宇部へ降りず、福岡に降りる理由
眼下には瀬戸内海が広がっている。フェリーで航行したことは幾度かあるが、瀬戸内海を飛ぶのは初めてだ。
いつも使っている東京-福岡便は概ね中国地方の上空か、高知県沖を飛ぶが、山口宇部空港から東京に飛ぶ便は瀬戸内海上空を航路として使うことができる。
瀬戸内海に浮かぶ島々を見下ろしながら、昨日終わった「下関海響マラソン」を振り返ることにする。
二日前の土曜日
羽田空港では、できるだけかさの張らない土産を短時間で選ぶために、事前に研究して候補を絞っておいた。
しかし、羽田空港のウェブサイトは地図と店名が書いてあるだけで、そこにどのような品が並んでいるかはわからない不親切なつくりだ。
「とらや」「ゴディバ」とあれば、およその見当はつくが「東京食賓館」「PIER」と言われても何がなんだかわからない。
空港に着くと、およその見当をもとに和菓子、洋菓子、そしてごはんの友になるものを手短に選ぶ。
二軒めの店でえびのせんぺいを買い求めると、店のお姉さんからしきりに「1枚食べていけ」と勧められたが、えびアレルギーですからと辞退すると、怪訝な顔をされた。
羽田空港を立ったANA255便は、一路福岡空港を目指している。
下関を目指しているのだから、山口宇部空港に降りた方が「速く」「近い」「安い」
だが、ネックになるのがサンデンバスだ。
サンデンバスの高速バスは予約することができない。
これは「とくしまマラソン」を走った時も同様だったが、あちらは一般道路を通る路線バス。
高速バスといえば、予約サイトで確実に足を確保できるものと思っている。
預けた荷物が出てくるのを待って「下関駅」行きのバスに乗ることができるのか?
そう考えるドキドキがイヤだ。
宝くじが当たるかなと待っている間のドキドキならば歓迎だが、こういうドキドキは御免被りたい。
あと1つの理由は「方違え」
この時期「西」への旅は方位学上、好ましくない。
そこで、一旦福岡に入り、そこから下関を目指せば方位は「北東」
ただし「方違え」は中継地で一泊することが条件であり、これは「方違え」の雰囲気を出しているだけと言える。
機内のドリンクサービスではいつもホットコーヒーをオーダーするが、今はマラソン大会前としては二度めの「カフェイン断ち」の最中。
前回は「全国健勝マラソン日本海大会」前。
この大会の記録が「自己ベスト」だったことで、もう一度やってみることにしたのだ。
CAの勧めを辞退して、持参したアミノバリューをすする。
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