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2017年12月 5日 (火)

スペシャルドリンクを800m飲み続ける大迫傑

15km
ゴール予測タイム 2:06:32
第3エイド
大迫傑は早くからコース左に寄り、慎重にボトルを見つけた。

福岡国際マラソンのコースでは最大の高低差となる別府橋(べふばし)を通過。
元々はJR筑肥線をまたぐために作られた陸橋だが、地下鉄ができて筑肥線が廃線となってからは本来の意味合いを失っている。


17km
伝統的にいかした店が建ち並ぶ「けやき通り」にさしかかるあたりで川内優輝(30歳)が遅れ始める。

18km
警固交差点を右折。このあたり、沿道の観衆はそれほど多くない。


20km
ゴール予測タイム 2:06:39
第4エイド
大迫傑は難なくボトルをみつける。
ボトルを捨てたのは20.87km。
「少しずつ時間をかけて飲む」ということを徹底している。
これは参考にしたい。


中間点通過タイム 1:03:19
大迫傑にネガティブ・スプリットの体力が残っていれば、まだ「6分台」が期待できる閾値あたりだ。

●過去の2時間6分台記録
高岡寿成(カネボウ)2:06:16
藤田敦史(富士通)2:06:51
犬伏孝行(大塚製薬)2:06:57


23.48kmにはジェネラルテーブル
先頭集団からも数人が駆け寄って「水」を摂る。

25km
ゴール予測タイム 2:06:41
先頭集団の人数は10人。ただ1人キャップを被っている大迫傑の位置がペースメーカーの直後に迫っている。
第5エイドも無事ボトルを取った。


ここで、テレビ朝日の映像では、大迫傑の練習風景が紹介される。
スローモーションで映し出された映像はかかとを全くと言っていいほど着いていない。
完全なフォアフット走法
こんな走り方ができる日本人がいるとは驚きだ。
この走りならば、フルレングスのカーボンプレートがフォアフットに高反発を与える「NIKE ZOOM VAPORFLY 4%」のスペックが活きるだろう。


13:30現在 晴れ 14.1度
29km
集団がばらけ、先頭集団は5人。日本人は大迫傑のみ。
大迫傑が遅れ始める・・
という瞬間が来るのではという恐れが消えた。
予感は期待に変わる。

30km
ゴール予測タイム 2:06:44
ペースメーカーが「バイバイがんばってね」と手を振って離れ、大会車両に乗り込む。
大迫傑は5人中3番手を走る。


ナンバーカード「21」のビダン・カロキ(ケニア 広島世羅高→DeNA)がペースを上げる。
1人が脱落、大迫傑は残る。

つづく

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