諫早市でも引き続きホームゲームを!
V・ファーレン長崎の新スタジアム建設が提案されている幸町工場跡地利用コンペについて、長崎新聞が「ジャパネット選定へ」と報じた(2018/4/17)週、それを既定路線とした発言が相次いだ。
2018年4月19日
JR九州青柳俊彦社長
高架化されるJR長崎線の高架下スペースを、新スタジアム用の駐車場にするなどのプランをジャパネットへ提案し、協力していく意向を示した。
2018年4月20日
2018年4月20日
中村法道 長崎県知事
「ホームスタジアムは1カ所だけというわけでもない」と発言。
現在のホームスタジアム「トラスタ」がある諫早市への配慮を示唆した。
現在、ゼイワンでは2つのクラブが複数のスタジアムでホームゲームを開催している。
●名古屋グランパス~パロマ瑞穂スタジアム、豊田スタジアム
●セレッソ大阪~ヤンマースタジアム長居、キンチョウスタジアム
J2のレノファ山口は山口市「維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)」がホームスタジアムだが、ホームゲーム21試合のうち2試合を下関市営下関陸上競技場でおこなう。
福岡・佐賀・長崎県民以外にとって「長崎」「佐世保」は聞いたことがあっても「諫早(いさはや)」は馴染みの薄い地名だと思う。
知っている人でも、諫早と言えば「内村航平」「干拓」「倉田まり子」あたりで、諫早の名物や観光名所を答えられる人は、滅多にいないと思う。
知っている人でも、諫早と言えば「内村航平」「干拓」「倉田まり子」あたりで、諫早の名物や観光名所を答えられる人は、滅多にいないと思う。
ただ最近では福岡・佐賀・長崎の人からも徐々に存在感が薄れている。
それは長崎自動車道の開通に起因する。
以前ならば、福岡から長崎へ仕事で行く途中、諫早でちょっとご飯を食べていこうとなったところが、高速が通ってからは素通りで長崎に入れるようになった。
県内を仕事でまわる時、ハブとなっている諫早は必ず立ち寄る町。
お昼時には栄町アーケードでご飯を食べ、大島文陽堂で愛想のいい店員さんと話しながら本を買っていた。
しばらく行っていないので、諫早出身の友達である海野君に「諫早、最近どう?」と尋ねるのだが、答えが返ってきた例しがない。
最近は迷惑そうな顔をされるので、聞かなくなった。
長崎県の県庁所在地「長崎市」は長崎県の南端にあり、県民にとっては不便な場所。
一方、諫早は長崎県の中心に位置。
県民にとっては利便が「均等」であるため、県立施設や教育関連組織が置かれてきた。従って県立のトラスタも諫早にある。
Jリーグクラブを創設するに当たり、諫早に本拠地を置くことは唯一の選択肢だった。
一方「長崎市」は海と山が近く平地が少ない。
それは人口が多い「佐世保市」「島原市」も同じだ。
平地は既に役場、工場や商業施設で埋まっており、サッカースタジアムが作れるような場所は郊外にしかなかったのである。
今般、長崎市の中心地に7haの空き地ができるという節目と、V・ファーレン長崎がゼイワン昇格するという僥倖が時を同じくしたことで「ホームスタジアム移転」は既定路線となった。
だが、クラブ創設からV・ファーレン長崎を支えてきたのは、長崎県立総合運動公園陸上競技場(トランスコスモススタジアム長崎)のある諫早市。
長崎市移転後も、ホーム17試合のうち一定の割合でトラスタ開催を残すのが筋だろう。
諫早市のサポーターにとってみれば、移転は青天の霹靂であり、受け入れがたいかも知れない。
だが(ジャパネットの本社がある)佐世保市では1試合も開催されないのである。これまでもこれからも・・
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