牛だって殺したことがある?イルカ
「なごり雪」
そして、イルカといえば、これを聴かないと「金返せ」と数人が言いそうなヒット曲
僕は双眼鏡を取りだし、厳しい眼差しでのぞき込み、イルカがどんな表情で歌っているのか確認する。
でも「4Kテレビとか絶対買わないでください」と言うイルカに配慮して、すぐに鞄に仕舞う。
目を閉じてみる
ずいぶん長い間、EP盤、カセット、PCM、CD、パソコンと時代の流れに沿ったデバイスで聴き継いで来た曲が、今目の前で、同じ空気の振動できこえている
そして、夫である神部和夫さんと巡業?した時に生まれたことを紹介して最後の曲へ
「いつか冷たい雨が」
この曲は「イルカライブ」のエンディングに収録されていて、僕はこの曲を聴いてイルカの大ファンになった。
♪牛だって殺したことがありま~すぅ
あれ?この曲ってそういうワイルドなテイストだったっけ
「中野で生まれ育った」と言っていたけど、実家は畜産農家だったのか?
でも、確かにそう聞こえたよな・・
この謎は翌日カラオケで、この曲を歌って解けた。
正しくは「虫だって殺したことたありま~すぅ」である
曲の前半に「牛や鳥やお魚も人間のためにあるのよ」という歌詞があったため「牛だって殺したことがある」と聞こえたのだ
イルカが牛を絞めるところを想像してしまった、私を許してください^^;)
ここでイルカが袖に下がり本編が終了
時計を確認すると、係員が告げた終演時刻まで、さほど時間がない。恐らくアンコールはそれほど長いものではないのだろう。
一口だけ水を飲み、すぐにアンコールの拍手に参加する。
ステージに照明が戻り、イルカと太田裕美が再登場
ずいぶんカジュアルな服装にお色直ししている
太田裕美がパンジーを履いているかは確認できなかった\^^)オイオイ
2人で歌う今日3曲めは「翼をください」
オリジナルはイルカがシュリークスの一員として歌手デビューした1971年「赤い鳥」がシングル発売した。
アンコールは1曲限り
歌い終えると、割とあっさり、2人は仲良く袖に消えた
これでいい。
名残惜しくないわけではないが、だらだらとステージに居残る演出は見飽きている。これくらい、あっさりしていていいのだ。
一期一会
これきりかも知れないし、また会いに来るかも知れない
もう心はここに残さないので、僕らは明日もまた、違う自分を探しに行く
20:35終演
グッズ売り場に開演前よりも多くの人が群がっているのを尻目に、まだ寒さ厳しい二月の中野へと飛び出した。
おわり
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