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2019年3月 5日 (火)

東京マラソン 2000人定員増やして37,500人

東京マラソンの定員は今年から2,000人増えました。
35,500→37,500人
38,000人と表記されている記事もありますが、それは「10kmの部500人」を足した数です。

「10年連続で外れている」という人もいるようですから、出場枠が増えることは歓迎です。

マラソンで定員を増やすために必要なのは「道幅」です。
東京はコース全般にわたり十分な「道幅」が確保されているため、2,000人の増員でも問題はないでしょう。

定員が増えることによって主催者は「収入増」になり、地域の経済効果も上がるのですが、困る人もいます。
それは「遅いランナー」

マラソンでは速いランナーが前に並び、遅いランナーは後ろからスタートします。これは遅いランナーが前にいると「追い抜き」が発生して「タイムロス」になることと、接触などの「事故」リスクが高まるためです。

後方からスタートするということは、号砲が鳴ってからスタートラインまでの「ロスタイム」が長くなります。
それでも「関門」の閉鎖時間やゴールの「制限時間」はすべてのランナーに共通。
ということは、仮にスタートラインまでの「ロスタイム」が20分だったランナーの「制限時間」は7時間ではなく、実質6時間40分ということ。
これは「7時間だったら、ぎりぎりなんとかなる」と思って出場しているランナーにとっては辛いところ。
ましてや2,000人増えるとなると、余計に心配です。


そういった課題を解消するために「つくばマラソン」「神戸マラソン」「東北・みやぎ復興マラソン」では、ブロック毎に時間差でスタートする「ウェーブスタート」の取組が始まっています。
「東北・みやぎ復興マラソン」の場合、出場者を4グループ(ウェーブ)に分けて、10分ずつ時間差をつけてスタート。これにより、スタート直後の道路渋滞を緩和しています。
海外では「ニューヨークシティ」「ボストン」が採用しています。
なかなか「当たらない」と言われる東京マラソンでも、当たる人を増やすために、いずれ検討されるかも知れませんね。



39.3kmの御成門交差点からコース進行方向(日比谷公園方面)に向かって歩いていると、対向車線の32kmあたりにはトップ選手がやってきました。30kmでペースメーカーは外れており、外国人選手が数人、間隔を置いて泉岳寺方面へ。つづいて帽子を被っている日本人。大迫だ!と思ったのですが、ちょっと感じが違うようです。

走路監視員のスポーツボランティアは黄色いコート。
多くの人がコートの下に合羽を着込んでいるようです。
走路監視員はランナーが来れば、応援ができますが、ランナーが来る前は話し相手もなく、寒さに震えています。

「寒いけど、頑張ってくださいね」
そう声をかけると、にっこり「ありがとうございます」という方もいれば、不思議そうな視線を返す方。さまざまです。



39.8km収容関門(15時45分)
まだ、先頭のランナーも来ていないのですが、既に「OFFICIAL」のシルバージャンパーを着た大会関係者が大勢詰めていました。
ここまで来ればあと2km。行幸通りを走ることなく止められてしまうのは、さぞかし切ないことでしょう。
僕も一度、関門で収容されたことがあります。ロープが張られた関門が見えた時、これは何かの見間違いだよね・・と一瞬、現実として受け容れるのを脳が拒みました^^;)

つづく

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