マラソン前日の心配ごと
「街と空港が近いね」
「羽根が地面に擦(す)りそうやね」
うしろの席で、女性2人が話している。
博多湾から進入したANA255便は福岡市中央区を直進
南区の上空で急激に翼を左に下げて板付へと旋回している。
確かに、左の主翼が南区のビルに擦りそうに見える。
福岡に降りて博多から折り返しの「さくら568号」に乗車する。
7分前に出る「のぞみ」にも十分間に合うのだが、N700、N700x、N700Aの普通指定席は2+3で座席が狭い。
その点「さくら」「みずほ」を担うN700R、N700Sならば、全車2+2のグリーン仕様である。
まぁ小倉までわずか16分ではあるのだが
ちなみに、20代の頃博多で仕事をしていた時、博多-小倉間の所要時間は20分だった。
中間駅はないので、4分の短縮は車両性能が向上したということだろう。
当時の車両は0系、100系である。
この日「さくら568号」に供用されたのは「R7」
「R」はN700系8000番台の編成番号で、JR九州保有車両のものを表す。
JR西日本が保有するN700系7000番台の変成番号は「S」
ただし、N700系の次世代車両(2020年度投入予定)の変成番号に「N700S」が使われると報道されており、ややこしいところだ。
さくらの車内は広く、とてもゴージャス
と思っていると、すぐトンネル。
そこを出たらまたトンネル
山陽新幹線はトンネルだらけで車窓の景色が楽しめない。
福岡トンネルを通りながら、1999年6月27日、ひかり351号(0系)に重さ200キロのコンクリートの塊が落ちたことを思い出した。
幸いけが人はなかったが、車両が停電、屋根が13mにわたって引き裂かれた、いわゆる「コールド・ジョイント」事故である。
幸いけが人はなかったが、車両が停電、屋根が13mにわたって引き裂かれた、いわゆる「コールド・ジョイント」事故である。
コールド・ジョイントとは、コンクリートとコンクリートのつなぎ目の弱い部分。
事故後、JR西日本が調べたところ、2,049箇所のコールドジョイントがあることがわかった。
当時の報道では「コンクリートが0系の通行中に落ちたことが不運」という論調だった。
だが、あのコンクリートが数秒、数分前に落ちていたら・・
それに乗り上げた0系が脱線、転覆するようなことになれば大惨事になっていたのではないか・・
一応、これは「旅マラソン」の記録なのだが、マラソン前日だからといって、マラソンのことで頭がいっぱいなわけではない。
マラソンのことを考えてドキドキするのは、スタート前数分間でいいのだから。
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