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2019年4月 6日 (土)

お座りいただけます「空席」を示す「赤」ランプに違和感

9:07 八王子発


ここから、もう停車駅はない。ひたすら我らの目的地「大月」を目指す。


頭上には「空席=未指定席」を示す赤いランプが多数灯っているが、客席は埋まっている。大半の客が「未指定券」で乗っているということだ。


赤:空席です。お座りいただけます。
黄:まもなく指定席発売済みの区間となります。
緑:指定席発売済みの区間です。
(JR東日本「中央線が、変わる。」パンフレットより)


それにしても赤いランプの席が「空席」で「お座りいただけます」というのに違和感がある。僕は赤といえば「禁止」と受け取るタイプの人間だ。そして、こういうタイプの人のほうが多いのではなかろうか。もしかして、外国人は「赤=OK」と思うのか、謎だ。


中央本線は山を切り開いた谷のような場所が多く、遠くまで見通せる車窓の景色は滅多にない。
少なくとも大月までは、景色を楽しめる列車ではない。


9:35 大月到着


多くの観光客(大半は外国人)は「かいじ」を降りて改札とは反対方向の左へ歩いて行く。これから切り離される「富士回遊」に乗り換えるためだ。


彼らの大半が「座席未指定券」で乗車し、大月までは(車両数が多く、空いている確率が高い)かいじ車両で空席に座り、大月で「富士回遊」へと車両移動している。
「かいじの方が空いている」というクチコミ情報が、ネット上に上がっているのだろう。



3月15日以前ならば、新宿から富士山をめざす人々は、ここ「大月」でJRから富士急行に乗り換えて河口湖を目指した。
今回のダイヤ改正でデビューした「富士回遊1号」ならば、乗換なしで河口湖まで行くことができる。
こうしてJRが私鉄の線路に乗り入れるというのは、僕のように古い時代に生まれた人間にとっては、とても斬新なことだ。
口先だけやスタイルとしての「**ファースト」ではなく、真に顧客のことを考えて、手を携える皆さんに拍手を送る。


ここで、切り離された「富士回遊1号」
この後、富士急行の線路に乗り入れて、10:22に河口湖へ着く


 


僕らは少しだけ急ぎ足で改札を抜けて、駅から右に出て駅前ロータリーバス2番乗り場に向かう。
既に「センター」へ向かう人たちが行列を作っているので、そこが目指す乗り場だということは容易にわかる。
急いだのは、このバスが「満車になることがある」と聞いていたからだ。
もしも、このバスに乗れなければ、次のバスまで1時間をここで過ごさなければならなくなる。それだけは避けたい。

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