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2017年8月14日 (月)

「ウニ・オン・ザ煮玉子」と「牛とろのウニ巻」至福の共演

手荷物は椅子の下の荷物置き場へ。
スマホだけは、カバンから出してポケットに忍ばせておく。


お通しが先陣を切る
仲野君は五郎ちゃんと同じ「たこときゅうりの塩昆布」
タコがダメな僕は違うものにした。


「ウニ・オン・ザ煮玉子」
崩れやすいので、手でいっちゃってください
というむろつよし(ドラマではマスター役だった)の台詞そのままのアドバイス
確かに食べづらい
宇宙から持ち帰った隕石を取り扱うような慎重さで、一口で放り込んだ。


通常の食べ歩きブログならば、ここらで写真の一枚も載せるところだろうが、写真は一枚もない。
店が狭くマスターや周りの客との距離が近い。
ウニ・オン・ザ煮玉子に向かって「はい、ポーズ」などとおちゃらけるのは、憚られた。
それに、テレビに登場したこともあり、ネット上には「とだかメニュー」の画像が溢れている。
ここに画像を置くニュース性が乏しい。
ということで、ウニ・オン・ザ煮玉子撮影を見送った時点で、写真のことは忘れた。


「トマトと胡麻豆腐の揚げ出し」
は2つに取り分けて出してくれた。
トマトの歯触りが新鮮だ。
そういえば、箸が細い
六角ではなく、ただ先端が突き刺さるくらい細い。


「揚げとうもろこし」
はコロッケのような食感を思い描いていたが、ぱりぱりでおやつのよう。

この日はキンキが鰯に代わり「鰯と茄子の包み焼」
鰯の味が鮮烈


入り口のドアが開き、マスターが「すみません」と断っている。
予約なしの飛び込み客なのだろう。
世の中には「しらべる人」と「しらべない人」がいる。
しらべないで、一度行ってみようと思う人がいても不思議ではない。
たまたま、キャンセルでも出ていれば、それはお店にも当人にも幸運である。


伝票に書いたメニューが出終わったところで
右手を挙げて
「すいません、追加お願いします」
という五郎決め台詞をトレース
カラオケで歌い手の小節を真似るように、松重豊をイメージしてイントネーションを作った。


追加第一段は「牛とろのウニ巻」
6カン出るので、2人で分けるにはちょうどよい。
海のナマと陸のナマの共演
これ、ちょっと他では味わえない


下関に生まれウニが好きだった母に食べさせたら、喜んだだろう。
なにせ、くるくる寿司に行けば、店中のウニを食べてしまうんじゃないかと心配になるほど、ウニばかり食べていた。

つづく

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