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2018年7月 7日 (土)

上五島観光、頭ヶ島天主堂にターゲットを定める

40年ぶりの上五島上陸まで、あと2ヶ月
2018年6月最初の土曜日、頭ヶ島天主堂の見学を申し込む。

この旅の主眼は「昔住んでいた町を懐かしむ」ことなので、特に観光をしたいわけではないが、せっかく行くのだから「話題の観光地」でもあれば抑えておきたい。
といっても、子供の頃の記憶では、そんなところは1つもなかった。

「五島列島」が載っている「るるぶ」「まっぷる」などの長崎県ガイド「五島列島」だけを取り上げたものなど10冊ほどのガイドブックを研究した結果、見所として紹介されているのはほとんどが教会だった。

五島列島には140島で51の教会があるが、そのうち29が上五島(中通島)に集中している。
子供の頃から仏教徒なので(今ほど自覚はなかった)当時、教会に行く機会はなく、そこにたくさんの教会があることにも気づかなかった。


そして、どのガイドブックでも取り上げられていたのが「頭ヶ島天主堂」どうやら抑えなければならない最重要ポイントはココのようだ。
ネットでしらべると、見学を希望する場合、事前に申し込みをしなければならないとあった。


頭ヶ島(かしらがしま)天主堂は西日本唯一の石造りの教会
この時点では世界遺産「候補」の段階だった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つ「頭ヶ島の集落」に位置する。
長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638


【頭ヶ島天主堂の歴史】

1868年
明治政府のキリシタン弾圧で、多くの教徒が拷問を受けた

1907年頃
鉄川与助が設計 教徒が近くの島から石を切り出して建設

1917年
10年かけて現在の頭ヶ島天主堂が完成

1981年
頭ヶ島に上五島空港が建設される際、頭ヶ島大橋が架けられて中通島(上五島)と車で行き来できるようになった

2001年
同じく上五島の青砂ヶ浦天主堂と共に国の重要文化財に指定された

2016年
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つ「頭ヶ島の集落」として世界文化遺産に登録推薦された

2018年6月30日
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録された


長崎の教会群インフォメーションセンターの公式サイトから事前連絡をする。
見学時間は45分。1日のうちいくつかの枠があり、希望の時間で申し込む。
まだ世界遺産登録が決まる前であり、2ヶ月前の時点では十分な空きがあったというより、ほとんど予約は入っていないようだった。

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