ハーフマラソンで膝を痛めた6つの理由
あとで振り返ってみると「膝の痛み」が出たことには6つの誤算があった。
①「ヴェイパーフライ 4%」を温存して「タクミ戦ブースト」
今回の勝負靴「ヴェイパーフライ 4%」は、カーボンプレートの性能が本番前に落ちてしまわぬよう、練習で走る距離は80km程度に抑えるつもりだ。
このハーフマラソンはその計算に入っていたが、ぬかるみだらけの多摩川河川敷で靴がダメージを受けるのを避けた。
代わりに投入したのは2シーズン前に使っていた「タクミ戦ブースト」
ところが、この靴は「サブ3」向けと言われている超薄底。
しかも、今シーズンの練習では一度も履いていない。
②水たまりを避けてスラローム走行
できれば、靴の中をべちゃべちゃにしたくない。
スラロームだけでなく、水たまりを飛び越えるジャンプ走行も。
結果的に薄底の靴で着地を繰り返し、膝に負荷をかけてしまった。
③ゲイターを使わず
汚れるのを嫌って、温存してしまったのだが、これだけでも履いていれば、少しはダメージを和らげられたかも知れない。
④上下ともウィンドブレーカー(長袖とロングパンツ)
⑤1stレイヤーに「ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ」
⑥今期初めての手袋
雨に濡れて体が冷えるのを避けたつもりが、完全に天候を読み違えた。
雨も気温も上がり「サウナ・レース」になってしまった。
スタート会場の二子玉川(通称ニコタマ)BBQ広場まで戻れば、再び「追い風」で走れる。
力が入らない膝をだましだまし、我慢のRUNがつづく。
92人しか出走していないランナーは、向かい側からはやってくるのだが、自分の前を走っているランナーは遙か彼方。背中すら見えない。
少し早いが、10kmでこの日ポーチに入れてきた最後のジェルを摂り終える。
レース前には「WINZONE」「VESPA PRO」「ジェル2つ」と万全の給食をしたこともあり、体はエネルギーに満ちている。
ただ、左膝に力が入らない。
粘度の高いジェルを、これもポーチに入れた「アクエリアス」で流し込む。
給食、給水をすると、どうしてもペースが落ちる。
すると、そこで1人の兄ちゃんに抜かれた。
あっ、ポーチ君だ
スタート直後、仲良く最下位をマイペース走行していた彼。
僕が減速したため、背中を捉えたのだろう。
へなちょこランナーと思われたら悔しい。
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