真剣スイッチは失敗で入る
前を20代らしき女子が走っている。
フォームがばたついていて、どこか不安定だ。
左足が回内していて、膝に負担がかかりそう
三村仁司さんに靴を作ってもらって以来、前を往く人の歩き方が気になるようになった。
靴がひどく片減りしていると、その足が心配になる。
靴をオーダーする、カスタム・インソールを作る、整形外科に行く・・
なにかした方がいいですよと言いたくなり、参っている。
18kmで最後の折り返し
前を行く女子は、折り返さず、そのまままっすぐガス橋の方へ行ってしまった。
一般ランナーだったのか・・
ここで、残っていた手持ちボトルのアクエリアスを飲み干す。
あとの給水はエイドでお世話になろう。
上流に向けて進路を取る
多少和らいだとはいえ、依然として向かい風。
膝は力が抜けたり、戻ったりの繰り返し。
もうスパートやナイスランは諦め、なんとか「完走」に焦点を切り替えた。
それなのにボランティアスタッフが「ナイスランです」と声をかけてくれる。
いやいや、ちがうでしょ
それは、本当にきびきび走っている人にだけ言ってください
ゴールまでの道のりは、それほど長くは感じなかった。
体はかなり元気だから。
足さえ無理が効けば、いくらでも速く走れるスタミナが残っている。
体はできているが、足だけができていなかったということか
レース中に膝を傷めたのは、2016年「板橋Cityマラソン」以来。
あの時は、27kmの急な上りを終えた先で突然、力が抜けた。
それに比べて、今日はわずか7kmで起きた。
もしもレース本番で、同じことが起きれば、かなり辛いことになる。
せっかく、下関の親戚が沿道で応援してくれるであろうに、泣きそうな顔で走ることになったら悲惨だ。
ゴールラインで計時を止める
ゴールラインの先では、タブレットを構えたスタッフが待っていて、ナンバーカードの二次元バーコードを慎重に読み取る。
それだけ、数秒多めの「公式記録」になるが、そもそも計測は当てにしていないので、意に介すことはない。
いっそのこと、計測はすべて止めて、その分、価格を下げたほうがよいのではないか。
えらいことになった
本番まで4週間というところで、膝を傷めるとは。
ただ、改善すべき点は明確に見えている
失敗レースだが本番に向けて教訓は多かった
ぷちんっ
この日、レースに向けて真剣スイッチが入った
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