聖火ランナーは200mを何分で走ればよいのか?
2019年6月17日、聖火ランナーの募集が始まる。
口火を切るのは「日本コカコーラ」
1人での応募のほかにグループでの応募も受け付ける
続いて6月24日には「トヨタ自動車」「日本生命保険」「NTT」が募集開始
殿(しんがり)は7月1日に47都道府県それぞれの実行委員会が募集開始。
たとえばあなたが長崎県に住んでいる場合、スポンサー4社と長崎県の実行委員会の合わせて「5」組織に対して応募ができる。
募集〆切は「5」組織共通で8月31日
お盆に親戚と集まった時は、ぜひ「誰か走らんね」「いやぁおいのごとメタボはムリばい」と盛り上がってもらいたい。
募集枠
■総数:1万人
■スポンサー枠:およそ7,500人(4社合計)
■実行委員会枠:およそ2,500人(47都道府県合計)
日本の場合、1万円払って42.195km走りたい人が「東京マラソン」だけで30万人いるので、タダで200m走ればよい「聖火リレー」ならば60万人くらい応募者がいても可笑しくない。
当選発表は「5」組織共に2019年12月
聖火ランナーの選考においては「(震災の)復興支援、地域活動に貢献している」ことが重視される。
だからと言って何も貢献していない人は選ばれないかというとそういうわけではない。国籍、障がいの有無、性別などのバランスに配慮して選ばれる。
応募要件は「2020年度、中学生以上」で「自らの意思で聖火を安全に運ぶことができる人」
そこには「走る」「歩く」といった条件は入っていない。
そこで「当選」したとして、どれくらいの速さが目安となるかを予想する。
1人あたりの「持ちタイム」ならぬ「受け持ち距離」は200m
プロのマラソンランナーの「1km3分ペース」ならば 36秒
市民ランナーがマラソンを「5時間」で完走するペースである「1km7分ペース」ならば1分24秒
ちなみに「東京マラソン」のテレビ中継で市民ランナーをみて「なんだ、この人たち歩いてるんじゃないの?」と目に映るスピードがおよそ「1km7分ペース」
「観る側」の人はトップアスリート達の「1km3分」に目が慣れているので「1km7分」を見ると停まっているように見える。
聖火リレーでは、200mを「1分30秒」は速いほうの目安になるだろう。
日頃、走っている「ランナー」であれば、気負って速く走りすぎないよう、本番直前はGPSをにらみながら「7分より速く走らない」練習が必要になる。
では、日頃走っていない人、つまり「ウォーカー」について。
少々早足で歩くと、それはおよそ「1km12分ペース」その場合 2分24秒。ただし一応「聖火ランナー」なので、完全に歩いていると顰蹙を買いそうだ。
では、軽く走った場合どうかというと「1km12分」かけるのはかなり難しい。走る=両足共に宙に浮いている時間があると、人はそれほどゆっくり前に進むことができない。かなり、ゆっくり牛歩のイメージで走っても、1km10分ペースには納まる。その場合、200mはちょうど2分。
そして、1km12分で歩くのも1km10分で走るのも、それほど負荷は変わらない。
マラソンを「7時間」ぎりぎりで完走した経験者ならば、よくわかるが「速く歩く」よりも「遅く走った」ほうが速い。
東京五輪1964の時と比べると格段に軽くなったトーチをかざし、沿道の大声援を受けながら、ゆっくりと2分走ることは、さほど難しくない。
走る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら走らにゃ損損!
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