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2018年6月28日 (木)

ポルトガル-イランはVAR合戦

ロシアW杯グループB最終節
イラン-ポルトガル
モルドヴィア・アリーナ

この試合の2時間前、A組最終節でウルグアイが3-0でロシアを破った。
その結果、A組は1位ウルグアイ、2位ロシアとなった。

ポルトガルはB組2位通過の場合ウルグアイ、1位通過の場合ロシアがベスト16の対戦相手となる。
ただし、この日イランに負けてしまうとそこには進めない。


ベスト16の相手がウルグアイでもロシアでも大勢に影響はない。
「ウルグアイがロシアに3-0で勝ったのだからウルグアイの方が強敵」とは限らないのがサッカーだ。
プレースタイルによる相性があるし、国に対する苦手意識もある。
自国開催ロシアとの対戦は完全アウェイであり、それも試合を難しくするだろう。

ポルトガルファンが気にするのは、それより先に控えるドイツの存在。
ドイツがF組2位の場合
・2位通過では7月10日準決勝で当たる
・1位通過ならば決勝まで当たらない
ドイツと当たるのはできるだけ後にしたい。
というより当たらないで大会を終えることが望ましい。
ユーロ2016では準決勝でドイツが敗れ、当たらずに済んだことが優勝の大きな要因だった。
1試合でも先になるほど、ドイツが他国に敗れる可能性が高くなる。



<前半>
ポルトガルは初めてクアレスマを先発起用し、モウティーニョを外した。

16分
ロナルドのFKが壁にはいったイラン選手の肘に当たる。
意図的ではないとしても、肘打ちは芯を食ってボールの方向が変わった。
ロナルドは苦笑いして抗議したが、主審はVARの助言も受けなかった。
「故意でない場合PKとはしない」という主審の姿勢をみた。
ただそれが、試合終了まで続けばよかったのだが・・

互いに「前半はこのままで」という空気が出始めた45分
アドリエン・シウバのヒールで受けペナ侵入
クアレスマは、この試合で一度失敗していた右足アウトサイドにかけたシュート。今度は見事に決まり先制
今大会初めてロナルド以外のゴール


<後半>
5分
ドリブルで攻め込んだC・ロナウドがペナルティエリアで倒される。
主審は笛を吹かなかったものの、VARの助言によりPKに判定を覆した。
しかし、ロナルドのPKはコースが甘く追加点を奪うことはできなかった。
決めていれば「1位通過確定」楽勝の展開だったのに、これが試合を難しくした。

28分
ボールを持ってないアズムンをウィリアム・カルヴァーリョが押して倒す。
これに対して「映像で確認してくれ」とケイロス監督が30秒に渡って抗議。
カセレス主審が「もっと下がれ」と注意に行く。


ケイロス?
そうだ、あいつが今はイランの監督に納まっていたのだ。

W杯2018 ポルトガルの軌跡

ユーロ2016 ポルトガル優勝の軌跡

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