青い風船、5時間ペースメーカーのお姉さんがゴール
あぁ、きつかった。
やばいよ、やばいよ
ゴールして瞬時に僕は出川哲朗になった
もう一歩も走れない
歩くのだって足を引きずっている
スポーツボランティアから、ポカリスエットイオンウォーターを受け取る
でもその先は東京マラソンのように系統立てた「こちらへ進む」と言った導線はない。
走り終えたランナーは自由気ままに過ごしていて、何人かはスタンドの縁に腰掛けている
しばらく歩いたところで、僕も同様に腰をおちつけた
よかった・・
目標クリアの安堵
そう、ひと息ついたところに「青い風船」をつけたペースメーカーのお姉さんが帰ってきた
手にはポカリ、そして二人揃って爽やかな笑顔を浮かべている
その表情には、無事役割を全うした安堵感がにじみ出て美しい
駆け寄ってお礼を言おう・・
そんな気力は僕には無い
時計をみるとちょうど「5時間」
へぇ、本当に5時間なんだ
後ろにいる時は「ちょっと早すぎるよ、マージンとっているんだろうな」と思っていた
本当のところはわからないが、ペースメーカーがゴールしたのは確かに、ぴったり5時間だった。
ランナーデスクで参加記念品「地元名産品」を受け取る
ナンバーカードの下に切り取り線のついた引換券が印刷されていて「ラングドシャ」と書かれている
僕は菓子に疎いので、それがどういうものかわからない
ただ、帰宅後食べてみて、いい意味で裏切られた。美味しかったのである。
封を開けた途端にブルーベリーの強い香りがして、クッキーはぼろぼろに崩れたりしない。そしてクリームはほどよい甘さ。
TXつくば駅に同じものが売られていたので、もう1個買ってもよかったくらいだ。
■つくばの青い果実のラングドシャ
ラングドシャ(langue de chat)はフランス語で、細長い形のクッキー、ビスケット
製造販売:阿さ川製菓
10枚600円
TXつくば駅構内売店「つくばの良い品」や構内「つくばコレクション」の幟がある店で販売
「フィニッシュ後10~20分で完走記録証が発行される」と聞いていたので、それを待って受け取る
よくやった
38.2kmで追いついたペースメーカーを一気に抜いたのがよかった。そして34kmエイドでお姉さんが「お汁粉タイムロス」してくれなかったら、追いつけなかった。
勝負を分けたのは紙コップ一杯のお汁粉だった
「サブ4」ランナーが集うつくばマラソン
僕が出発エリアに戻る頃、皆さんは屋外でレース後の食事を楽しんでいる
コインロッカーから荷物を取り出して、着替えテントへ
帰り支度をする着替えテントは既に閑散としている。
「それ、新しいやつですか?」
着替え終えて靴を履こうとすると、一人のおじさんが声を掛けてきた。
蛍光オレンジ鮮やかなアッパーを見て、ヴェイパーフライ4%フライニットについて尋ねているのだ。
「新しいやつ」と尋ねるからには、初代「ヴェイパーフライ4%」と二世代めの「ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット」の違いを認識しているということになる。
ええ、そうです
「どうですか?」
これのおかげで10分は違いますね
そして、おじさんの反応は僕の予想とは違うものだった。
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