令和が始まる日につくる想い出
もうすぐ平成も終わり、5月1日からは令和が始まる
令和が始まる日、なにか想い出に残るようなことをしたいと思っている。
日頃からしていることをしても、想い出には残りそうにない
日頃はしていないことをしないと、想い出には残りそうにない
日頃はしていないこととは、何だろう
映画を見に行く
川べりを走る
そんなことでは、その日の想い出だと、あとで認識できないだろう
想い出に残るとすれば、かなり変わったことだ
その日すれ違った町中の人に挨拶する
電車でとなりに座った女性に声をかける
尋常じゃない
子どもの頃「この子は残る」と言われたことがある
その場に居た人じゃないと分かりづらいので、補足して言うならば「この子にとって、このような出来事は、将来的に想い出に残る」という意味だ。
その言葉は、母の知り合いが集っていた場所で、その家の主であるおじさんからもたらされた。
記憶が定かではないが、工務店のような家の土間で「男はつらいよ」の居間のように大勢の人が詰めかけていた。
そこで、僕は何か「いいこと」をしてしまったのだが、それを周りの大人から「エライねぇ」と褒められて、照れくさくてうつむいていた。
子どもの頃から根がシャイなのだ
その時に件のおじさんが言った
「この子は残る」
周りの大人も「そうじゃね」と山口弁で賛同した
僕は「そんなものかな」と想い「そんな風に言われると僕のような天邪鬼の場合、返って忘れるんじゃないか」と心の中で思っていたが、口には出さなかった。
そして数十年経った今、やはり覚えていない
なにが「この子は残る」だ
このことから学ぶとすれば、狙って覚えるような想い出をつくることは難しいということだ。
時折そして定期的に繰り返し思い出す過去の出来事というのは、たいてい苦々しいもの。
「なんで、あんなことを言ったのだろう」というトラウマだったりする。
令和元年の初日となる2019年5月1日
誰かにおかしなことを言って、苦々しく思い出すような想い出を作りたくはない。
一日中、家にこもり、ネットも遮断して本でも読んでいようかと思っている。
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