勝負を分けた34kmエイドのお汁粉
34km
水のテーブルで水をもらう
その先に「お汁粉」テーブル
見ると水と同様の大きさの紙コップに入っている。
これならば、飲みやすそうだな・・
一瞬、迷ったがやはり見送る。今はそれどころじゃない。
一瞬の迷いはこのレースを諦めようという僕、いや最後まで諦めちゃダメだろう?という僕のせめぎ合い。
3秒くらい考えた
そして、後者の僕が勝った
そして、この判断がレースの成否分けた
「お汁粉」を諦めて「水」だけで走り始める
すると、そこには信じられない光景があった
「青い風船」がぐっと近づいている!
お姉さん、お汁粉飲んだのか ^_^
さっきまで視界から消えていた「青い風船」を再び視界の先に捉えている。
一気に「勇気」という血液が心臓から全身へ巡り始めたのがわかる
35km
スプリットブレスレット確認
4分45秒の遅れ
この5kmで遅れはさらに1分15秒拡大しているが、ペースメーカーのお姉さんが「お汁粉タイム」を取ってくれたお蔭で、目標ができて、レースに希望が戻って来た。
35~36kmの区間は再び一車線規制
片側二車線の左側を走るが、ランナーはまばらでありコース幅は十分。
視界の上端に青い風船をとらえている。
その姿はさっきまでの頼りなさが嘘のようにしっかりとしている。
37kmまでに追いつければいい
ここで7つめ、最後のジェルをポーチから取り出す。
最後の切り札として残しておいたのは「shotz カプチーノ」
45gで117kcalというわずかな熱量だが、2010年の長野マラソンで使い始めて以来、欠かしたことがない銘柄だ。
封の部分が落下しないよう慎重に切り開き、口に流し込む。
甘い!
「お汁粉」は取れなかったが、僕にはコレがある
二つ折りにして絞り出す。まだたくさん残っている。さらに四つ折りで残りを絞り出したところで残りは諦めた
多摩川のジョギング中ならば、八つ折りにして最後の一滴を絞り出すところだが、レース中にはそんなヒマは無い
空き袋はランニングパンツの右ポケットに入れる
ポケットはゴミの捨て場としても欠かせない!
(一週間後に同じ場所で発見された)
効いた!
その言葉を脳が言った
それは「残り7kmを乗り切るための新たな援軍が加わった」という自己暗示なのだが、なにも自覚がないのに、脳はだまされない。
初めて「ゴールまでジェルを摂り続ける」を実践した2010年ならば、脳がだまされてくれた。だが、何年も同じことをやっているうちに、ここ数年は脳からの言葉は出てこなくなっていた。
36km
36kmで左斜めの側道へ
左折なのだが、手書きで「左折禁止」の標識が出ていて可笑しい。
5km過ぎに下ってきたオーバーパスへと上っていく。
この坂が恐らく、つくばコース「二番めの難所」
上り勾配では距離が一番長い
ちなみに「一番の難所」は筑波大学構内に戻ってからの最後にやってくる。
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