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2017年12月14日 (木)

意外と悪くない海響館の袋小路

12.8kmの第4給水もスルー
唐戸市場を過ぎると、コースは国道9号線を離れ左へ分岐していく。
ここからは「距離を稼ぐための」海辺の袋小路だ。
海響館を左手に見て・・
いるのだが、水族館が海響館に移転してからは来たことがないので、気づかなかった。
空からみると懐かしい「鯨の形をした水族館」らしいが、地面にいるとそれはわからない。


暑い
ここで、体が警告を発した
こめかみから流れる汗をランニンググローブで拭う。
今日は水戸吉方旅行で買って来た水戸黄門ハンドタオルをポケットに入れて来たのだが、悠長に汗を拭いている場合ではなかった。これは今回限りだ。

タオルの代わりにポケットからアミノバイタルを取り出す。
既に2つ目が残り半分。
水分を多めに摂らなければ
よし、予定を繰り上げて、第5給水からお世話になることにしよう
ここで、アミノバイタルを飲みきった。


「日よけ」を付けてきてよかった。
asics「XTC145」の付属品である日よけを、くまモンキャップにつけてきた。
これほどまでに日差しが強いとは想定していなかったが、転ばぬ先の杖。
正解だ


コースは自動車学校の車庫入れ練習のように、直角ターンを繰り返して海辺に出た。
300mほどまっすぐ走ると、右にターンして折り返す。
思ったより折り返し点が早い。

見えてきたパイロンを大きく外に膨らむ
そしてパイロンから少し遠い所を通り
再び海に落ちそうなくらい大きく外に膨らむ
折り返しの基本はアウトアウトアウト
折り返しのパイロンに寄り過ぎると急激にスピードが落ち、ペースが狂う。
足の使い方が急に変わり、故障のリスクがある。
誰もが近道をしようとイン(パイロンぎりぎり)に寄るので接触リスクがある。


2012年に東京でも放送された「下関海響マラソン」のダイジェスト番組を見た時、ここの袋小路にネガティブな感情が沸いた。
「距離を稼ぐため」無理やり作ったコースは共感できない。
マラソン・レースは誰にとっても概ねつらい。
その行程のなかで「いつもとは違う町で、景色が移り変わること」が救いだ。
それを同じ場所を行ったり来たりして、距離を稼ぐなんて・・

過去の経験で最も酷いのは静岡マラソンの海辺。
同じ場所を2回折り返し3回走る。
走っても走っても景色が変わらないのは、まさに「行列」
東京スカイツリー入場待ちの導線のようだった。


ところが、今日は違う
5年前に芽生えたネガティブな感情はない。
海辺の袋小路はあっという間の出来事だった。

特に沿道の声援が多かったというわけではない
海が見えて、心地よい程度の風を感じたから?
調子がよかった?


15km 第5給水
ポケットに入っているアミノバイタルのゴミを握りしめ、今日初めてエイドのお世話になることにする。

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