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2017年8月16日 (水)

さかなクンの「ハコフグ帽子」で下関海響マラソンを走りたい

「下関海響マラソン」は仮装を禁止していない。
運営者は「良識のある服装」での出走を求めているだけだ。

前レース「東京マラソン」の「くまモンキャップ」で味を占めた僕は、今回も「仮装」は外せないと考えていた。
仮装と言っても服装に凝るほどの走力はない。
今回も沿道からの声援を受けやすいキャラクターのキャップによる「プチ仮装」だ。

下関で受けるキャラクターとは何か?
オレはいったい、何をかぶりたい?
日々、自問自答していたある日のことだ。

毎日録画している「NHK ニュース9」を見ていると、とても珍しい魚が漁師の網にかかったというニュースが始まった。
次の瞬間に「あの人」が登場する予感がした。

ぎょぎょぎょ~

やっぱりだ・・
一見キワモノのようだが、卓越した知識を持つ魚の専門家「さかなクン」である。
くまモンがクマもんではないように、さかなクンはサカナくんではない。
さかな君でもない。



■さかなクンの略歴

1975年8月6日
東京都生まれ

1993年
TVチャンピオン「第4回全国魚通選手権」で優勝
東海大学海洋科学博物館(静岡県)に就職

2002年
朝日小学生新聞で「おしえてさかなクン」の連載が始まる

2006年
東京海洋大学客員助教授就任

2007年
著書「さかなのなみだ」(絵本)

2012年
内閣総理大臣賞受賞

2015年
東京海洋大学名誉博士号授与

2016年7月
生い立ちを書いた著書「一魚一会」出版



画面いっぱいに映し出されたさかなクンの頭には、トレードマークのあの帽子。
この帽子をかぶり始めたのは2000年
「どうぶつ奇想天外!」に出演した際、番組スタッフから「もっとインパクトのあるものを被っては?」と提案され、ハコフグ帽子を美術スタッフに作ってもらったのがきっかけだ。
それ以来、いつも彼の頭には「ハコフグ帽子」


よし、あれだ
下関といえばフグ、下関海響マラソンはあれを被って走ろう。
きっと沿道から「さかなク~ン」という声援をゲットできるだろう。
くまモンは希少性が乏しく、42.195kmの間で受けた声援は20回に留まったが、さかなクンで走っているランナーは見たことがない。
きっと、応援の「入れ食い」に違いない。


「Google先生」に「さかなクン 帽子」で尋ねる。
すると市販されていないことがわかった。
公式グッズとしては「なりきりバンダナ」があるが、立体感に乏しい。
沿道の人には、漁協の人が手ぬぐいを被って走っていると思われるかも知れない。

なければ作るしかない。
「さかなクン ハコフグ ぬいぐるみ S」(メーカー:サンアロー)の中身をくりぬいて被るか?だが容積が小さすぎて、かぶれそうにない。
それならば、オリジナルの帽子を作ってくれる工房はないか?と探したが、見つからない。
もし見つかったとしても5万円、10万円といった予算になるだろう。

受けを狙うための出費は、せいぜい5千円が限度。
さかなクンの「ハコフグ帽子」は諦めて、2年つづけて「くまモンキャップ」のお世話になることにした。
しかし、その決定は一ヶ月後に覆ることになる。

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