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2017年12月22日 (金)

エイドにはコーラではなく、コーヒーを出してほしい

ダメだとは薄々わかっていても、目標タイムに見切りをつけるという決断をするのはマラソンでは初めて。
それは、右足の痛みがたまらなくなっていたためだ。

安全に一旦停止できる場所を探す
中央分離帯がちょうど椅子代わりになるな
コース左に寄り、中央分離帯に腰掛けて、右足の靴紐を緩める
そして今度は強く引かずに締め直す

目標タイムを諦めたからと言って、ここから先、手を抜くわけではない。
できる走りのベストを尽くす。
右足の痛みが消えたこともあり、ラップが持ち直す。

そういえば、さっきから右のくるぶしが痛い
レース前に左膝を痛めたため、左足には十分な注意を払っていたが、右足のくるぶしが痛むというのは経験がない。
レース前に「バンテリン液EX」を買ったが、レース中に塗っても気休めにしかならないと思い持参しなかった。
沿道に「私設サロンパス」が居たらお世話になろうか・・


32.7km
第12給水
手前に見慣れたロゴマークの赤いコップが並んでいる
コカコーラが大会スポンサーをしているから、このコップにアクエリアスが入っているのかな・・
と思ったら表面が黒い


コカコーラ?
なんで、コーラなの?
(あとでコースマップを見ると、確かにコーラのアイコンが描かれていた)

コーラは糖分とカフェインを含んでいる
糖分が口内に入ると脳はエネルギーが入ったと認識し、疲労感が和らぐ。
カフェインはランニング中の倦怠感を減少させ、ランニングを楽に感じさせる効果がある。
レース前に取り組む「カフェイン断ち」は、体をカフェインの飢餓状態に置くことで、少量のカフェインでも覚醒効果を得るためだ。
僕の場合、毎日3~4杯のコーヒーを飲んでいる。
日常的にカフェインを摂っていると、そうでない人に比べて多量のカフェインが必要になる。

従って「エイドにコーラ」は全くの酔狂というわけではない。
しかし、問題なのは炭酸だ。
ランナーにとっては「飲みづらい」「ゲップが出る」というデメリット
エイドのボランティアにとっては「注ぎづらい」というデメリットがある。

開栓後しばらく放置して「気の抜けた」コーラを出せば、炭酸問題は緩和されるかも知れないが、エイドの現場でそんな手間を掛ける暇はない。


それよりも、エイドで冷たい加糖コーヒーを出してはどうだろう?
レース後に一番飲みたくなるのは甘い缶コーヒー
もしも、沿道でスペシャルドリンクがもらえるならば、缶コーヒーが欲しい
(レース中に自販機で買っている場合ではないので)

コカコーラには金看板の「ジョージア」がある。
下関海響マラソンで「エイドにコーヒー」が評判となれば、全国のランナーに「ランのドリンクはコーヒー」という習慣が広まるだろう。
ただし、カフェインに対してデリケートな考え方をする人もいる。
カフェインはWADAの禁止薬物ではないが「エイドでカフェインなんて・・」というクレーマーがいたら面倒だ。
その対策として、トップからサブ3ランナーが通過してから出し始めればいい・・

そんなことを考えていたら、少し足の痛みを忘れた。

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