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2017年10月 9日 (月)

水戸でキーホルダーを買わなかった理由

「水戸で財布を買う」という目的は達した。
つづいて京急百貨店で探すのは「マグカップ」「キーホルダー」「木のオブジェ」

当初は「焼き物の町笠間で陶器を買う」ことに決めていた。
ガイドブックに素敵なマグカップが載っていた
角錐のシャープなデザイン、縁取りの赤
「回廊ギャラリー門」で売られているらしい
ところが、カーナビ検索で調べたところ笠間まではけっこう時間がかかる。
できれば、慌ただしい旅にしたくない
水戸からは出ないことにした。

「白地に柑橘系の絵柄」という条件をつけて小一時間食器売り場を探す。
それくらい時間を要するほど、品揃えが充実していた。
隅から隅まで棚を見て、今日は諦めようかと思っていた時だ。
たった1つ、その条件にぴったりとはまるマグカップが見つかった。


店内案内図にロフトがあった
まだ来年のほぼ日手帳を買っていないので、ここで買うことにする。
ここ数年「本体のみ」を買って差し替えていたが「ミナimaging」のカバーに一目惚れする。
これまで買ったことのない布の質感が手に優しい。
紺地に森の鳥たちが描かれたデザインに夢がある。
この手帳を手にすれば、脳のどこかに眠るまったく新しい何かを発見できる。
そんな気がして即ゲット。


京急百貨店に目を付けたのは正解だった。
「キーホルダー」はこれと思うものがなく「木のオブジェ」は見つからなかった。
これらは翌日の水戸駅ビル散策のココロだぁ~


実はキーホルダーは「これは」と思うモノが1つあった。
それは、たかがキーホルダーにしては高価で、桁数が想定価格よりも1桁多かった。高価なためか、鍵のかかったショウケースに保管されている。
「手に取ってみたいな」
という欲求に駆られ、そばにいたデパガ(死語か)の方をみた。
お人形さんのようなショートヘアの可愛らしい女性だ。
歳の頃は22あたりか。
ところが、僕が視線を送った瞬間、彼女は完全に目を反らしたのだ。

これに僕はたじろいだ
いったい、どういう意味だろう

・おじさんに売れるようなキーホルダーはない
・あなたの収入でそんな高いキーホルダーは買えないでしょ?
ただ、単にキモい

1秒間に3つほど選択肢が浮かんだが、百歩ゆずってそのどれかだとしても、客が視線を送ったら

・どういったものをお探しですか
・お手にとってご覧になりますか
ただ、にっこり

これらの反応をするのが客商売ってものじゃないのか。

ということで、気を悪くしたというよりは、なんだか寂しい気持ちになって「水戸でキーホルダー」熱は急激に冷え込んだのだった。

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