下関海響マラソン ゴミ収集車の隊列が素晴らしい
海にせり出した猫の額ほどの敷地にホテルが建っている。あとでしらべると「シティリゾートリッツホテル」というらしい。
その屋上あたりにバナナの絵が描かれている。
なんだろう?まさか、ここがエイドなのか
その屋上あたりにバナナの絵が描かれている。
なんだろう?まさか、ここがエイドなのか
それともバナナがトレードマークなのだろうか・・
こうして、ランナーはバナナに反応するのである。
だからと言ってバナナがとても食べたいというわけではない。
レース会場には必ずバナナを持参するというランナーもいれば「バナナは足がつる原因になる」という雑誌記事を読んで以来、口にしないランナーもいる。
10km
こうして、ランナーはバナナに反応するのである。
だからと言ってバナナがとても食べたいというわけではない。
レース会場には必ずバナナを持参するというランナーもいれば「バナナは足がつる原因になる」という雑誌記事を読んで以来、口にしないランナーもいる。
10km
コールドスタートしているので、周りを走るのはEブロックの皆さんばかり。共にスタートしたDブロックの皆さんには、とうに置いてかれている。
背面にナンバーカードは付いていないので、それはオールスポーツの写真で知った。
皆、楽しそうに見える
かと言って、よその大会で見受ける「井戸端会議ランナー」つまり、同じユニフォームを着てダベリながら走り、走路をふさぐ迷惑な人たちが居ない。
東京からも400人が参加しているが、さすがに高額の旅費をかけて井戸端会議に来る人はいなかったらしい。
関門海峡を臨んで走るこの国道9号線は、昔も今も寸分違わず変わらない。
もちろん、重荷を積んだトラックの重みで傷んだアスファルトは何度か塗り替えられただろうし、その下には道路の機能を高めるための最新テクノロジーが施されているかも知れない。
だが、海に沿って曲がりくねった道路は、海を埋め立てて攻め込んでいないし、海に侵食されて山に向かって攻め込んでもいない。
子供の頃、父が運転するクルマに乗り、この海岸線で前方を食い入るように見つめていた。
どんな小さな変化も見落とさぬよう
「関門橋を視界にとらえる」という貴重な数分間をムダにせぬよう
ここから見る関門橋はまさに絶景
みもすそ川と和布刈に同時に立ちあがった橋脚は、双子の兄弟のようにすくすくと空を目指して背を伸ばしていく
成長が止まると、兄弟の頭のてっぺんにロープが架けられ、お腹から橋脚が伸び、やがて一本の道になった。
1969年から1972年にかけてのことだ
突然、前を行くランナーに追突しそうになった
両手でスマホを構えて写真を撮り始めたのだ
本人はまだ走っているつもりかも知れないが、誰にとっても手ぶれを押さえながら全力で走ることは難しい。
彼女のペースはキロあたり2分は落ちている。というよりほとんど停まっている。
すんでのところで右に身をかわして、追突は免れた
10.3km
道路の右端に寄り第3給水もパス
中央分離帯の向こう側では、最後尾のランナーが通過したらしく、収容バス、広報車、パトカーが順番にやってくる。
珍しいのは、それに続くゴミ収集車の隊列だ。
一台ずつ番号が振られていたが、十台を超えていた。
公道を使用する大会では、ランナー通過後、封鎖解除前にゴミを拾う。
エイド以外の場所にも「ジェルのパウチ」「パウチの蓋部分」「飴の袋」など小さいゴミが落ちている。
それは概ね、走路監視員を担うボランティアの役割だが、ゴミ収集車が隊列を成しているのは初めて見た。
道路はマラソンのためにあるのではない
そこを行き交う人のためにある
それを数時間、ランナーが占有でお借りしているのである
普通の感覚ならば、そこにゴミを捨てたりしない
だが、捨てるつもりはなくても落ちてしまうこともある
いずれにせよ、道路はキレイにしてお返ししなければならない。
だが、ランナーは先を急ぐ。ゴミを片付けている暇がない。
代わりに誰かが片付けている
それを忘れてしまったランナーが居はしないだろうか。
それを忘れてしまったランナーが居はしないだろうか。
迅速に片付けて、本来の利用者へお返しするために、この隊列はすばらしいと思う。
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