埋め立てられた浦桑
去年、旅マラソン用にあつらえたダッフルバッグ(50L)1つにまとめた旅の荷物をからって、早朝の空港へつながる駅へ向かう。
さぁこれから一週間、よろしくお願いします。
わくわくはいいけど、心配はよそう。リラックス^_^
旅の神様に挨拶を済ませると、昨日までの重苦しい気持ちが少し軽くなった。
もう旅は始まっている。僕は一歩踏み出すしかないのだ。
40年ぶりに訪れる五島
いったいどんなになっているだろう
わくわく
ということはない。
今はGoogle mapというありがた迷惑な仕組みがあり、現地に行かずとも、その場所を確認できてしまう。
10年ほど前、Google mapで住んでいた家の住所を検索したところ、浦桑の海はすっかり埋め立てられていて、母、姉とうなぎを釣りに行った場所は陸地に変わっていた。
そして、その数年後、ついにGoogle street viewの車が上五島に入ったようで、その場所を二次元の立体図でも見ることができるようになった。
だが、Google mapでは体感できないのが垂角0度~90度の世界
それを思うと、少しわくわくしてきた。
羽田から長崎は、ソラシドエアとANAの共同運航便。
僕は「非常口」の席を指定してしまったらしく、足下に荷物が置けないし、椅子はリクライニングしない。
そして、万が一の非常時には、真っ先に逃げることは許されず、滑り台を降りる乗客の手助けをしなければならない。
きっと、僕はその役目を立派にやるだろう。
そういう性格だから
別に出しゃばりというわけではない
偽善者でもない
それは「役割」の問題であって、目の前に「君の出番だ」という役割がぶら下がっていると、それに食いつかずにはいられないのだ。
でも、今日に限って言えばその役割が生じないことを願いたい。
非常時の手伝いについて書かれたパンフレットを熟読して手順を確認していると、となりの兄ちゃんが「荷物は上の棚に入れなさい」とCAに注意された。
最後にやって来たそのとなりのおじさんは、案内放送があった後で、同じことを注意された。
みんな、人の話をきかないんだ・・
ソラシドエアが離陸態勢に入ると、となりの兄ちゃんが大股を開き、寝る体勢に入った。
その膝が僕の防空識別圏を侵犯している。
彼は僕等の国境にある肘掛けを使い、肘で僕の肘を小突く。
肘掛けについていえば「通路側の人が使う」というマナーなので、それに異存はないのだが、厚い脂肪から、生暖かい体温と、湿り気が伝わってくるのには違和感がある^^;)
まぁ気にしない
いつものことだ
電車でも飛行機でも、日本人男性の多くは、座席を獲得した途端に股を開く
股関節の柔らかさをアピールしたいか、よほど、金玉が大きいのだろう
僕は心で、その名を呼ぶ
僕は心で、その名を呼ぶ
よっ金玉野郎!
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