「春マラソン」と比べた「秋マラソン」のプラス要因
再び関門橋が眼前に迫っている。
右手に巻いている「スプリットブレスレット」で確認すると、ここまでは予定通りのタイム。まだ、借金はしていない。
ブレスレットには5km刻みの通過タイム予定表が入っている。
だんだん小さい字が見えづらくなっているので、回を追う毎に数字が大きくなっていく。ということは情報量を減らす必要があるということで、5km刻みという今の形になった。
ここまで、まずまずのところで来ている。
そのプラス要因は3つ。
①体重減
②夏走り負荷高し
③ヴェイパーフライ 4%
①マラソンは、体重が軽いほど速い
日頃は走っていないので、レースに向けて走っている間、それだけで体重が減る。
さらに食事に気を配り、嗜好品を控えて減量を目論む。ただ、それはいつものことだ。
今回は過去13回のレースでもっとも体重が落ちた。
前回の東京マラソンと比べても1.8kg軽い。
恐らくその理由は練習期間の違いにある。
過去の練習期間はすべて11月~4月
今回は8~10月
夏の暑い時期は負荷が高く、よりエネルギーを使ったのは確かだ。
さらに、これは人類共通の傾向なのかはわからないが、冬場は体重が落ちない。
きちんと練習して食べたいものを我慢しても、なかなか体重が落ちず、途方に暮れていた。
ところが、今回、さほど練習量をこなしたわけでなく、嗜好品もレース前まで、そこそこ摂っていた。
それでも体重はぐんぐん落ちたのである。
②夏の練習は負荷が高い
負荷が高い分、距離は伸びていない
つまり「量より質」の準備だった。
量が少ないことはマイナス要因になるかも知れない。
質が高いことで、より高い能力が身に付いているかも知れない。
だが、マラソン人生の経験値として、後者が採るべき道だとわかってきた。
③ヴェイパーフライ 4%
運よく手にすることができたナイキの新兵器。
この靴が推進力をアシストし、地面からの衝撃を緩和してくれることは、少し走ってみればわかる。
ただ、調子よく走っている時、それが靴のおかげだとは実感しづらい。
この靴の真価を知ることがあるとすれば、30kmを過ぎて「お、足が残っている」と思えた時だ。
今は、それを楽しみに淡々と前へ
関門橋を真横に見る
この橋が好きになった理由は、橋脚が立った姿
それ以前からあった吊り橋と比べて美しいと感じたからだ。
金門橋、ベラザノナローズブリッジ、若戸大橋は梁が横棒で、橋脚が「日」「目」の形をしている。
一方、関門橋は斜材が使われていて梁が×字を描く
これが、子ども心にたまらなく映えた。
最後にもう一度、しつこいくらい関門橋に名残を惜しむと、前を向いて再び下関市街へと戻っていく。
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