スニーカー通勤の革命児はナイキフリー
1998年7月
「PUMA DISC」搭載のオールブラック、レザーアッパーモデル「DISK CELNEMESIS」発売
ベロの上にあるディスクを回すとワイヤーが巻き取られて、ベロとアッパーが足に密着するギミックが付いた靴。
アッパーがオールレザー、オールブラックで発売された。
PUMAの靴を買ったのは後にも先にもこの1足。
ギミックを入れているせいなのか、アッパーが固く履き心地はあまりよくなかった。
シューレースを締めずにアッパーをフィットされるのは、ポンプフューリー(以下ポンプ)と共通する。
ポンプはベロに付いたポンプでアッパーやかかと周りに空気を送り込み、足に密着させる。
ポンプには1995年12月発売のオールブラック「イーストベイ別注」があり、これも通勤に使用していた。
ポンプのオールブラックはこれ一度きりしか出ていない。
黒い靴下を履かなければ会社には履いていけないほどアッパーがすかすかな分、涼しくて夏場にはよく履いた。
ただ、ポンプの宿命としてリアソールのゴムが剥がれてくる。
剥がれてはアロンアルファで接着する、また剥がれるの繰り返しだった。
2005年
足への優しさで革命を起こした靴「ナイキフリー」が登場。
もう、他の靴は視野に入らなくなった。
それでも、オールブラックモデルはまだ希少種。
ナイキフリーのオールブラックモデルを常時監視していて、発売されると即ゲット。
そうして、黒いフリーを軒並み履きつないでいく。
フリー初のオールブラックは「メンズ5.0」の「308964 005」
今、当時の写真を見返してみると、アッパーのスウッシュがくっきりと浮き上がっている。
近年、スウッシュの主張を抑え、ビジネスでも履きやすくなった「NIKEの黒」と比べると「いかにも運動靴」然としている。
今、このデザインで売っていたら、買わないだろう。
同時期レディスにラインアップされていたモデル「ナウアンドゼン」は、レディスとしては初めてのオールブラックモデルだったのではないだろうか。
ナイキフリーが秀逸なのは、シューレースを締めずに履けること。
足入れ部分が狭いため、一度足を入れてしまえば、足が抜けることはない。
アッパー素材は弾力を湛えているため、自然と足にフィットして、締め付ける必要がない。
また、踵の素材も弾力が豊かで、脱ぎ履きが容易。
つっかけてから、とんとんと地面を蹴るだけでも履ける。
丁寧に履く場合も、足を入れた後、片手の指を靴べら代わりに添えるだけでいい。
一般的な靴は踵の型が壊れるので、つっかけて履くことはできない。
普段使いでは、この差は大きい。
近所のお出かけや買い物、いわゆる「ちょい履き」では、自然と靴ラックからナイキフリーをピックアップすることになる。
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