« 故郷で無条件に待ってくれている人 | トップページ | ヴェイパーフライ 4% マリちゃんが感じた違和感 »

2017年9月 4日 (月)

「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」ネットは秒殺で売切

2017年7月20日
「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」の発売日の朝
緊張感を持って迎えた。
靴コレクターをしていた20年前には、こんな日が時々あった。

FOAMPOSITE
イエローグラデ(復刻)
イルクジ(靴じゃないだろ)

果たして僕は手に入れることができるのだろうか。
数時間後、手元にそれはあるだろうか。
世界の平和も、平穏な暮らしも目に入らなくなるほど、そのことに心が囚われる朝。

9:00
NIKE公式で販売が始まる。
しかし、アクセスした途端「順番待ち」を意味する表示が出た。
「ランナーズ」のマラソン・エントリーならば、順番待ちしていれば、大抵の場合は待っていればエントリーできる。

しかし、そうはいかなかった。
ようやく画面が切り替わった時、そこには「在庫なし」表示が出ていた。

甘かった・・
やはり、原宿の開店に並んで整理券を取りに行くべきだったか。
しかし、この時間から動いても、もう整理券は終わっている頃。


11:00の開店を待ち、NIKE原宿に電話を入れる。
「サイズは?(27.0)今ならばまだありますが・・」
行列ははけたらしいが、取り置きはできないという。
開店に並べば、確実に買えたのだ。


どうか買えますように
祈る気持ちで家を出て原宿へ向かう。
原宿は平日というのに、今日も買い物客で混んでいる。
最近、その大半は外国人だが。
こんな時、この通りの誰もが「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」を狙っているような強迫観念に駆られる。
僕はこれを「コレクター強迫観念」と呼んでいる。

周りの誰もがライバルならば、僕は一歩でも前へ出なければならない。
改札を抜けてから雑踏の中、僕1人が走っている。


正午、NIKE原宿
「27、27.5共に、たった今なくなりました・・」
痛恨の極みだ。
楽をしてネットで買おうと、手を抜いた結果がこれだ。

それでも諦め切れない
この諦めの悪さが、思わぬ僥倖へつながるのだった。

| |

« 故郷で無条件に待ってくれている人 | トップページ | ヴェイパーフライ 4% マリちゃんが感じた違和感 »

しらべるが走る!」カテゴリの記事