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2019年9月15日 (日)

MGC 井上大仁が五輪枠をとるための作戦

2019年9月15日、2020年東京五輪男女マラソンの出場選手選考レースとなる「MGC」が行われる。

従来、五輪代表枠は複数レース結果をふまえた「会議選考」だったが「MGC」では予選を経たうえでの「一発選考」とした。
実際には「MGC」で決まるのは「2枠」のみ。救済レースであと「1枠」が決まるので「二発選考」である。


東京五輪で「メダルが取れる」実力を見極めるためのレースなので、東京五輪マラソンとほぼ同じコースを使用する。
通常、日本陸連が主催する選考マラソンは男女別々に開催するが、東京の都心を臨時選考レースのために2度も封鎖できないので、男女同日開催。男子>女子の順で時間差スタートする。

男子 8:50 TBS
女子 9:10 NHK

■東京五輪本番のコース
オリスタ~皇居~四谷~品川~銀座~神田~浅草で折り返す1WAYコース

■MGCのコース
明治神宮外苑~神保町~日本橋~浅草~日本橋~品川~日本橋~皇居~明治神宮外苑

オリスタが完成していないため、その付近である明治神宮外苑が発着会場となっている。


MGCシリーズ対象レース(予選)
■男子:北海道マラソン、福岡国際マラソン、別府大分毎日マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソン
■女子:北海道マラソン、さいたま国際マラソン、大阪女子国際マラソン、名古屋ウィメンズマラソン


【MGC 時系列の記録】

2017年8月
「マラソングランドチャンピオンシップシリーズ」(MGC出場権獲得対象レース)開始
北海道マラソンで村澤明伸、前田穂南がMGC出場権獲得

2017年12月3日
福岡国際マラソンで大迫傑、上門大祐、竹ノ内佳樹がMGC出場権獲得

2017年12月17日
防府読売マラソン 川内優輝が2時間10分28秒で優勝 MGC出場権獲得

2019年9月15日
「マラソングランドチャンピオンシップ」で東京五輪マラソン2枠決定

MGC開催後
「マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ」で1枠決定

*五輪マラソン出場枠は1つの国で上限3、日本は3枠保有

2020年
8月2日、2020年東京五輪女子マラソン開催
8月9日、2020年東京五輪男子マラソン開催


男子は大迫傑、設楽悠太、井上大仁が優勝候補に挙げられているが、彼らの目的は優勝ではなく「2位以内」
あくまで、めざすのは東京五輪の「銀」「銅」メダルであり、その出場権を得ることが目途だ。

設楽悠太が会見で「前半飛ばしたら誰もついてこないかな」と語っていたが、それは「大迫か設楽が逃げたら、他は安全な2位狙いに切り替えて追ってこない」という意味かも知れない。
ただ、その作戦が許されるのは優勝候補の3人だけだろう。
ペースメーカーは付かないレースだが、恐らく終盤まで牽制し合うダンゴレースとなるはずだ。

ダンゴレースの展開になった時に有利なのは「ズームX ヴェイパーフライ NEXT%(以下NEXT%)」を履く大迫傑と設楽悠太。
井上大仁はasicsの「メタライド」を履くかも知れないが、この靴は主要大会での実績がなく、その性能は未知数。

「NEXT%」の衝撃吸収性能は、初代「ヴェイパーフライ4%フライニット」第二世代「ヴェイパーフライ 4% フライニット」から格段に向上している。
ダンゴレースになった時「足を残している」のはNEXT%を履いた選手であり、大迫傑、設楽悠太が1-2位を占めるのではないか。

井上大仁が2位以内に入るには、彼こそが「前半飛ばしたら誰もついてこない」作戦をとらなければならない。
長崎県出身、井上大仁が攻めの姿勢で五輪枠を「一発」ゲットすることを期待したい。

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