラソンadidas時代」を築くことになる新素材「ブースト」を装備した「タクミ戦ブースト」を2シーズン使用。
別に靴が悪いのではないが、戦果は芳しいものではなかった。
そして、迎えた東京マラソン2017
6年前自己ベストを出した縁起を買って「ニュートンディスタンス」を使用。
「タイムを金で買う靴」の真価は発揮できたと思う。
自分の能力とも合っているこのモデルを変える理由はない。
ところが、翌シーズンも「ニュートンでいく」既定路線は1通のメールであっさり廃案となった。
少々、前置きが長くなったが、本題に戻ろう。
NIKE ZOOM VAPORFLY 4%
ナイキは、この靴を「Nike史上最速かつ最も効率性に優れたマラソンシューズ」と謳う。
「4%」とは?NIKEのマラソンシューズ「ズームストリーク6」と比べて「ランニングエコノミーが4%高い」という意味
仕様
・フルレングスカーボン使用
・ほぼ縫い目のないFlymeshアッパー
・摩耗しやすいかかと部分に耐久性が高いラバーを使用
・ユニセックス=男女共用モデル
この靴のニュースをキャッチした時点で、当初の発売予定日2017年6月8日は過ぎていたが、延期されていた。
そこから、入荷チェックの日々が始まった。
こうして、靴の入荷チェックをするのは、靴コレクターだった20年前以来だ。
しかし、来る日も来る日もNIKE店舗の返事は「未定です」の一点張り。
「NIKE原宿のブログに書きますので、そちらをチェックしてください」という助言を受け、数時間毎に更新を確認する。
結果的にこの情報は正しく、発売前日には発売情報が掲載されていた。
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