V・ファーレン長崎が逆転する根拠 後半の展望
7月13日の週末、J2リーグは22節
ここから「後半戦」に入る。
J2(22チーム所属)は年間1チームあたり42試合(42節)を戦う「年間1シーズン制」なので、競技上、明確な「後半戦」という定義はない。
42節は自チーム以外の21チームと総当たり、ホーム・アウェイ各1回。
21節まではその1巡め。21節までの間に同じチームと2回対戦することはない。
従って、現在は21節までに全21チームと1度対戦し終えたところ。
22節は「後半戦」2巡めの初戦にあたる。
「前半戦」長崎の成績
8位 9勝4分8敗 勝ち点31
J2リーグからJ1リーグ(ゼイワン)に確実に昇格できるのは2位以内
最低でも2位との勝ち点差「6」を逆転しなければならない。
さて、ここからが掲題の「後半の展望」
結論から言う主義なので先に言うと、長崎の2位以内の確率は「80%」と推察する。
■80%の根拠
逆説になるが、それは「2つのマイナス面」が根拠である。
①「様変わり」
今季、ゼイワンから落ちて来たのは「柏レイソル」と「長崎」
前シーズン終わりの序列から言えば、この2チームが1位、2位に来ておかしくない。
ところが、Jリーグクラブは毎年大きくメンバーがいれ替わる。
NPBのように「入団後8年は自由に移籍できない」という縛りがないからだ。
本人の意志があり、獲得クラブが(選手、クラブに)お金を払えば、移籍は可能だ。
「柏」は主力の大半が残留したが、長崎は鈴木武蔵、中村慶太、飯尾竜太朗といった主力がJ1クラブへ移籍してチームを去り、期限付きで来ていた中原彰吾も札幌に戻った。
「君はJ2で戦う選手じゃないよ。J1で活躍の場を設けるから、こっちにおいでよ」
というお誘いにのったわけだ。Jリーグではそれ自体、ごく自然なことだ。
前年からJ2リーグに居たチームはというと、多少の差はあるものの、長崎ほど「様変わり」はしていない。
従って、シーズン開始時点で、もっとも「チームができていなかった」のが長崎であり、それはハンデキャップである。
②「過密日程」
基本的に、J2カテゴリーのクラブは「J2リーグ戦」と「天皇杯」に出場する。
柏と長崎はこれに加えて「ルヴァンカップ」に出場した。
そして、プレーオフステージに進んだのは長崎だけ。
従って、長崎は柏より+2試合、それ以外の20クラブよりも+8試合を消化した。
全チームともに選手数はほぼ同じであり、試合が多いということは、個々人の「疲労度」が最も高い。
ほぼすべてのJ2リーグ戦にベストメンバーで臨む20チームと、MID WEEK(水曜)の試合と選手をやりくりするチームでは「フィジカルコンディション」という点でハンデキャップがあった。
つづく
→V・ファーレン長崎 2019シーズン記録
→V・ファーレン長崎 2018シーズン記録
→V・ファーレン長崎の歴史
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