ノベルティの域を超えた、リニア試乗お土産のボールペン
11:00
「わくわくやまなし館」を後にして、順路に従って「リニア見学会場」へ向かう。
建屋の入口には、今日お目当ての1つ「顔出しボード」
自分が顔を出して撮りたいならば、スタッフがシャッター係を担ってくれる。
もちろん、その申し出を辞して顔無しで撮影。
スタッフは画角に入らぬよう、迅速に両脇にどいてくれた。
入口で手荷物検査を受け、金属探知機のゲートをくぐる
そう、リニアは「陸を飛ぶ飛行機」なのである
レールの上を走る電車とは、仕組みも速さも違うから、車内でテロ行為があると、被害は全車両に及ぶ。
2027年の実運用が始まった折も、こうしたセキュリティチェックがありそうだ。
仲野君はセンサーが反応して、やり直しを命じられ、2度目でようやく入場が許された。
入館すると次は「発券」
事前郵送された「JR東海超電導リニア 搭乗予約証明書」に印刷されたQRコードを発券機にかざすと、2人分の「リニア搭乗券」が吐き出された。
リニアは、乗車ではなく「搭乗」なのである。
搭乗券には氏名、乗車日時、搭乗口、座席番号などが印字されており「搭乗手続きは11:20までにお済ませください」とある。
といっても搭乗口は目の前であり、途中に売店やカフェがあるわけでもないので、すぐに搭乗ゲートを通過。ちなみに手荷物は事前にコインロッカーに預けることになっている。
車内の収納スペースは、新幹線よりも小さく、持ち込み手荷物の大きさには規制が必要だろう。
しばらく順路に沿って進むと、そこには「事前説明会場」が広がっていた。
L0系は現在「5両」編成だが、リニア試乗で乗客を乗せるのは2,3,4号車。
会場は左から、2号車、3号車、4号車の座席レイアウト同様に椅子が並んでいて「試乗客」は搭乗券の座席につく。
11:25
説明が始まる
座席には「中央新幹線」のパンフレット、お土産のクリアファイル、ボールペン、メモ帳などがセット組して置かれている。
このボールペンは嬉しかった。
機能面、デザイン共に申し分ない。これが「shop2027」で売られていたら買っていた。そう思うほど、ノベルティの域を超えたクオリティだ。
説明係員は滑舌がよく、洗練された名調子で話す。
まるで、プロみたいだ(って、こういうのをプロというのか)
お土産について1つずつ説明していく。小さいお子さんにはペーパークラフトなど、あと数点のプレミアが付くらしい。
一瞬「ボク、子どもでちゅ~」と言いそうになったが、思いとどまる。
「このボールペン・・もちろん、新品です」
思いも寄らぬコメントに、ボクは爆笑してしまう
しかし、会場の他の誰もが笑わない
え?ふつーここは笑うでしょ?
お土産に中古品を入れるわけないだろっ
と内心でツッコンだが「ペン先を保護するキャップが付いています。よく"これ書けないよ"というお問い合わせをいただくので申しあげました」と続き、あぁそういうことねと納得した。
ボクは着席してすぐ、ボールペンを発見するや否やキャップを外し、メモ帳に「た め し が き」と書き終えていたのだった。
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