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2018年8月15日 (水)

モデル図を統一すれば

企業論文が大詰めを迎えていたある日
会社に残って論文に取り組んでいた時、携帯電話が鳴った。
割と遅い時間だったが、それは家族や親戚ではなく衆議院の職員だった。

それが本題ではないので割愛するが、結論として僕にはその瞬間から「衆議院の委員会に参考人招致される」という使命が加わった。

企業論文に加えて国会対策
できれば、違う時期に分けて欲しい
だが、方や〆切が、方や開催日が決まっていて動かせない。
両方ともギブアップもお断りもせずに完遂するには、さらに時間を削って「W準備」をするしかない。


帰宅して、国会資料を作り始める。
一から設計していては間に合わないのは一目瞭然
当時、インターネットは存在していたものの、現在のように様々な文献が見つかりはしなかった。
参考資料1つ探すにも、図書館に行く必要があり、それは週末の休みに限られる。

そんな時、脳裏に浮かんだのが「MIND-SA」のテキストにあった「費用対効果図」だ。
費用対効果を図示することは、営業や企画のサラリーマンならば、一度はやったことがあると思うが、その大半は「この図はどうやって見ればいいのか?」というお粗末なものだ。
僕もそれまで、自分は唸っても他人を唸らせるような「費用対効果図」が描けたことはない。

ところが「MIND-SA」に収録されたその図に僕は唸った。
「プラス」と「マイナス」の費用と効果を1つに納めた、その図はどんな素人がつくるものよりわかりやすかった。


この(委員会招致された)テーマに参加するすべての人に「費用対効果」を表す時は、これをモデル図として使うことを義務づける!

十人の人が「十人十色」のプロットを立てるから「議論」はわかりづらい。
わかりづらい話しに「傾聴」している時間は、本来なくてもよいものだ。
モデル図を統一すれば、参加者は「共通理解」にかかる時間をカットできる。

それが僕が風呂に入っていて思いついた提案だった。

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