山口宇部空港で声をかけられた意外な人
9:30
下関駅発、山口宇部空港行きのサンデンバスは、定刻にはほぼ満席での発車
平日でもけっこう人が乗るものだな・・
運賃は1,460円
高速バスではあるが、下道ではいくつかの停留所に停まる。
ここで初めて「交通系ICカードは使えないこと」「1,000円札以外の紙幣は両替できないこと」がわかる。
前者は想定していたが、後者は油断していた。
この次に乗る時は「1,460円ちょうど」を握って乗らなければならない。
唐戸、関門橋、豊浦高校
ここまでは、ちょうど昨日の今頃走っていた場所。
早くも懐かしい。
11:48
所要時間75分ちょうどで山口宇部空港に到着。
子どもの頃、下関に住んでいた頃から既にあったのだが、来るのは初めて。
過去に旅マラソンで利用した「小松空港」「徳島阿波おどり空港」と同程度の規模だ。
空港では「山口の銘酒」を酒類販売店「鍋島」で買う使命が残っている。
公式サイトによると「出発ロビー内」にあるらしいので、先に荷物を預ける。
この時「出発ロビー」という言葉を「搭乗待合室」と勘違いしていた。
「出発ロビー」は手荷物検査場の先だと思っていたのだ。
昨日もらった青いエコバッグ1つを持って二階へ上がる。
まず自分用に「豆子郎」を確保
つづいて「鍋島」で「山口の銘酒」のお勧めを聞く。
山口といえば多くの人が「獺祭」を思い浮かべるだろうが、今やそれはあまりにポピュラーであり東京でも手に入る。
ここは、お店の勧めに従い冷蔵庫に入っていた「貴 純米大吟醸」に決めた。
酒蔵は永山本家酒造場(山口県宇部市 創業1888年)
五代目氷山貴博が2001年に立ちあげた銘柄が「貴」
秋吉台の水を使い、兵庫県加東市産山田錦を40%まで削る大吟醸で「冷蔵庫保管による販売を条件に卸されている」という。
ANA696便の搭乗手続きが始まるまで、まだ時間がある。
どこかに座ってキンドルでも読もうと椅子を探していた時だ。
「マラソン、出られたんですか?」
声の主を見やると、そこには昭和のくらし博物館からそのまま出てきたような、イノセントなおばちゃんだ。
「私はランナーです」と言わんばかりの服装だから、わかったのかな?それにしても、山口の人はフレンドリーだな・・
と思ったら、彼女は僕が提げているSHIMONOSEKI KAIKYO MARATHONのエコバッグを注視している。
はい、そうですと笑顔で応じる。
次の彼女の言葉は意外なものだった。
「そのバッグを手渡す係だったんです」
なんと、昭和のおばちゃんはスポーツボランティアだったのだ。
今日はくまモンの帽子を被っていないので、熊本出身を偽証する必要はない。
親戚が下関にあり、東京から走りに来たことを手短に話したが、昨日ボランティアだった彼女が、なぜ今日空港にいるのかは聞かなかった。
それはおばちゃんだから関心がないのではなく、彼女が深田恭子そっくりだったとしても聞きはしない・・・
と思う
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