駅構内が左側通行の理由「階段左らせん説」
通勤で使っている2つの最寄り駅は、いずれも構内の歩道は「左側」通行となっている。
一方、そのとなり駅の構内は「右側通行」だ。
ただ、全般的に駅構内は「左側通行」が多いと感じている。
「人は右」なのになぜ、駅構内は堂々と「左側通行」と表記しているのか不思議だ。
僕はこう考えていた。
駅の管理者にしてみれば、ホームを出て改札から一斉に人が押し出される列、改札に入ろうとする人の列、それがクロスしないように順路をレイアウトしたい。
それが、大半の駅において、たまたま「左側通行」レイアウトに偏っているのだ。
だが、道路交通法が1949年に従来の「歩行者は左側」から「歩行者は右側」に改訂されたこと。
駅構内は、自動車との「対面交通」がなく「歩道、路側帯がない道路」ではないため「歩行者は右側」の規定に該当しない。
そこで、従来の名残である「左側」が残ったのだという説があることを知った。
だが、それだけでは腑に落ちない。
なにか、他にも理由があるのではないか。
そんなある日、駅の階段を下っていて、ある仮説にたどり着く。
その階段は「左側通行」で駅構内も「左側通行」だ。
階段は上り方向に向けて「左らせん」構造になっている。
思い起こしてみると、駅の階段に限らず、雑居ビルの階段も、階段というのは上り方向に向けて「左らせん」が多いのではないか。
人間にとって「上り」と「下り」では「上り」の方が心拍数が上がる。つまり「きつい」
「きつい」思いをする方が、最短距離を歩けるようにすると、上り「左らせん」の階段では、上る側が「左側」を歩くことになる。
ここからは「鶏が先か」「卵が先か」の話しになる。
パターン【1】
歩行者は左側通行
↓ ↓
階段は上り方向「左らせん」で設計するのが標準になった
パターン【2】
階段は上り方向「左らせん」が多かった
↓ ↓
歩行者は左側通行にした方が楽だ
法律の制限もないことだし・・
とりあえず、僕はこの「駅構内左側通行・階段左らせん説」で納得した。
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