お客さん思いの阪急百貨店
福岡空港は新装成っていた
去年までの場合、飛行機を降りると、となりのビルまで長い距離を歩かねばならず、これから楽しい旅だというのに、薄暗い通路を歩いているうちに気持ちが沈んでいた。
新装後はすぐに地下鉄の駅まで降りることができる。
そして、天窓から光を採っており建物の中が明るい。
さぁ九州に着いたぞ!と幸せな気持ちが起きた。
地下鉄空港線は相変わらず、狭くて暗いが、これは致し方ない。
もうずいぶん古いのだから。
博多で降りて、駅のコンコースに上がり、まずは佐世保まで帰る「特急みどり」のインターネット予約切符を発券。
JR九州切符は何処からでもインターネットで予約できるが、切符の受け取りは九州管内の駅に限られている。
実券主義のJR在来線では、この不便さは当面変わりそうにない。
ナイルカレーの開店まで、まだ時間があるので博多銘品蔵で親戚への土産を探す。
ここの人口密度は、今回博多駅、天神を散策した中でも最高だった。日本人、外国人が入り乱れて博多の名物、銘菓に群がっている。僕はその中から「伊都きんぐ」の「白い、チョコぱいおう」を選んだ。これは親戚から好評だったので、後日、自分用にも買って帰った。
この後の天神散策を身軽にするために25Lのリュックをコインロッカーに入れる。
世の中はお盆ウィークに入っており、ロッカーの空きはあとわずか。数時間後に来た時に空きはなく、僕がキーを差し込み荷物を出そうとすると、真横に20台女性がぴたりと着いて、ぎょっとした。
ナイルカレーが入っているらしい阪急の前で10:00の開店待ち。
だが、店舗一覧をみてもどこにもナイルの文字はない。
「二年で五割が閉める」と言われる飲食店業界は、インターネットで見た情報が一瞬で古くなる。
もしかして、もうやっていないのか・・
阪急の入口には30人ほどの客が開店を待っている。
通常、デパートの開店というのはガラス扉の向こうで店員が整列しているものだが、阪急では冷房が効いている屋内で待たせてくれるうえに、冷たい緑茶まで振る舞ってくれた。
開店と同時に買い物客は足早に、それぞれの目的地へ散っていった。
僕はわかりやすい順路案内に沿って地下一階へ。
そこは、いわゆる「デパ地下」の食品売り場であり、事前に想像していたレストラン街はなかった。
隅から隅をほぼ一周してもナイルは見つからない。
やっぱりなくなったんだな・・
そう諦めかけて覗いた最後の一角に、壁際のカウンターだけの店ナイルカレーはあった。
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