V・ファーレン長崎ホーム開幕戦「長崎は今日も雨だった」
【2節】
2018年3月3日(土)
九州に8つあるJリーグクラブのうち、今年ゼイワンで戦うクラブは2つ。
その「鳥栖」「長崎」の今期初対戦となる。
気温11度、冷たい雨が降る諫早市のトランスコスモススタジアム長崎(略称トラスタ 長崎県立総合運動公園陸上競技場)
佐世保市にあるハウステンボスも開園以来、節目の記念日は決まって雨。
「長崎は今日も雨だった」
記念日を雨に祟られ自虐的に言うのが、長崎県民のお約束になってしまっている。
この試合はBS1が生放送する。
数ある試合から長崎戦を選んでくれた。
初めてJ1クラブが誕生した長崎県人への思いやりを感じる。
<前半>
皆の吐く息が白い。
大半の選手が長袖でプレイする。
増田卓也ファーストGKユニフォームの「ライムグリーン」を着用している。
2分
相手のパスミスで得たボールが起点となり、ファンマのポストプレーを引き継いだ澤田が、みごとなボールさばきでシュート
ホーム初ゴールとなる先制点
どこかの解説者のように「ワールドクラス」とは言わないが、十分「ゼイワントップクラス」のシュートだった。
35分
パスカットしたボールをFW澤田崇がFW鈴木武蔵へ
鈴木が長崎移籍初ゴール
落ち着いたボール回しで、試合を制御する長崎
2点のリード
スタンドとBS1、DAZNで見ている長崎ファンの誰もが「ゼイワン初勝利」を予感しただろう。
40分
ファンマがボールをホールドしている相手GK権田に後ろから無意味なチャージでイエローカード(累積1枚め)
チームスローガン「正々道々」に反する行為だった。
前半、長崎のボール支配率は41%
試合を優勢に進めながらも「持たない」「相手に持たせる」特色が出た。
<後半>
後半はサポーター応援席の目前にあるゴールに向かって攻める。
これは前節の湘南戦もそうだった。
どちらのサイドを取るかは、試合開始前のコイントスで決めている様子。
Jリーグではお約束なのかも知れないが、まだよく作法がわからない。
鳥栖サポーターの応援圧力が鳥栖に勢いを与えているようにみえる。
雰囲気だけで言えば、まるで鳥栖ホームだ。
2,300席売られたサポーター席は完売。
鳥栖から諫早は長崎本線の特急「かもめ」一本。所要時間は84分。
遠距離遠征に慣れているサポーターにしてみれば、家の前の公園くらいの感覚だろう。
59分
高橋のゴールで2-1
76分
FW澤田に替わり、DFチェキュベックが入る
第1節の初出場では、わずか3分の出番だったが、今日は少し早め。
81分
翁長がGKと1-1
カーブをかけたがシュートはポストに弾かれた。
82分
左CKから鄭昇炫のゴールで追いつかれた。
85分
MF碓井鉄平(26)に替えてMF前田悠佑(6)が入る。
+3分
ラストプレー
鳥栖のCKを増田がパンチングしたところで長い笛
昨シーズンからの「ホーム負けなし」は7試合に伸びた。
V・ファーレン長崎、ゼイワン「初勝ち点」
観衆は14,125人と発表された(歴代3位)
定員20,258人に対して、6,000届かなかったのは「雨」のせいだけではなさそうだ。
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