東京マラソン新コース体験談①どこの写真を買うか?
2018年2月25日(日)
いよいよ「第12回東京マラソン」
出走されるランナーの皆さん、おめでとう!
好天を祈っています。
東京マラソンは、前回大会から新コース。
長年、東京マラソン誘致活動を行ってきた墨田区へ回り、皇居前へゴールする新コース。
「東京駅にゴール」と思われていますが、ランナーからは東京駅は目に入りません。
(行幸通りへの左折時に、あえて右を向けば見えますが・・)
ゴールは行幸通りと内堀通りが交差するあたり。
ランナーは背後に東京駅を従えて、皇居へ向かってゴールします。
皇室ファンの方にとっては、たまらない設定だと思います。
ゴール付近ではオールスポーツのカメラマンが構えています。
ここで撮影される写真には、背景に東京駅が映り込みます。
被写界深度が深いので、ピントはランナーにぴたり。後ろにぼやけた東京駅です。
行幸通りへ左折して、ゴールが見えてきたら、スピードを調節して「自分の前にスペース」を作ります。
前方が詰まっていたら、できるだけ前のランナーとかぶらないよう、左右に位置をずらします。
これは、カメラマンが狙う画角に前のランナーが被らないようにするためです。
カメラマンは全身がクリアに納まるフレームで撮ってくれます。
せっかくの晴れ舞台。
前のランナーのカラダが一部でも被っていたら台無しです。
去年の場合、ゴールに向かって右手の舗道からカメラマンが撮影していました。
「自分の正面、右斜め前方にスペース」が必要です。
過去に走ったどのレースより、東京マラソンに配備されるカメラマンが多いです。
レース後に公開された写真を自分のナンバーカードで出てくる写真の数でそれがわかります。
「東京マラソン以外の大会」では「自分が映っている」写真は20枚程度。
そのうち「自分が主役で映っている」つまり、他のランナーと被らずに大きく映っている写真となると5枚前後です。
東京マラソンはこの倍はいきます。
では「あれも欲しい」「これも欲しい」というほど、いい写真ばかりかというと、そうでもありません。
僕は「旧コース」と「新コース」をそれぞれ一度ずつ走っていますが、いずれもそれほそ選択には迷いませんでした。
確かに東京マラソンの場合「自分が主役で映っている」が多いのですが、マラソン写真の場合、重要なのは背景です。
ひと目見て「あぁこれは東京だな」「これは下関だ」と自分がわかる。
現在、マラソン写真を1大会1枚ずつ、11枚飾っていますが、背景も含めて「あの大会だ」と一目瞭然なのは「東京」「長野」「下関海響」だけです。
「長野」の場合、五輪スタジアム
「下関海響」は、関門橋
それ以外の写真は、自分ではどの大会か覚えていますが、背景は「一般道路」
それが「普通のマラソン」なのです。
さて東京マラソンの新コース
一目瞭然のスポットは
①東京スカイツリー
②東京タワー
③東京駅
ほかに「銀座」も名所ですが、去年の写真では「自分が大きければ背景がどこだかわからない」か「背景があそこだとわかる写真は自分が小さい」かで、納得の一枚はありませんでした。
そして①②も名所ではありますが、マラソン写真としては難あり。
電波塔ですから高すぎて、塔の先端を収めると自分が小さくなるのです。
東京タワーや東京スカイツリーの写真ならば、絵はがきを買うとか、自分で撮りに行けばいいのです。
自分が小さくしか写っていないのに、無理して買う必要はありません。
従って、冒頭に述べたゴールに向かうシーンで「東京駅」を背景にした1枚こそ、まさに「インスタ映え」
ただし、あまりスピードを落としすぎると、フォームが崩れて不甲斐ない写真になります。
Vサインをしたり、両手を挙げるのは、あとで自分が恥ずかしくなります。
気をつけましょう。
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