エクセルで「気が利かないやつ!」と思われないために(拡張子)
添付ファイルをご覧ください
今日もそんなメールが届く
添付されていたのはエクセル
ファイルを開く
ファイルを開く
するとファイル名の右側に「互換モード」と書いてある
まぁいいか
ファイルの一部を修整して、上書き保存
しようとすると
このブックで使用されている次の機能は、以前のバージョンのExcelではサポートされていません。・・・・省略
「互換性チェック」のダイアログが開く
そこで[続行]とクリックすれば済むことだが、そのファイルを多くのユーザーが利用している場合、皆が同じ手間を踏むことになり好ましくない。
エクセル2007より、エクセルブック(エクセルで作ったファイル)の拡張子は.xlsxに変わった。
(マクロありの場合は.xlsm)
それ以前のバージョンで作ったファイルの拡張子は.xls
エクセル2007が発売されたのは2007年1月
すでに10年が過ぎており、多くのユーザーは「拡張子が.xlsx」になる(エクセル2007以降の)エクセルを使っている。
※ここでは以下、エクセル2007以降を「新しいエクセル」、それ以前のものを「古いエクセル」と呼ぶ
新しいエクセルでも、古いエクセルで作った.xlsのブックは開くことができる。
他人がつくったブックに数字や文字を入力するといった限りでは、特段の不便はない。
だが、ファイルを開く度に「互換モード」と表示され、保存する度に[続行]をクリックしなければいけないのはストレスだ。
また古い形式は、脆弱性が発見され、それが悪用されるというリスクが、新しいものよりも相対的に高い。
業務効率を追求している人
セキュリティ意識が高い人
そんな人たちは思う
こんな古いブックを新しい形式に変えようとしないのは、気が利かない、面倒くさい、問題意識がない、知識がない、そんな人なのだろうなと。
ブックを新しい形式に変えると拡張子が変わる。
そのブックをネットワークで共有していて、ファイル名のフルパス(full path)を開示している場合(末尾にxがつくので)パスが変わってしまい「みつかりません」となってしまう。
知識はあるけれど、問題意識がない「中途半端な人」は、それをエクセルの形式を替えない言い訳にすることがあるが、
大抵、後付けのへりくつに過ぎない。
拡張子を変えた場合、古い.xlsブックは以下のようにすればよい
▼内容をすべて削除
▼ブックを開いてすぐ見える位置に以下のように記す
**のブックは改訂しました。最新版は以下より入手してください。
*********.xlsx ←ネットワーク上のフルパス or URL
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